2022-09-14 Wed
前回の更新から中20日近いブランクを頂いた当ブログ。そろそろG1シーズン到来となりますが、今回も2歳戦のピックアップを行います。今年からレース回顧の態勢を変えたので、先月に関してもその気になれば2歳重賞の回顧をここで行えたのですが、そこを勝った馬よりも逸材と思える馬に出会えたので、そちらを取り上げます。※8月6日新潟芝1800m・メイクデビューより、フェイト
今回も先月と同様に新潟芝1800m戦を勝ち上がった馬を取り上げることにしましたが、今回ピックアップのフェイトは2016年のドバイターフを制したリアルスティール産駒で、父子二代矢作芳人厩舎所属馬となっています。父のリアルスティールはデビュー戦に芝1800m戦を使い、その時に2着馬に0秒6差をつけて勝利したのですが、フェイトは2着馬に0秒9差と父を超える着差をつけて勝利しており、大物感が漂っています。リアルスティールはデビュー戦の次走に選んだ共同通信杯で後のクラシック二冠馬ドゥラメンテを相手に勝利を収めましたが、フェイトがどんな出世街道を歩むのか、非常に楽しみです。
2022-08-24 Wed
前回から約4週間ほどのブランクが発生した当ブログ。ブログ熱がおとなしくなりすぎているところもありますが、競馬に対する情熱は絶やさずにいるつもりなので、よろしくお願いいたします。さて、ここでは7月の2歳戦からのピックアップを行いますが、7月の最終週から始まった新潟開催は8月第1週まで小倉開催が夏休みに入った影響もあってか、人馬揃って”締まっている”という趣があります。それ以上に、芝の高速化がどえらいことになっていて、これが今後にどんな影響をもたらすのかは気になるところですが、今回は7月31日に行われた新潟の新馬戦を取り上げます。
※7月31日新潟芝1800m・メイクデビューより、ダノントルネード
レース全体の上がり3ハロンが32秒5で、上位6頭が上がり3ハロン32秒5以内の決め手勝負となった一戦。結果は栗東所属の社台グループ生産馬によるワンツーフィニッシュとなりましたが、2016年のエリザベス女王杯優勝馬の子を抑えて勝利を収めたダノントルネードは今年の日本ダービーで1番人気に支持されたダノンベルーガと同様にダノックス所有のハーツクライ産駒となっています。母方の血統を見ると欧州寄りという趣があり、本格化までに時間を要しそうな雰囲気もありますが、所属馬の勝ち上がりに定評がある中内田充正厩舎所属ということもあり、今後の成長ぶりが楽しみです。
2022-07-26 Tue
次の週末は7月の月末で、そこが終わるとすぐに8月に入りますが、そんな中で当ブログにおいて取り残されていたコンテンツの5月と6月の気になったレースを振り返りを行っていきます。だいぶ過去の話となってしまっていますが、今週いきなり楽しみと言える馬と、競走生活のみならずさらに先のことも楽しみと言える馬が勝ったレースについて取り上げていきます。※駿風S(5月)
1着・トキメキ(父アドマイヤムーン)
2着・ジャズエチュード(父I Am Invincible)
3着・テーオーマルクス(父ロードカナロア)
ラップタイム・11.8 - 10.0 - 10.6 - 10.9 - 11.8
今週末から新潟開催が始まる中で、31日日曜日に開催されるアイビスサマーダッシュと共に夏の新潟名物となっているのが直線1000mで行われる2歳未勝利のミルファーム祭りですが、5月の新潟開催における最初のメインレースである駿風Sを制したのが、今度のアイビスサマーダッシュで有力視されている1頭で、ミルファーム生産のトキメキです。トキメキは2歳11月の東京芝1600m戦でデビューした馬で、ミルファームの競走馬としてはエリート寄りに属する馬ですが、兄に2016年のニュージーランドトロフィーで2着に入ったストーミーシーがおり、兄と同様に新潟でオープンクラスの勝利を果たせるかどうかというところにも注目が集まります。
※6月26日阪神芝2200m・3歳以上1勝クラス(6月)
1着・ゲーテローズ(父ノヴェリスト)
2着・グラウンドマジック(父エピファネイア)
3着・レッドバリエンテ(父ディープインパクト)
ラップタイム・12.6 - 11.1 - 12.0 - 13.8 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 11.9 - 11.5 - 11.2 - 11.7
宝塚記念開催日に宝塚記念と同じ阪神芝2200m戦として行われた一戦。こちらはレース中盤で大きく一息入れて、ラスト4ハロンで11秒台のラップを刻み続けるレースとなり、決着時計で言えば今年の宝塚記念とは4秒6差ですが、勝ったゲーテローズは2001年のオークス・2着馬であるローズバドの娘で、この時の勝利で未勝利戦に続く連勝を飾りました。タフな条件で才能を開花させている趣があり、仮にここから先の走りが芳しくなかったとしても、繁殖入りしてからの動向には目を配っておきたいところです。
2022-07-13 Wed
昨日、一昨日、日本最大級のセールであるセレクトセールが開催され、再来年以降の日本競馬にワクワクしていますが、先月から来年のクラシックを戦う馬たちのデビュー戦が中央競馬で繰り広げられています。セレクトセールまでの2歳戦は産駒デビューの新種牡馬のアピール合戦の趣もあり、そのパフォーマンスに対して意識を逸らさないことも必要ですが、それでも来年のクラシックで楽しめる2歳戦勝ち馬をピックアップしていけたらと思います。※6月4日中京芝1600m・メイクデビューより、ダイヤモンドハンズ
2022年最初の中央競馬2歳戦を制したのは、新種牡馬サトノダイヤモンド産駒のダイヤモンドハンズでした。管理している池江泰寿調教師はサトノダイヤモンドも管理しており、オーナーがサンデーレーシングということで、11年前のクラシック三冠馬オルフェーヴルのタッグということにもなりますが、ダイヤモンドハンズの母はサトノダイヤモンドの母と同様に南米で活躍した馬で、血統的には今年の日本ダービーのような極限の高速決着に向いていそうな趣があります。