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Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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2011年クラシックの台風の目・Storm Bird
ステイゴールド産駒のオルフェーヴルに三冠馬となるチャンスが巡り、ディープインパクトとデュランダルの産駒が牝馬クラシックを制した2011年のクラシック戦線。20年前に日本にやってきたサンデーサイレンスの血が父系として日本競馬を席巻し、様々なタイプの子供が輩出されていますが、今年のクラシック戦線でもう一つ見過ごせないのがアメリカで繁栄しているStorm Catの父にして、日本では馴染みの薄いStorm Birdの血が母の父系として活躍しているところです。

※Storm Bird、日本での足跡

http://ahonoora.com/storm_bird.html

世界の競馬の父系とも言えるノーザンダンサー、その直子にあたるStorm Birdですが、日本において直接の産駒が活躍したのは、スキーパラダイスの弟で1995年のきさらぎ賞を制したスキーキャプテンぐらい。父系として名前が上がるのは、ダートG1レースで2着9回のシーキングザダイヤ(父Storm Cat)、交流重賞2勝のゲイリーイグリット(父Storm Cat)、スプリングSを制したマルチマックス(父プリンスオブバーズ)、2007年の朝日杯を制しているゴスホークケン(父Bernstien)、現役ではStorm Catを父に持つGiant's Causewayの産駒として京王杯スプリングCを制したスズカコーズウェイ、京王杯2歳Sを制している4歳馬エイシンアポロンなどがいます。母の父としては、アメリカ二冠馬サンダーガルチの弟バトルライン(父オジジアン)がダート重賞4勝、ダンスインザダーク産駒のタガノマイバッハが4連勝中に重賞2勝していますが、この2頭はいずれもG1タイトルに手が届いておらず、日本のG1では少し足りないところが見受けられます。

※エリンコートの母の2代父、ウインバリアシオンの母父

そうした中で、今年は母の2代父にStorm Birdの名前があるエリンコート(父デュランダル)がオークスを制し、母父Storm Birdのウインバリアシオン(父ハーツクライ)が青葉賞の勝利をステップに日本ダービー2着と好成績を残しています。どちらも連勝中に阪神芝1800mのレースを勝ち、東京芝2400mのG1で好走したというキャリア持ちですが、3ヶ月以上の休みを入れた次のレースで連勝ストップという経験もあり、ウインバリアシオンに関しては3戦続けて複勝圏内に入り込めませんでした。使い込んでいる時は成績が上向きで、休み明けから数戦はある程度の割引が必要ということが浮かび上がってきます。

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血統話 | 17:25:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
パートナーの血・ノーザンダンサー
歴史的名種牡馬・サドラーズウェルズが種牡馬引退(netkeiba.com)

米種牡馬・ストームキャットが種牡馬引退(netkeiba.com)


今週になって,欧米のトップサイアーである2頭が種牡馬を引退するというニュースが入ってきましたが,サドラーズウェルズもストームキャットもその父系はノーザンダンサーでした。

今日の日本競馬においても,サンデーサイレンス,またはブライアンズタイムのヘイルトゥリーズン系が栄華の影には,ノーザンダンサー系のフォローが多分にありましたが,今回のこの記事では,「父系ノーザンダンサー」の馬が日本でどのような役割を担っているのかを徹底的に検証します。


(参考記事

ちょっとした父系考察

ディープな欧州血統)



・「ノーザンダンサー系の最強父系」ニジンスキー

今や世界の父系となったノーザンダンサー。その産駒の中で最高傑作と称されるのが,英国の2000ギニー,ダービー,セントレジャーと英国三冠を成し遂げたニジンスキーで,種牡馬としても欧州三冠を成し遂げたラムタラや英愛二カ国のダービーを制したシャーラスタニ(Shahrastani)などを輩出しています。

日本においては持ち込みで入ってきたマルゼンスキーが朝日杯を含めて8戦8勝,2着馬につけた差の合計が61馬身という驚異的なパフォーマンスを見せ,種牡馬としてはホリスキーやサクラチヨノオーといったクラシックホースを輩出。また,フランスダービー馬のカーリアンの産駒がフサイチコンコルドやシンコウラブリイといったG1ホースを輩出するなどかなり馴染みの深い系統ですが,産駒の特徴としては長期にわたって一線級で居続けるという一面があります。また,マルゼンスキー,カーリアンが日本で馴染んでいるようにワンクッションを置くことによって,より日本競馬への適性を高めているという特性もあります。その意味では,「父サンデーサイレンス,母の父系ニジンスキー」の種牡馬であるスペシャルウィークとダンスインザダークを比較した時,母父マルゼンスキーのスペシャルウィークの方が,母父ニジンスキーのダンスインザダークよりも種牡馬として成功する可能性が高いと見られます。

・「The Europe」サドラーズウェルズ

欧州において栄華を誇ったサドラーズウェルズですが,自身の産駒が日本のG1を制した例は一度もありません。

ただ,母父としてはエルコンドルパサーやシーザリオ,あるいはフサイチコンコルド,ヘヴンリーロマンス,父父としてはテイエムオペラオー,メイショウサムソンなどをそれぞれ輩出。ニジンスキー同様,代を重ねて英国色を薄めることによって日本への適性を示していっています。産駒の特徴としては丈夫さと能力の高さを伝えていくタイプで,使い込むたびに強くなっていくという傾向がありますが,ケガで戦線を離脱すると立ち直るのが難しいという一面を持ち合わせています。

・「偉大な兄とは違う道,でも…」フェアリーキング

サドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキング。種牡馬としてはエリシオ,シンコウキング,ファルブラヴなどを輩出していますが,欧州のチャンピオンレースに強い馬を多く輩出し,日本でも代重ねによってチャンピオンホースを輩出した兄とは違って,こちらは短中距離寄りにシフトしています。もっとも,兄同様に追ってから味が出るタイプで,持久戦に強いタイプでもあります。

・「誇り高きフレンチマイラー」Nureyev

凱旋門賞レコードホルダーのパントレセレブルの父であるNureyev。他にも,キングマンボの母でありブリーダーズCマイル2連覇,ジャックルマロワ賞2連覇を果たしているミエスク(Miesque)やミエスク同様にジャックルマロワ賞2連覇を果たしたスピニングワールドなどを輩出しており,ノーザンダンサー系の中では屈指のトップマイラーの父系であります。

日本のトップホースではヒシアマゾンやコスモバルクなどがNureyevを父系に持っていますが,Nureyevの系統は自己主張が強い系統でもあり,母父にこの系統が入ると,その産駒は実質的に「父系Nureyev」という感じになります。また,「父系Nureyev」は東京コースのような広いコースでレースをすると本領を発揮する傾向にあり,窮屈な競馬はあまり得意としていないところがあります。

・「何でもアリのスーパーサイアーライン」リファール

欧州においては20世紀の欧州競馬で最強馬の1頭として数えられるダンシングブレーヴの父がリファール。日本においては,初の牝馬三冠を達成したメジロラモーヌの父系でもあり,21世紀の最強馬ディープインパクトの母の父系でもありますが,産駒のタイプは様々で,1頭で短距離,中距離,長距離をこなすような馬もいれば,障害レースで頂点を極めるような馬も輩出しています。この産駒のタイプの違いというのは,母馬が強く関わっていると個人的には見ています。

・「長寿の血」ノーザンテースト

日本で一番馴染みが深いのがノーザンテースト。産駒のタイプはリファール同様まちまちなところがありますが,トップホースになる馬はピークが長持ちする傾向があります。現役時代がフランスだったせいか,Nureyevのような自己主張の強さも若干持ち合わせていますが,代を重ねていくにつれて東京競馬場のような広いコースをあまり得意としなくなっているように見受けられます。

・「英国紳士の不思議ちゃん?」エルグランセニョール

現役時代はサドラーズウェルズよりも強かったエルグランセニョール。日本ではロドリゴデトリアーノ(Rodrigo de Triano)を通じてオークス馬エリモエクセルや昨年のスワンS勝ち馬スーパーホーネットが「父系エルグランセニョール」の名を高めています。最近ではアルナスラインの母父がエルグランセニョールですが,父系としてはピークを迎えるとG1に手が届こうかというところまで来る一方で,突如として調子を崩すといった一面もあって安定性に欠けます。昨年のダービー1番人気馬フサイチホウオー,昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したトールポピーの母であるアドマイヤサンデーは,その母父にエルグランセニョールの名前がありますが,フサイチホウオーが日本ダービーで期待を裏切って以降全く走らなくなった一因として,エルグランセニョールの血が絡んでいるかもしれません。

・「基軸はマイラー」ラストタイクーン

現役時代は短距離路線で活躍した馬。種牡馬としてはマイル路線を中心に活躍していますが,広いコースを好むNureyevと違ってこの馬はコースを問わないところがあります。ただ,あまり無茶なローテーションを組んでいると馬が枯れていくので,そこは注意のポイントです。

・「柔軟性に富んだ快速血統」Danzig

ノーザンダンサー系の中で最も快速馬が揃っている系統はこのDanzig系。先行力の高さはアメリカ的なイメージもありますが,父系としてより繁栄しているのは欧州方面となっています。走った国や生産拠点などの後天的要素によって,繁殖馬としてのタイプが決まるところがあるので,繁殖馬そのものの本質を見極める必要性がある系統です。

・「ごり押し歓迎のアメリカンサイアー」ストームキャット

母父がアメリカ最強馬の1頭であるセクレタリアトであるせいか,産駒のタイプも前半勝負型に出やすい典型的なアメリカンサイアー。スピード能力の高さはDanzigに引けを取りませんが,そのスピードを末脚に転化できないタイプで,そのことが日本における躍進を阻んでいるようにも思えます。

・「ポスト・サンデーサイレンス?」フレンチデピュティ

クロフネの父として名を馳せたフレンチデピュティ。今年の春の天皇賞を制したアドマイヤジュピタの父でもあるということで,今後躍進が予想される父系でありますが,過去の優秀な産駒を見ていくと割と母方の血の影響を受けやすいタイプのように見受けられます。

なお,フレンチデピュティ産駒は芝よりもダートで多くの勝ち鞍を得ていますが,中央のダート重賞を制したのはクロフネだけという意外な一面があります。また,母次第ではあるものの,小回りコースをあまり得意としていない節もあります。フレンチデピュティ産駒のG1馬であるクロフネ,アドマイヤジュピタ,ピンクカメオを見る限りでは,早め早めの勝負に出て,直線では粘り込みを図るのがベストの戦術ではないかと思われます。

血統話 | 01:03:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
ネイティヴダンサー系が競馬を変える?
今の世界の競馬は,サドラーズウェルズ,Danzig,ストームキャットなどのノーザンダンサー系,サンデーサイレンス,ブライアンズタイム,クリスエスなどのヘイルトゥリーズン系と共に,ミスタープロスペクター,キングマンボなどのネイティヴダンサー系が三大父系となりつつあります。そんな中でこの記事では,世界規模で台頭しつつあるネイティヴダンサー系についての検証を行おうと思います。


(参考記事・ちょっとした父系考察)


※環境対応型父系

欧州で頂点に立っているサドラーズウェルズ,アメリカで才能を存分に発揮しているストームキャットは同じ父系ノーザンダンサーでありながら,全くタイプの違う種牡馬となっています。このようなタイプの父系をここでは「環境対応型父系」と位置付けますが,今の日本において絶対的な勢力を誇っているサンデーサイレンス,ブライアンズタイムの祖先にあたるヘイルトゥリーズン,もといターントゥ(Turn-to)の系統もまた「環境対応型父系」と言えます。

もっとも,ノーザンダンサーもターントゥも本をただせばネアルコ(Nearco)を父系に持っており,今の競走馬のほとんどが「環境対応」の要素を持っているとも言えますが,今の世界の競馬の中で大きな勢力を誇っている父系は総じて「環境対応」の要素を強く持っていることが窺えます。

ネイティヴダンサー系って何ぞや?

こうした中でネアルコの祖先にあたるファラリス(Phalaris)の流れを別の形で持っているネイティヴダンサーはアメリカから世界の父系となり,「環境対応」の要素を強く持った父系であります。

具体的に触れると,アメリカから全世界的に影響を及ぼしているミスタープロスペクターは祖父のネイティヴダンサー同様にアメリカ型の種牡馬ですが,母父にフランス父系のNureyevを迎えたキングマンボ(Kingmambo),母父がアメリカ父系のヘイローでありながら現役時代をフランスで過ごしたマキャベリアン(Machiavellian)などは完全にフランス型の馬となっています。一方で,今年のドバイワールドCを制したカーリン(Curlin)の父スマートストライク(Smart Strike),アメリカでG1レースを11勝した女傑アゼリ(Azeri)の父ジェイドハンター(Jade Hunter)などのアメリカのトップホースを輩出した種牡馬は,現役時代もアメリカでした。

また,ネイティヴダンサー自身はアメリカで22戦21勝,ケンタッキーダービーの敗戦以外はプリークネスS,ベルモントSを含めて全ての出走レースを制している驚異的な活躍を見せた馬でしたが,ミスタープロスペクター以外の子孫も,ネオユニヴァースの母父にあたるクリス(Kris)とクリスの弟にあたるダイイシス(Diesis)は,共に現役時代を英国で過ごし,父系としても英国に根を張っています。さらに,「20世紀の最強馬」の1頭にも数えられる凱旋門賞馬シーバード(Sea-Bird)は,種牡馬としても凱旋門賞馬を輩出しつつ,アメリカ二冠馬を輩出した実績も持っています。

このように,国や母によって大きく馬のタイプが変わっていくのがネイティヴダンサー系の特徴ですが,どんな国で父系を張っていたとしても共通して言えるのが,「長続きせず,一旦落ち込むと取り戻せない」というピークの概念。例を挙げると,祖父にネイティヴダンサーを持っていたオグリキャップは1989年秋にマイルCS,ジャパンCという連闘を含むG1レース4連戦,G1レースでないオールカマーと毎日王冠を合わせて6戦を消化し,最後の有馬記念以外は全て連を外しませんでしたが,翌年の秋の天皇賞で生涯初めての掲示板外敗戦となる6着に敗れると,次のジャパンCでは11着と連続大敗。引退レースの有馬記念は何とか勝ったものの,勝ちタイムの2分34秒2は当日の条件戦よりも遅いものでした。また,サイレンススズカの走りやゼンノロブロイの有馬記念勝利などから,自分のペースを乱さなければどんな流れになっても対応可能である一方で,ゴチャゴチャした競馬では脆さを見せる打たれ弱さも持ち合わせています。

とはいえ,日本にもアドマイヤムーン,エルコンドルパサー,キングカメハメハなどといった父系ネイティヴダンサーのチャンピオンホースが目立ち始め,ネイティヴダンサー系が日本の競馬を席巻する日もそう遠くないように思われます。

※「ノーザンダンサーサンデーサイレンス→ネイティヴダンサー」?

さて,今の日本の競馬の大躍進には社台グループの存在なくして語れないものがありますが,社台の成功の裏には,ノーザンテースト,サンデーサイレンスといった種牡馬の導入が大きく関わっています。

実は社台がヒットさせた種牡馬のいずれもが,導入した当時の日本ではあまり開拓されていなかった系統でした。配合馬の多くは地道なアウトブリード志向で着実に土台固めをしていき,その過程の中で社台グループは牝系の力を強めていきました。そして,11年連続リーディングサイアーに輝いたノーザンテーストと共に過去に作り上げてきた土台を活かすが如く,血統的な被りが少ないサンデーサイレンスを自家生産,持ち込み問わずに良質の繁殖牝馬に大量に種付け,その産駒が見事に期待に応え続けてきたことにより,日本の競馬サンデーサイレンスの存在なくして語れないものとなりました。

そして,社台グループはさらなる持ち込み種牡馬としてウォーエンブレム,エンドスウィープといった父系ネイティヴダンサーを中心に選んできた一方で,国内活躍馬の方でも凱旋門賞2着となったキングマンボ産駒の○外エルコンドルパサーを社台の種牡馬として迎え入れ,21世紀の競馬に備えました。

※先見の明と誤算

サンデーサイレンスの後継馬は何も父系サンデーサイレンスに限ったことではないのは,父系ノーザンテーストがほとんど廃れたことからも明らか。こうした中で,さらなる社台の躍進を目指して導入されたウォーエンブレム,エンドスウィープ,エルコンドルパサーは,父サンデーサイレンスの繁殖牝馬との兼ね合いからはうってつけであり,特に「サンデーサイレンスの再来」と目されたウォーエンブレムは,世界で繁栄しているノーザンダンサー,ターントゥ,さらにはナスルーラの血さえも5代目までには入っていなかったことから,何事もなければ今のリーディングサイアーはウォーエンブレムであったかもしれません。

しかし,社台が迎え入れたエンドスウィープ,エルコンドルパサーは導入後数年で死亡。そしてウォーエンブレムもまた,特定の「属性」を持つ馬にしか興味が湧かないことから種付けが出来ず,産駒を多く残せていません。そんな中でも,エンドスウィープは昨年のJRA年度代表馬アドマイヤムーン,G1レース3勝の名牝スイープトウショウ,3歳マイルG1レースを2勝したラインクラフトなど,エルコンドルパサーは菊花賞馬ソングオブウインド,昨年から今年にかけて国内ダートG1レース5連勝を飾っているヴァーミリアンなどをそれぞれ輩出。種付け自体ほとんどしていない存命のウォーエンブレムも,初年度産駒は全て勝ち上がり,今年のクラシックにはエアパスカル,ショウナンアルバ,ブラックエンブレムといった有力候補を送り込んでいます。

このことを鑑みても,サンデーサイレンスに続く日本を代表する父系はネイティヴダンサーではないかということが窺え,社台グループの戦略に間違いがなかったことの証左とも言えます。

※「放たれた」アドマイヤムーン

今現在,日本の「父系ネイティヴダンサー」の最高傑作ではないかと思われるのが,ドバイデューティーフリーを制し,昨年のJRA年度代表馬に輝いたアドマイヤムーン。「父エンドスウィープ,母父サンデーサイレンス」という社台グループの結晶とも言うべき存在ですが,宝塚記念勝利後にシェイクモハメド殿下率いるゴドルフィンと金銭トレードをし,今はダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬生活を送っています。

この馬が社台を離れたのは,日本競馬の集大成的血統であったことではないかと思われます。というのも,父のエンドスウィープが母方にノーザンダンサーの血を持っていますし,アドマイヤムーン自身が「母父サンデーサイレンス」ということもあって,社台にいる良質のサンデーサイレンス系繁殖牝馬とは種付けができない上,非サンデーサイレンス系繁殖牝馬との交配もサンデーサイレンス系の種牡馬の寡占によって阻まれてしまう可能性が高いというのがあります。また,アドマイヤムーンにはネイティヴダンサーとニアークティック(Nearctic)のクロスが薄いながらも入っており,それらの要因によって社台グループから「敬遠された」という見方もなくはありません。

そうした中で,今年はキングマンボ産駒のダービー馬キングカメハメハ,父はサンデーサイレンスで母父が英国型ネイティヴダンサー系のネオユニヴァースといったネイティヴダンサー系種牡馬の初年度産駒がデビューします。名前を出した2頭はいずれも社台グループが管理している種牡馬ですが,果たして日本の競馬をどのように彩っていくのでしょうか。

血統話 | 20:21:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
ディープな欧州血統
時に「ブラッドスポーツ」と呼ばれる競馬。幾多のレースを経て,栄える血統,淘汰される血統の選別がされますが,血統の歴史を追うにはその国の頂点とするレースの勝者を見るのがベターではないかと思われます。

そうした中で,来週は日本競馬における最高峰のレースである春の天皇賞が行われますが,春の天皇賞において最も活躍する血統であり,競馬の歴史が長い,欧州競馬血統について書いてみようと思います。


(参考記事・ちょっとした父系考察)


欧州三冠レースにおける血統

現在の欧州競馬では,イギリスのエプソム競馬場で行われる英国ダービー,同じくイギリスのアスコット競馬場で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(以下,キングジョージ),フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞の3つのビッグレースを「欧州三冠」と呼ぶ声があります。いずれも距離が約12ハロンという3つのレースですが,その全て制した馬はミルリーフ(Mill Reef),ラムタラ(Lammtarra)のわずか2頭しかいません。

そんな中で,キングジョージと凱旋門賞は3歳以上のレースですが,凱旋門賞では近10年で3歳馬が7勝しているのに対し,キングジョージにおける3歳馬の優勝は近10年で2頭しかいません。時期的に凱旋門賞の方が後なので,成長力云々による逆転という部分もあるかもしれませんが,こと血統に関して言うと,キングジョージで最も多く勝っている父系はサドラーズウェルズ(Sadler's Wells)の4頭であるのに対し,凱旋門賞で最も多く勝っている父系はDanzig系の3頭となっています。どちらもノーザンダンサーを先祖としてはいますが,サドラーズウェルズがスタミナ型であるのに対し,Danzigはスピード型であることから,レース質そのものが根本的に違うという見方もできます。

なお,欧州三冠レースの中で唯一の3歳限定戦である英国ダービーについてですが,近10年の中で最も多く勝っている父系はサドラーズウェルズの4頭。母の父系も含めると,ミルリーフ系も4頭(父系2頭,母の父系2頭)となっています。

※英国血統とフランス血統

こうして見ていくと,同じ欧州で活躍している系統でも,英国ダービー,キングジョージで強い英国血統と,凱旋門賞で強さを発揮するフランス血統に分類されるのではないかと思われます。これを日本の産駒として見ていくと,英国血統の場合は,牡馬は中長距離型,牝馬は短距離型にシフトするようなところがあり,急なラップ変動に弱い代わりに持続性のある脚を使います。英国血統に属する父系はサドラーズウェルズ(Sadler's Wells)を筆頭に,ミルリーフの父であるネヴァーベンド(Never Bend),ラムタラの父であるニジンスキー(Nijinsky),あるいはエルグランセニョール(El Gran Senor),ブラッシンググルーム(Blushing Groom),ロベルト(Roberto),ブレニム(Blenheim)といったところが挙がります。

一方のフランス血統に関しては,「広いコースが得意で,短中距離型」という傾向があります。持続性は英国血統と比べると弱いですが,それでも比較的持続力のある脚を使える父系であり,脚質の柔軟性の高さが大きな武器となります。これに属するのは,Danzigを父に持つデインヒル(Danehill),凱旋門賞レコードホルダーのパントレセレブル(Peintre Celebre)の父であるNureyev,あるいはリファール(Lyphard),トニービンといったところで,日本での成功例が多い血統となっています。

※「狂気の凱旋門賞血統」リボー系の変遷

高松宮記念の予想の時に,キンシャサキセキの母の父系リボー(Ribot)系を「狂気の凱旋門賞血統」と表現しましたが,これはリボー自身が凱旋門賞2連覇を果たしたこと,子孫が強さと脆さを極端な形で発揮していたことを評してのものでした。しかし,リボー系が今大きく繁栄を遂げているのは凱旋門賞が行われるフランスではなく,ブリーダーズカップ・クラシックを頂点としているアメリカの方になっています。

以前,高松宮記念の回顧の中で,欧州型スタミナタイプの父系と米国型の父系は近似の関係にあると話しましたが,実際の距離適性で言えば,米国型の父系の方が短めにシフトされています。また,ダートコースに対する適性も大きく変わってくるので,同じリボー系であったとしてもある程度は別の存在として見た方が良さそうです。

そうした中で改めてリボーが源泉の父系を見ていくと,リボーと同じく凱旋門賞2連覇を果たした(Alleged)はフランス血統,ブライアンズタイムの母父にあたるグロースターク(Graustark),プレザントコロニー(Pleasant Colony)を輩出したヒズマジェスティ(His Majesty)などは米国血統と言えます。もっとも,「強さと脆さを極端な形で発揮する」といった性格的な部分はあまり変わらなかったりするのですが,同じ父系であってもタイプが全然違うことはノーザンダンサー系種牡馬やサンデーサイレンスの孫などを見ても一目瞭然で,母の父や環境などの違いを見ていくのも,血統を見ていく上で大事なことであることを窺わせます。

※日本の強豪馬が凱旋門賞を目指す理由

さて,一昨年にはディープインパクトが出走し,昨年はメイショウサムソンとウオッカのダービー馬2頭が参戦を予定していた凱旋門賞。日本の競馬の中で海外遠征というと,真っ先に思い浮かぶレースがおそらく凱旋門賞ではないかと思われるのですが,どうしてそういった志向があるのかについて,一つ考察してみようと思います。

まず,興行という視点で見れば,各国の最強馬,代表馬が集う歴史あるレースだったという点が大きいように思われます。それはシーバード(Sea Bird)が勝った1965年の凱旋門賞,ダンシングブレーヴが1986年の凱旋門賞などを見れば窺えるところではあり,日本で言うところのジャパンCと有馬記念がドッキングしたようなレースと表現すればわかるのではないかと思います。また,時期的にも夏競馬の空白期間があって,ローテーションの一本化が図りやすいというメリットもあります。さらに,最近の競馬ファンの場合,競馬ゲームにおける海外遠征の元祖が凱旋門賞だったという面もありますが,もっと根本的な理由として血統的因果があるからではないかと思われます。

先に取り上げたディープインパクト,メイショウサムソンは,母の父系がフランス血統のリファールであり,特にメイショウサムソンの母父は凱旋門賞馬ダンシングブレーヴなのでわかりやすい例ですが,ディープインパクトよりも前に絶対的な最強を誇っていたシンボリルドルフは,その祖先トウルビヨン(Tourbillon)がフランスの馬でした。また,1982年から1992年にかけて11年連続リーティングサイアーに輝いたノーザンテーストも現役時代はフランス。1988年の凱旋門賞馬トニービン,数少ない3歳牝馬による凱旋門賞制覇を果たしたサンサンなどといった馬を日本に持ってきていることからも,ある種の日本競馬の恩返しみたいなものが「海外遠征≒凱旋門賞」みたいな信仰に繋がっている部分があるように思われますが,それは言いすぎでしょうか。

※ウインドインハーヘアの遺伝力

話が思い切り横道に逸れた感がありますが,最後にディープインパクトの母であるウインドインハーヘアについて触れておきます。

ウインドインハーヘアはアルザオ(Alzao)というリファール系の父を持ち,母の父系は英国血統のブレニム系。日本では,サンデーサイレンスを父に持つディープインパクトとブラックタイドの2頭の重賞勝ち馬を輩出しましたが,その実績を見ると,弟のディープインパクトが無敗でクラシック三冠を達成するなどG1レースを7勝したのに対し,兄のブラックタイドはスプリングSを勝ってからは一度も勝ったことがなく,大きな差が生まれています。

サンデーサイレンスという種牡馬は,高い瞬発力とスピード能力を子供に伝える一方で,母馬次第で馬の質が大きく変わってくるという特質も持ち合わせていますが,ディープインパクトは柔軟性に富んだスピードを持つリファール系,無尽蔵なスタミナを持つブレニム系の影響をバランス良く受け継いだスーパーホースであったのに対し,ブラックタイドはブレニムの影響を強く受けているように思われます。ブラックタイドに関しては皐月賞後に屈腱炎にかかって長期休養を余儀なくされ,それが競走能力に影響を与えている可能性は否定できないものの,弟ほどのスピードを持ち合わせていないというのも,道中の戦略と上がり3ハロンの時計の出方などから窺い知れます。

現在,アグネスタキオン産駒のニュービギニングがケガで離脱することなく現役を続けていますが,大阪ハンブルクCで見せた時計勝負への弱さ,その前のドロドロ馬場で行われた松籟Sにおける勝利の走りを見ていると,ブラックタイド以上にブレニムの影響が強く出ているように思われ,スピードを持っていないと何も始まらないG1レースの舞台に上がるのは非常に困難だと思われます。

血統話 | 00:04:28 | トラックバック(0) | コメント(0)
ちょっとした父系考察
約1ヶ月ぶりの新記事となりましたが,今回の記事は血統の考察。今の日本競馬において巨大勢力を誇っているサンデーサイレンス,ブライアンズタイムの成功の裏にあるものを,ノーザンダンサーなどのその他の父系を見ながら探っていきます。






◎父系の形

欧州

差し,追い込みが得意,基本スペックが長距離寄り,東京や京都といった広いコースを好む

サドラーズウェルズ(Sadler's Wells)などに代表される多くのノーザンダンサー系,グレイソヴリン(Grey Sovereign)系,ネヴァーベンド(Never Bend)系,リボー(Ribot)系,レッドゴッド(Red God)系など

米国

逃げ,先行で本領発揮,基本スペックが短距離寄り,ダートで中心視

Danzig系,ストームキャット(Storm Cat)系,デピュティミニスター(Deputy Minister)系,テディ(Teddy)系,ネイティヴダンサー(Native Dancer)系,ボールドルーラー(Bold Ruler)系など

日本

ディクタス,ノーザンテースト,パーソロン,ヒンドスタン,プリンスリーギフトなどといった昭和の日本競馬に栄えた父系。平坦コース,非根幹距離で力を発揮する傾向がある。

(その他特記事項)

ノーザンテーストは中山,京都が得意

プリンスリーギフト系のサクラユタカオーは東京が得意

※スピードタイプ

スピードの限界値が高くなる。先行脚質ならばスタートダッシュ[注1],差し脚質ならば上がりの速さに磨きがかかる[注2]。

(欧州型の「+α」)激流にも耐え,長く良い末脚が使えるようになる[注3]。

欧州型はNureyev系,グレイソヴリン系。日本型はパーソロン系,プリンスリーギフト系など。

※スタミナタイプ

長い距離をこなすスタミナ能力が高くなる。平均ラップ戦に強くなる[注4・5]。

(欧州型の「+α」)消耗戦が得意

欧州型はサドラーズウェルズ系,ネヴァーベンド系,リボー系,レッドゴッド系といった凱旋門賞御用達血統日本型は,ディクタス系,ヒンドスタン系など。

※変則タイプ

・リファール(Lyphard)系…万能タイプ

・ニジンスキー(Nijinsky)系,ノーザンテースト系…牡馬だとスタミナタイプ,牝馬だとスピードタイプになりやすい。また,前述のものとは逆の傾向に出ると繁殖馬として成功しにくい。

※自己顕示型

自己主張が強くなる傾向にある父系。米国型父系に多く見られる。

(米国型以外の父系で「自己顕示型」の傾向が見られる父系)

・Nureyev…産駒,繁殖馬として強い影響力を発揮。父系としては母が持つ色も多少重んじる。

・ノーザンテースト…産駒への影響力は,現役の時には片親と半々ぐらいのバランス。年齢を重ねるごとにノーザンテーストの影響が強まる。

・プリンスリーギフト…距離適性に関しては自己主張が強い。馬のタイプに関しては,父系の時は母の父系のエッセンスも尊重するが,母の父系としては産駒が現役の時から性格をむき出している。

※環境対応型

母や生産国などの後天的要素によって産駒のタイプが変わっていく父系。

ネイティヴダンサー系(本来は米国型)…キングマンボ(King Mambo),クリス(Kris),ジェイドロバリー,ヘクタープロテクターなどは欧州型スピードタイプ。エンドスウィープ(End Sweep),ティンバーカントリー(Timber Country)などは米国型。

Danzig系(本来は米国型)…デインヒル(Danehill)やPolish Precedentなどは欧州型スピードタイプ。Chief's Crown,Danzig Connectionなどは米国型。

ノーザンダンサー系






◎繁栄と未来

日本でヘイルトゥリーズン系が成功したのは?

上記のことを踏まえた上で話を進めますが,今の日本競馬で欠かせない存在となっているサンデーサイレンス,ブライアンズタイムは,共に2代父にヘイルトゥリーズンの血を持っています。

しかし,サンデーサイレンスの父であるヘイローはその生涯をアメリカで過ごし,種牡馬としてはサンデーサイレンスの他,キングヘイローの母でありケンタッキーオークスなどG1レース7勝のグッバイヘイロー,タイキシャトルの父であるDevil's Bagなどアメリカにおける活躍馬を輩出しています。一方,ブライアンズタイムの父であるロベルトは英国ダービーを制しており,子孫を見ていくとブライアンズタイムのようなアメリカで活躍した馬も見受けられるものの,英愛二カ国のセントレジャーを制したTouching Woodや英国のインターナショナルSでゼンノロブロイを負かしたエレクトロキューショニスト(Electrocutionist,父Red Ransom)など欧州での活躍の方が目立ちます。上記で触れた父系のタイプ分けを行うならば,ヘイロー系は米国型,ロベルト系は欧州型スタミナタイプということになりますが,サドラーズウェルズやDanzigなどを輩出したノーザンダンサー系,キングマンボやエンドスウィープなどを輩出したネイティヴダンサー系と同様,ヘイルトゥリーズンを父に持ちながらヘイロー系とロベルト系は全くタイプの違う馬を輩出していることから,ヘイルトゥリーズンが「環境対応型」と言えるのではないかと思われ,この「環境対応型」であるが故に,父系としての大きな成功を収めているのではないかと見られます[注6]。

※父系の頓挫は「硬直」

一方で,父系の繁栄は母系が握っているようなところがありますが,父系としての繋がりが廃れていくケースというのは,その血統イメージが「硬直」を始めた時にあるように思われます。競走馬としては恐ろしく強かったセクレタリアト(Secretariat)やショウナンアルバの活躍でピックアップされつつあるブリガディアジェラード(Brigadier Gerard)が父系としてうまくいかなかったのはその父系の究極を極めてしまい,当時としてはそれ以上の発展ができずに「硬直」したからではないかと推察しています。また,距離適性にうるさいプリンスリーギフトの父系としての繋がりは「サクラユタカオー→サクラバクシンオー→ショウナンカンプ」の一子相伝状態に陥っていますし,サドラーズウェルズやストームキャットなど外国で大きな成功を収めている種牡馬が日本ではさほど大きな成功を収めていないのも,いわゆる血統イメージの「硬直」にあるのではないかと見られます。

その意味では,「硬直」傾向が強くて劣勢になりつつあるナスルーラ系の中でも発展が望めそうなグレイソヴリン系やその子孫であるトニービンの系統がどう世界の競馬を彩っていくのかが気になります。

※孫サンデーの未来

さて,ヘイルトゥリーズンの子であるヘイローとロベルトに関する話に戻りますが,日本のヘイロー系の代表的種牡馬であるサンデーサイレンスはどんなタイプの父系でもクズを出さず,自身が持つ潜在的な高い能力を余すところ無く伝えます。その中でも相性が良いのは潜在的なスピード能力が高い馬で,とりわけ欧州型スピードタイプとの相性はタヤスツヨシ[注7],アドマイヤベガ[注7]といったダービー馬を輩出しているように非常に相性の良い配合となっています。一方,ロベルト系は欧州型スタミナタイプ[注8]や米国型[注9]との相性が特に良いですが,基本的にはダメな相性というのがありません。ただ,柔軟性に関してはヘイロー系の方が上といったところで,そうした部分がサンデーサイレンス系の独壇場に繋がっているのかもしれません。

さて,サンデーサイレンスを親に持つ繁殖馬が増えたということで,その未来がどうなっていくかを占ってみようと思いますが,昨年「父サンデーサイレンス」より多く賞金を稼いだ「母父サンデーサイレンス」は,父に誰を持つかということもさることながら,サンデーサイレンスを父に持つ母の母父次第で馬の形が変わってくるのではないかと見られます。

次にこれから産駒がデビューしていくであろう種牡馬のタイプを既に好成績を収めているサンデー系種牡馬のタイプに当てはめてみようと思いますが,欧州型スピードタイプを母の父系に持つハーツクライは同じ「母の父トニービン」であるアドマイヤベガのようなタイプに,グレイソヴリンなどと同じ欧州型スピードタイプでありながら「環境対応型」のネイティヴダンサー系を母の父系に持つネオユニヴァースはさながらフジキセキのような小器用な感じになるのではないかと見ています。一方,ネオユニヴァースと同じ「ネイティヴダンサー系」を母の父系に持ちながら,配合としては「米国型×米国型」のゼンノロブロイは判断が難しく,同じ「米国型×米国型」のジェニュインタイプになる可能性もありながらも柔軟性の非常に高い馬であることから母方のタイプによってだいぶタイプが変わってくるのではないかと見られます[注10]。また,マイルCSを2連覇した「母父ノーザンテースト」のダイワメジャーとデュランダルは,ノーザンテーストと相性が特に良かったトニービンを父に持つ母馬と出会わないと苦戦するのではないか見ています。

そして,サンデーサイレンス産駒の最高傑作ディープインパクトですが,スタミナ能力にバランスが振れればダンスインザダークやスペシャルウィーク,スピード能力にバランスが寄ればゴールドアリュールみたいな種牡馬になっていくのではないかと見ています。競走馬としての完成形に近かったディープインパクトがセクレタリアトなどのような不遇の立場にならないとも限りませんが,種付け相手の質の良さを考えると,やはりサンデーサイレンスの筆頭後継者として父系を繋げていくのではないかと思われます。






[注1]…ラップイメージ「12.0 - 10.5 - 11.5 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0」

[注2]…ラップイメージ「12.4 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.3」

[注3]…ラップイメージ「12.4 - 10.8 - 11.6 - 12.0 - 12.0 - 11.5 - 11.3 - 11.7」

[注4]…中距離戦のラップイメージ「13.0 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.8」

[注5]…短距離戦のラップイメージ「12.5 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.5」

[注6]…ヘイロー系,ロベルト系も「環境対応型」

[注7]…いずれも母の父系グレイソヴリン

[注8]…マヤノトップガン(父ブライアンズタイム,母の父系レッドゴッド),ライスシャワー(父リアルシャダイ,母の父系ニジンスキー)など

[注9]…グラスワンダー(父Silver Hawk,母の父Danzig),ファレノプシス(父ブライアンズタイム,母の父ストームキャット)など

[注10]…「父エンドスウィープ,母の父サンデーサイレンス」のアドマイヤムーンにも似たようなことが言える

血統話 | 22:35:53 | トラックバック(0) | コメント(0)
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