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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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【9着VS1着】 第58回宝塚記念回顧
昨年に引き続き、関東馬のワンツーフィニッシュとなった宝塚記念。春三冠制覇の期待をかけられていたキタサンブラックが馬群に沈む中で勝利を収めたのは、昨年2着のドゥラメンテと同じ堀宣行厩舎所属のサトノクラウンでした。

1着・サトノクラウン(父Marju)

2着・ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)

3着・ミッキークイーン(父ディープインパクト)

(予想記事・2017年・十四の予想 「第58回宝塚記念」(◎キタサンブラック)【レース後加筆修正有】

※これが”グランプリレース”

2017年のラップタイム・12.5 - 11.1 - 11.6 - 13.1 - 12.3 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 12.2

2016年のラップタイム・12.6 - 11.0 - 11.1 - 12.3 - 12.1 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 12.2 - 12.7

2017年大阪杯のラップタイム・12.3 - 11.1 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 12.0

今年はキタサンブラックが逃げずに、今年の天皇賞【春】で2着に入ったシュヴァルグランがレースを引っ張った宝塚記念。シュヴァルグランの逃げは3年前に3着に入った姉のヴィルシーナを彷彿とさせるようなものかと思われましたが、向正面に入ってからは一切の緩さを持たないタフな競馬に持ち込んでいきました。この道中では、大外枠からの発走となったサトノクラウンが3番手の外を走っていたキタサンブラックを煽るような場面も見られ、3コーナーから4コーナーにかけては最後方に置かれていたヒットザターゲットを除く10頭が馬群に凝縮されていましたが、最後の直線で伸び脚を見せたのは3コーナーから再び抑えにかかっていたサトノクラウンと道中は馬群の中で息を潜めながら4コーナーにかけて内側を狙ってきていたゴールドアクターで、最後はサトノクラウンがゴールドアクターに対して4分の3馬身の差をつけて勝利を収めました。

さて、今年は昨年と同様にやや重発表の中で行われた宝塚記念でしたが、今夏の阪神開催において雨中の開催となったのは宝塚記念当日が初めてでした。そのこともあってか、レースタイムが昨年のものと比べて1秒4も速い決着となりましたが、今回の上位2頭はいずれも1年以内に芝2200m重賞を勝ち上がってきた馬たちでした。21世紀の宝塚記念においてやや重で開催されたのは過去に4回ある中で、その時の優勝馬は4歳馬か芝2200m重賞を勝ってきた馬たちで占められており、そういった部分では比較的順当な決着に落ち着いたとも言えますが、今回のレースでサトノクラウンとゴールドアクターによるワンツー決着となったのは、グランプリレースらしい”鮮度”が問われた一戦だったというところで、今春のG1における凡走が今回の好走へと繋がったように感じています。

◎・キタサンブラック(9着)

今回も春2戦と同様に逃げ馬を行かせて番手をキープする作戦に出ていましたが、前述のサトノクラウンの立ち回り等による入れ替わりの激しさとそれによって生じた息の入らない流れによって、直線に入ってから全く余力がありませんでした。レース展開から読める敗因としては、スタートからハナを切って3着に粘り込んだ昨年とは異なり、他の馬の動きを気にし過ぎたことで却って自滅していった印象もありますが、ローテーションの流れからは”休み明け3戦目は敗れる”という今までの自身のパターンに沿ったものであり、G1三連戦に悲鳴を上げたというところがしっくりきそうです。事実、過去4回中4回勝利していた”平成の天皇賞【春】がレコード決着となった年における天皇賞【春】の最先着馬”に関して触れると、1989年のイナリワンは天皇賞【秋】とジャパンCにおいて着外を経験し、1993年のメジロマックイーンと1997年のマーベラスサンデーは秋に1戦しか走ることができずに現役を退いており、そういったことを踏まえても、G1開催が前倒しになった分だけ落ち込みが早まったのではないかと考えられます。

キルトクール・サトノクラウン(1着・(/´△`\) ナンテコッタイドンガバチョ!)

昨年の6着という成績からジャンプアップを果たしたサトノクラウン。4度目の芝2200m戦にして持ち時計を2秒1も更新する走りを見せましたが、キタサンブラックの自滅を誘った上で自身の勝利に繋げた走りからは、現5歳世代のレベルの高さを見せつける格好となった趣もありました。この馬自身としては流れの緩急をはっきりつけられたことが勝因のように思われますが、そういった意味では全馬に緩急を生じさせない走りで好走を重ねてきたキタサンブラックとは今後とも相反する存在として君臨していきそうで、展開予想をきちんと行った上で評価の上下を行った方が良さそうです。(単勝900円、複勝480円)

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レース回顧(予想レース) | 23:37:04 | トラックバック(0) | コメント(0)
【7着VS5着】 第67回安田記念回顧
4年ぶりに1分31秒台の決着となった安田記念。今回の出走馬の中で3頭参戦していた日本のG1馬の中で2頭が2着、3着となりましたが、その2頭を退けて勝利を収めたのは、昨年の芝1400m・G2を2勝したサトノアラジンでした。

1着・サトノアラジン(父ディープインパクト)

2着・ロゴタイプ(父ローエングリン)

3着・レッドファルクス(父スウェプトオーヴァボード)

(予想記事・2017年・十三の予想 「第67回安田記念」(ステファノスVSエアスピネル)

※”1分31秒台の頂上決戦”が持つ魔力

今年のラップタイム・12.2 - 10.6 - 11.1 - 11.6 - 11.6 - 11.0 - 11.3 - 12.1

2013年のラップタイム・12.0 - 10.7 - 11.2 - 11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.3 - 11.7

2012年のラップタイム・12.2 - 10.7 - 10.9 - 11.1 - 11.4 - 11.3 - 11.8 - 11.9

(2014年マイルCSのラップタイム・12.0 - 10.4 - 11.3 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0)

(2010年マイルCSのラップタイム・12.1 - 10.7 - 10.9 - 11.6 - 11.4 - 11.1 - 11.9 - 12.1)

冒頭でも触れたように、今年は4年ぶりに1分31秒台の決着を見た安田記念。走破時計そのもので言えば、4年前と同じものとなっていましたが、過去2回あった1分31秒台の安田記念においては芝1400mの重賞勝ち馬が勝利を収めており、今回のその前例に倣う形になりました。

その上で、秋の芝1600m・G1であるマイルCSにおいても、1分31秒台の決着が2回ありますが、2010年の優勝馬は今回の優勝馬と同じように芝1400mの重賞勝ち馬であったのに対し、2014年のマイルCS優勝馬は1分31秒台の決着となった2013年の安田記念において3着に来ていたダノンシャークでした。2014年のマイルCSを勝利したダノンシャークは前年の2013年に芝1600m戦の成績を(2-1-3-0)としていた馬で、マイル戦線における安定勢力を担っていましたが、今回のレースにおいてダノンシャークの役割を担った馬ということで言えば、昨年の優勝馬で今回も逃げ粘って2着に入ってきたロゴタイプがこれにあたる存在で、芝1600m戦における高速の頂上決戦においては、芝1400m重賞で結果を残してきた馬と芝1600m戦に特化して強い馬を狙うのが肝要と言えそうです。

◎・ステファノス(7着)

道中は中団の外を通ってきたステファノスでしたが、直線に入ってからの伸び脚は今一つでした。今回は1着馬から9着馬までが1分31秒台で走破しており、この辺りに東京競馬場の高速化が見て取れますが、最後の直線で進路取りが上手く行かなかったエアスピネル(5着)やイスラボニータ(8着)と異なり、こちらは終始スムーズな走りができての敗北であったことから、今回の馬場でこの馬の好走を求めたのは酷であったように感じています。

キルトクール・エアスピネル(5着)

道中の位置取りは勝ったサトノアラジンと番手が近く、後方の内目を通ってきていましたが、直線に入ってからは前が壁になって抜け出すのに時間がかかってしまいました。上がり3ハロンで言えば、勝ったサトノアラジンに次ぐ33秒6の脚を披露していましたが、この辺りにトップマイラーとしての資質は感じつつも、上位馬と比べるとまだまだ経験不足であるというところを見せつけられたように感じています。

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レース回顧(予想レース) | 23:50:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
【1着VS11着】 貫徹の84代目 第84回東京優駿【日本ダービー】回顧【一部追記有】
今年で4回目となった日本ダービー現地観戦。レースに関しては様々な駆け引きがあり、そこでの明暗が勝敗を大きく左右したように思われましたが、現地で見た感想と帰宅後のVTRチェック等を織り交ぜながら回顧記事の筆を進めていこうと思います。

1着・レイデオロ(父キングカメハメハ)

2着・スワーヴリチャード(父ハーツクライ)

3着・アドミラブル(父ディープインパクト)

(予想記事・2017年・十二の予想 「第84回東京優駿【日本ダービー】」(◎レイデオロ)

※”マジック”の応酬

ラップタイム・13.0 - 11.2 - 12.9 - 12.8 - 13.3 - 12.5 - 12.1 - 12.6 - 12.7 - 11.5 - 10.9 - 11.4

先行馬の頭数はそれなりにいたものの、誰が先手を取っていくのかは不明瞭なところがあった今年の日本ダービー。そうした中でハナに立ったのが、弥生賞を逃げて2着に粘った横山典弘騎手騎乗のマイスタイルで、3番枠からのスタートからすんなりハナに立つと、1コーナーに入ったところから一気に馬群を落ち着かせてきました。結果、1000mの通過が1分3秒2という超スローの流れになりましたが、この落ち着いた流れに一石を投じたのが今回の優勝馬であるレイデオロとクリストフ・ルメール騎手で、2コーナーの時点で後方から5頭目の辺りにいたのが一気に2番手までポジションを上げていきました。このレイデオロの動きに対して俊敏に動いたのが皐月賞2着馬のペルシアンナイトと戸崎圭太騎手で、レイデオロの背後につきながらの3番手を確保していきましたが、3コーナーに入るとまたペースが落ち着きはじめ、徒にレースを動かそうとはしてこない横山典弘騎手とクリストフ・ルメール騎手のペースメイクの中で全ての馬が最後の直線勝負にかける形となりました。

この3コーナーで動きがあったのが、皐月賞馬アルアインと、今回のレースで2着に入ることになったスワーヴリチャードでした。アルアインは好スタートから3番手の外に、スワーヴリチャードは4番枠からのスタートを利して流れに逆らわずに中団のインを確保していましたが、レイデオロの仕掛けによってこの2頭の関係性に微妙な動きが見られ、アルアインがペルシアンナイトの背後についたところを、そこで生まれたわずかなスペースを日本ダービーを連覇した経験がある四位洋文騎手騎乗していたスワーヴリチャードが縫うようにして確保していく形となりました。

そうして迎えた最後の直線勝負では、逃げを打っていたマイスタイルは徹底的な経済コースの確保に走りながらしぶとく粘り腰を見せ、2番手についていたレイデオロは先週のオークスにおけるソウルスターリングを再現するような走りで先頭に立とうとしていました。アルアインの仕掛けによってアルアインのインを確保したスワーヴリチャードは、直線に入るとアルアインを弾くように外へ張り出した後に末脚を炸裂させ、レイデオロの仕掛けに躊躇しながら少しずつ位置を上げてきたアドミラブルは、スワーヴリチャードの張り出しの煽りを食らいながらもじわじわと脚を伸ばしてきました。ほとんど全ての出走馬が最後の直線まで余力を残していたため、明確に着差がつかないような形でゴールが迫ってくるような感じになりましたが、最後は本気の仕掛けをギリギリまで待てたレイデオロがスワーヴリチャードに対して4分の3馬身リードを取り、84代目の日本ダービー馬となりました。

※男気勝負の行方、見過ごしていた強調材料

男気三連単

さて、今年も”男気三連単”と称して、”レイデオロ→アルアイン→アドミラブル”の三連単を10,000円分購入していました。結果としてはアルアインが5着に沈んだことで、この三連単は外れとなりましたが、改めてこの勝負について振り返ると、皐月賞馬アルアインの好走の可能性にばかり目が行ったあまりに、現実に2着に入ってきたスワーヴリチャードを軽視したのが失敗でした。スワーヴリチャードは、オークスで3着に入ってきたアドマイヤミヤビと同じハーツクライ産駒であり、2月の東京芝重賞を勝ち上がってきた馬でしたが、オークスにおけるアドマイヤミヤビは馬場コンディションから厳しい外枠からの発走であり、そういった観点から考えれば、日本ダービーにおいて優位に働きやすい内枠に入ったスワーヴリチャードの好走は十二分に考えられたことだったように思われます。事実、スワーヴリチャードと同じ2枠のハーツクライ産駒であったマイスタイルが4着に粘っていることからも、オークスにおけるアドマイヤミヤビの好走は日本ダービーにおけるハーツクライ産駒の好走を呼び込むものだったと言えますが、アドマイヤミヤビからの延長線上として考えた日本ダービーの本命馬がレイデオロで、そこにばかり意識が集中して対抗以下がおざなりになっていたのが失敗の原因だったと考えています。

その上で、今回の上位2頭はいずれもデビュー戦から手綱を取ってきた馬たちでもありました。勝ったレイデオロがクリストフ・ルメール騎手との継続コンビで結果を残し、3着にミルコ・デムーロ騎手とのコンビで青葉賞を勝利したアドミラブルが入ってきているように、クラシックにおける外国人騎手の重要度は増すばかりとなりましたが、この外国人騎手優勢の中で日本人騎手起用馬が結果を残すには、昨年のマカヒキのようにギリギリまで外国人騎手が携わってきているか、あるいは今回のスワーヴリチャードのようにデビュー戦から継続して同じ騎手を起用しているか、いずれかに合致していることが肝要ではなかろうかと思われます。

◎・レイデオロ(1着)

鞍上のクリストフ・ルメール騎手にとってはヴィクトリアマイルから3週連続でG1制覇、そしてオークス・ダービーの同一年制覇という凄まじい記録を打ち立てましたが、管理する藤沢和雄厩舎にとってもクリストフ・ルメール騎手と共にオークス・ダービーの同一年制覇を果たし、二人のホースマンは名実共に日本を代表するジョッキーとトレーナーとなりました。

その上でレイデオロという馬について改めて振り返ると、2着馬スワーヴリチャードと共に皐月賞で不完全燃焼のレースをしたことが今回のレースにおけるアドバンテージになったという見方もありますが、実際のところはレースの流れに順応できていたことが一番大きかったように思え、アドミラブルのように仕掛けを躊躇っていれば上位争いは厳しかったように思えます。とは言え、ホープフルSまでのキャリアの積み方、そして、ホープフルSから直接皐月賞に参戦したローテーションの妙も立派な勝因の一つでしたし、”前年のジャパンC優勝馬が持つキャリアが当年の日本ダービー馬のキャリアに活かされる”というところも存分に見せられたといったところで、来年以降の日本ダービーに役立てたいと考えているところです。(単勝530円、複勝180円)

キルトクール・カデナ(11着)

レイデオロの外隣からのスタートとなったカデナでしたが、スタート直後にレイデオロに前を行かれた上に、大外枠からのスタートで後方寄りでも良いポジションを取ろうと画策していたアドミラブルにも後れを取りそうになっていました。アドミラブルとのポジション争いに関しては2コーナーまでアドミラブルの内を確保していた分、何とか前に出ることができていましたが、レイデオロの仕掛けによってアドミラブルにもわずかながらに前に出られてしまい、自身の後方にはNHKマイルCから参戦してきたキョウヘイのみとなってしまいました。率直な言い方をすれば、絶対に日本ダービーを勝てない走り方をしていたというところですが、レースの流れに対する柔軟性と最初のポジショニングの意識が改善されない限りは、今回騎乗していた福永祐一騎手の更なるジャンプアップは難しいように感じています。

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レース回顧(予想レース) | 23:11:22 | トラックバック(0) | コメント(0)
【9着VS13着】 第78回優駿牝馬【オークス】回顧
レース史上2番目に速い決着となった今年の優駿牝馬【オークス】。予想結果に関しては残念なことになりましたが、日本ダービーに向けての方針はだいぶはっきりしてきたという思いを抱きました。

1着・ソウルスターリング(父Frankel)

2着・モズカッチャン(父ハービンジャー)

3着・アドマイヤミヤビ(父ハーツクライ)

(予想記事・2017年・十一の予想 「第78回優駿牝馬【オークス】」(◎ブラックスビーチ)

※平静なるルメールマジック

ラップタイム・12.7 - 11.6 - 12.8 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.6

先週のヴィクトリアマイルに次いでクリストフ・ルメール騎手の騎乗馬が勝利したオークス。コンビを組んでいたソウルスターリングは終始インの2番手で追走し、3コーナーから4コーナーにかけて逃げていたフローレスマジックに並びかけた上で、直線半ばまで仕掛けを待つという、サトノダイヤモンドが菊花賞を勝った時と同じようなアクションで決着をつけてきました。2着に入ってきたモズカッチャンはソウルスターリングが通ってきた進路をなぞるように動いており、内側を通ってきた馬に優位に働いていた今回の条件においては上位2頭の動きが最善を尽くしたレースぶりと言えましたが、それが却ってソウルスターリングとの力量差を見せつけられる格好となった感じであり、ソウルスターリングとクリストフ・ルメール騎手が見せた人馬一体の走りは、歴代のオークス馬の中でも最強クラスと思わせるものがありました。

※日本ダービーの”上位3頭”が見えた

さて、ここからは日本ダービーに向けての展望について触れていきますが、今回の1着馬と2着馬は共に父系ノーザンダンサーの馬でした。このことを鑑みるに、モズカッチャンと同じハービンジャー産駒であるペルシアンナイトに対する評価を大きく高まりましたが、日本ダービーを勝つにあたってタブーとされる”乗り替わり”が決まっているので、最上位評価とするのは危険ではないかと見られます。また、今回のレースにおいてはディープインパクト産駒が3着以内はおろか、掲示板にも載れなかったことから、ディープインパクト産駒に対する評価はなるべく控えておきたいところでもあります。とは言え、モズカッチャンの実績の積み方は、青葉賞を勝利したディープインパクト産駒のアドミラブルに近いところがあるので、アドミラブルに関しては要警戒であると見ています。

そして、今回の優勝馬であるソウルスターリングを管理しているのは、今回の勝利をもって重賞100勝をマークした藤沢和雄厩舎ですが、日本ダービーにおいてはレイデオロが参戦を予定しています。レイデオロはソウルスターリングやモズカッチャンと同様にサンデーサイレンスの血を有していない馬ですが、3着に入ったアドマイヤミヤビと同じウインドインハーヘア牝系の馬で、同じトレーナーによる同一年ダービー・オークス制覇が現実味を帯びてきたように思われます。

◎・ブラックスビーチ(9着)

オークスの二つ前のレースとして行われた調布特別においてこの馬と同じ角居勝彦厩舎所属のゼウスバローズが勝利し、角居勝彦厩舎は13週連続勝利を達成していましたが、この馬自身は道中はモズカッチャンの後ろに控えながら、直線に入ってからはもたれるように外へ外へと寄れていき、前進気勢が削がれていました。完全に力負けのレースとなりましたが、ディープインパクト産駒という括りで言うならば、きちんと大きな格のレースを使い込んで結果を残してきた馬を狙うのが正道といったところで、今回のこの馬への本命は邪道的な判断であったように考えています。

キルトクール・レーヌミノル(13着)

道中は終始外の中団待機策となりましたが、今回の条件においてそのような動向では勝機はなかったという趣で、何の見せ場もないまま終わってしまいました。単純に距離適性がなかったとも言えますが、桜花賞の勝ち方はある程度必然性があったとは言っても出来過ぎだったというところもあり、今回の走りはこれからの成長という部分でも疑問符がつく走りであったように感じました。

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レース回顧(予想レース) | 21:13:44 | トラックバック(0) | コメント(0)
【6着VS11着】 第12回ヴィクトリアマイル回顧
三連単で2000万馬券が飛び出した一昨年と同様に、G1未勝利馬によるワンツースリーとなった今年のヴィクトリアマイル。それは同時に4歳馬による上位独占も果たされていましたが、その中身について簡単に振り返っていこうと思います。

1着・アドマイヤリード(父ステイゴールド)

2着・デンコウアンジュ(父メイショウサムソン)

3着・ジュールポレール(父ディープインパクト)

(予想記事・2017年・十の予想 「第12回ヴィクトリアマイル」(クイーンズリングVSレッツゴードンキ)

※上位馬が手にしていた”特権”

ラップタイム・12.6 - 11.2 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 11.1 - 10.8 - 11.9

過去にG1を勝ってきた3頭が軒並み掲示板を外して波乱の決着となった今年のヴィクトリアマイルは、上位3頭の中で過去にG1で3着以内入線実績を持っていた馬が初めて誰もいないレースにもなりましたが、G1未勝利馬によるワンツースリーということで言えば、2007年、2015年に次いで3回目となりました。G1未勝利馬によるワンツースリーとなった年は、どの年においても単勝10番人気以下の伏兵馬が1頭は3着以内に入り込み、三連単で50万超えの決着を見ていますが、勝ったアドマイヤリードはゴールドシップと同じ”須貝尚介厩舎所属のステイゴールド産駒”ということで、その時と同じような見事な成り上がりを見せてきました。このアドマイヤリードとは対照的だったのが2着に入ってきたデンコウアンジュで、一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズから牝馬G1に皆勤しながらも結果を残せないまま今日に至っていましたが、デンコウアンジュの好走要因がアルテミスS以後のレースで消化不良のレースを続けてきたことによる力の温存であるのに対し、今回の1着馬と3着馬は昨年秋には条件戦を走っており、そこからの上り調子の状態で戦えたことが今回のレースにおける最も大きな好走要因ではないかと考えています。

◎・クイーンズリング(6着)

4コーナーで先頭に立とうとしたスマートレイアーの内を突く奇襲的な戦法で挑んできた昨年のエリザベス女王杯優勝馬でしたが、そこからの競り合いでは今一つ伸びきることができず、勝ち馬から0秒4差離されてのゴールとなりました。もっとも、今回出走のG1馬の中では最先着の結果を残しており、前哨戦で力を出さないことの正当性みたいなものが垣間見られる結果となりました。

キルトクール・レッツゴードンキ(11着)

今回出走のG1馬の中では最も悪い結果となったレッツゴードンキ。高松宮記念まで増え続けてきた体重が今回10kg減となっており、そのことから調子落ちの状態で出走してしまったという印象を与えますが、これに関しては高松宮記念2着の実績が足枷になった印象で、桜花賞を勝った当時と同じようにG1で二度続けて高いパフォーマンスを見せられる馬ではなかったということが言えそうです。

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レース回顧(予想レース) | 22:25:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
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