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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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2011年のダービー馬がもう見えた
2010年もあとわずか。その最後のエントリは来年2011年の上半期G1を制す馬の予想です。メインであるダービー馬の予想は最後の方で触れていきます。


※フェブラリーS…オーロマイスター

フェブラリーSと縁が深い南部杯においてエスポワールシチーなどを退けてレコード勝ち。今年のフェブラリーSは直前で出走取り消しを余儀なくされましたが、血統レベルで言えばエスポワールシチーよりも上です。

※高松宮記念…スプリングソング

阪神芝1200mの1000万下以上の上級条件ではサクラバクシンオーの血を持つ馬が強く、今年10月に復帰してから2連勝したスプリングソングはうってつけの馬です。

※桜花賞…レーヴディゾール

札幌芝1500mのメイクデビュー、デイリー杯2歳S、阪神ジュベナイルフィリーズと無敗の3連勝。血統的にさほど成長力に期待が持てる感じはありませんが、桜花賞までは無敗で突っ走れると見ています。

※皐月賞…ウインバリアシオン

2000m戦に強い小倉芝1800mを初勝利とした馬。残念ながら2000m戦デビューのラジオNIKKEI杯2歳Sでは4着に敗れましたが、前走から3ヶ月ほどブランクがあった上、後ろの馬にぶつけられるアクシデントに遭いながら勝ち馬とタイム差0秒1の4着と善戦。血統的に見ても、皐月賞が勝負と見ています。

※天皇賞・春…ルーラーシップ

有馬記念の予想の時にも触れましたが、阪神芝2000mを初勝利とした馬は晩熟かつ長距離志向が強く、ディープインパクト、アドマイヤジュピタといった2頭の春の天皇賞馬を輩出しています。2006年のディープインパクト以後、サンデーサイレンスの血を持つ馬の連対馬は2010年優勝馬ジャガーメイル(母父)と2009年2着のアルナスライン(父父)の2頭のみで(2011年1月8日訂正)、有馬記念で見せた走りにしても春の天皇賞向きのロングスパートであったことから、サンデーサイレンスの血を持たないルーラーシップは期待のかかる1頭です。

※NHKマイルC…リアルインパクト

ダノンバラードで2歳重賞初制覇を成し遂げたディープインパクト産駒、その初のG1制覇はおそらくこの舞台を走るであろう朝日杯2着馬リアルインパクト。兄はNHKマイルC3着のアイルラヴァゲインで、現段階で兄以上の実績を残していることからも、チャンスは大いにあると見ています。

※ヴィクトリアマイル…カウアイレーン

父は2004年のNHKマイルC優勝馬キングカメハメハ。兄に2001年の安田記念優勝馬ブラックホーク、姉に2007年NHKマイルC覇者ピンクカメオがいるトップマイラーの血が凝縮されています。まだオープン特別を1勝したばかりでG1出走はまだありませんが、出走してくれば間違いなく台風の目となる1頭です。

※オークス…レッドディーヴァ

まだデビューすらしていないディープインパクト産駒ですが、血統的には良血馬が揃うディープインパクト産駒の中でも屈指の超良血。スマイルトゥモローでオークスを制している勢司調教師の管理馬であることも注目です。

※安田記念…リディル

昨年のデイリー杯2歳Sを勝って以来未出走。来年のニューイヤーSで復帰するという話もあるようですが、母エリモピクシーは1997年のエリザベス女王杯を制したエリモシックの妹で、この馬自身類稀なるスピードを受け継いでいます。

※宝塚記念…ローズキングダム

今年の有馬記念はせん痛で出走を取り消しましたが、出走していれば本命候補の1頭でした。母はエリザベス女王杯2着のローズバドということでベストパフォーマンスはグランプリの条件と思われますし、朝日杯、神戸新聞杯優勝とドリームジャーニーを彷彿とさせる成績を残しているのも好印象です。



そして、栄えある第78代日本ダービー優勝馬は…



エアジャクソン(父・ディープインパクト、母・レディパステル)



来年で開業11年目を迎える角居勝彦厩舎。そんな角居厩舎にはディープインパクト産駒が11頭おり、朝日杯3着のリベルタスが出世頭となっていますが、まだデビューしていないのがこのエアジャクソン。血統的には父も母も日本のダービー馬、オークス馬で、父同様5代目までアウトブリード。ディープインパクト産駒を代表する産駒としての期待もあります。



というわけで、良いお年を。2011年も楽しい競馬が見られますように…

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Road_to_Derby | 23:23:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
父の面影 第55回有馬記念回顧
今年は4歳牝馬ブエナビスタと3歳馬が日本競馬の中心となっていましたが、そのフィナーレを飾った有馬記念はまさにそれを象徴するような決着でした。



1着・ヴィクトワールピサ

2着・ブエナビスタ

3着・トゥザグローリー



※デムーロ騎手とネオユニヴァース

勝ち馬ヴィクトワールピサの父ネオユニヴァースは2003年に皐月賞、日本ダービーの二冠を制していますが、この時コンビを組んだのが、今回ヴィクトワールピサの手綱を取ったミルコ・デムーロ騎手。皐月賞では直線で前が壁になりそうになりながら、一瞬開いたスペースに入り込んで一気にスパートをかけると先に抜けていたサクラプレジデントとの争いを頭差凌いで勝利し、続く日本ダービーでは荒れたインコースを避ける馬が多くいた中で4コーナーでインをつき、その時のアドバンテージを生かしてゼンノロブロイの追い上げに対して半馬身先着と、ネオユニヴァースの二冠制覇にデムーロ騎手の機転の良さが大きく関わっていました。

そして今回、向正面でペースが遅くなると見るや4番手から一気にハナに立とうと進出を開始。残り5ハロンから12秒0以内の高速ラップを刻み、最後の直線に入るといち早く抜け出しを図る恰好になり、最後はトゥザグローリー、そしてブエナビスタの猛追を凌ぐ形で押し切りました。その差はわずかに2cmでしたが、この辺りが中山のG1レースを4勝してきたデムーロ騎手の立ち回りの良さ、あるいはネオユニヴァース産駒の勝負強さと言えそうです。

※運に泣くスペシャルウィークの傑作

勝ち馬とは対照的に映ったのが2着のブエナビスタ。ブエナビスタの父スペシャルウィークは1998年の日本ダービー馬で、その時に2着馬に5馬身の差をつけて圧勝しましたが、皐月賞、菊花賞ではセイウンスカイの軽快な先行策と内側開放の仮柵移動に翻弄され、ジャパンCでは同期の外国産馬エルコンドルパサーに完敗。1999年には天皇賞の春秋連覇とジャパンCの制覇を果たすも、春秋のグランプリでは1998年の有馬記念覇者でこれまた同期のグラスワンダーに敗れ去り、有馬記念に至っては4cmの差に屈する形で、JRA賞は1999年の特別賞があるのみとなっています。今回ブエナビスタが有馬記念を勝てば牝馬三冠のアパパネと並んで年間G1レース3勝にすることが叶いましたが、ジャパンCで自身2度目となるG1降着を経験し、今回も2cmの差で勝利から見放される結果。海外含めて7戦して連対率100%と素晴らしい実績を残していますが、年度代表馬争いはかなり厳しいものになってきました。

※実は小回り巧者のキングカメハメハ?

3着に来たのが単勝14番人気の3歳馬トゥザグローリー。2週間前の中日新聞杯で重賞初制覇を果たした馬が、ブエナビスタとクビ差の接戦を演じて波乱を呼びましたが、その父キングカメハメハはNHKマイルC、日本ダービーと春の東京3歳G1を楽勝しており、そのイメージからするとトゥザグローリーの存在はやや異質のもののように思えます。

しかし、キングカメハメハはNHKマイルC、日本ダービーを連勝する前に、有馬記念と関連性の強いコースである阪神芝2200mのすみれS、阪神芝2000mの毎日杯を連勝。阪神芝2000mは現役最後のレースとなった神戸新聞杯も含めて3戦3勝とパーフェクトの成績を残しており、決して東京コースに特化した強さを持つ馬ではなかったと見られます。朝日杯において初年度産駒のフィフスペトルが2着、2年目の産駒ローズキングダムが勝利を収めているようにむしろ小回りコースで本領発揮という趣もあり、昨年の有馬記念勝ち馬ドリームジャーニー同様、小倉芝2000m重賞を圧勝してきたトゥザグローリーは、父キングカメハメハが本来持っていたカラーを存分に受け継いでいるという見方も十分できます。

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レース回顧(予想レース) | 21:53:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
20th forecast 「第55回有馬記念」
今年のジャパンC優勝馬ローズキングダムが出走取り消しとなりましたが、それでもなおG1馬7頭、ジャミールを除く14頭が重賞勝ち馬という豪華メンバーを迎えた55回目の有馬記念。2010年のチャンピオンを決めるにふさわしい舞台設定で頂点に立つ馬はどの馬なのか、今回は全ての出走馬の見解を述べた上で、狙い目を出していきます。

(参考記事・有馬記念展望 「終わりは始まり」

1番・ヴィクトワールピサ(◎)

有馬記念における重要なキャリアの一つである芝2000m実績が4戦無敗。中山2戦2勝、阪神芝2000m戦勝利と有馬記念適性の高さは屈指の存在です。日本馬で初めて3歳馬の凱旋門賞出走を果たし、秋4戦目となったローテーションがどのような影響を及ぼすのか読み切れない部分がありますが、強力な優勝候補として見られます。

2番・ネヴァブション

昨年、今年とAJCCを2連覇。3年前の日経賞では後に有馬記念を制すことになるマツリダゴッホを抑えて優勝しており、中山中長距離重賞で頼れる存在となっています。今年に入って6着以下はなく、健在ぶりをしっかり見せていますが、かつて8回出走した国内G1で3着以内に入ってきたことは皆無であり、2000m未満の実績がないのもネックです。

3番・フォゲッタブル

昨年の4着馬は今年ダイヤモンドSの1勝のみ。2000m以下のレースを勝ったことがないように、このメンバー相手ではスピード不足が否めず、苦戦は免れそうにありません。

4番・トーセンジョーダン(△)

母父ノーザンテーストは2008年の優勝馬ダイワスカーレットの母父であると共に、2頭の2年連続3着馬の母父でもあり、血統的魅力ではこの馬より評価を高くした馬たちに匹敵するものを持っています。関西馬でありながら関西で勝った実績がないのが気がかりですが、2000m戦は4勝して、中山コースも2戦2勝と、適性面では悪くはなさそうです。

5番・ルーラーシップ(△)

有馬記念に強い初勝利が阪神芝2000mの馬。父も母も東京芝2400mでG1を勝ってきた馬ですが、同時に有馬記念と関連性の高い阪神芝2000m重賞を勝ってきた馬でもあり、ハーツクライでディープインパクトを負かしたルメール騎手を迎えていることから、上位争いへの食い込みは十分に見込めます。

6番・ローズキングダム(出走取り消し)

7番・ブエナビスタ(△)

昨年の有馬記念2着馬は今年は京都記念から始動し、海外含めて6戦使ってパーフェクト連対。芝2200m重賞を勝ち、昨年以上に盤石の形を敷いている優勝候補の1頭ですが、ジャパンC連対の牝馬は有馬記念で成績を落とす傾向にあり、複勝圏から漏れる可能性も少なからずあります。

8番・メイショウベルーガ

今年は京都芝2400m重賞を2勝。3走前の京都大賞典では菊花賞馬オウケンブルースリを負かしており、有馬記念に対する適性の高さを窺わせる内容を持っています。ブエナビスタとの直接対決の内容からは勝つことが難しい雰囲気がありますが、大敗する気配はありません。

9番・ダノンシャンティ

母父Mark of Esteemは英国のマイルG1を2勝し、父としては2006年の英国ダービー馬Sir Percyを輩出。2代母Glorious Songは1996年ジャパンCの覇者で主に欧州で活躍してきたシングスピールを輩出するなど、母系の欧州色はかなり濃いものがあります。2000m以上のレースを走るのが1年前のラジオNIKKEI杯2歳S以来、しかも実戦がNHKマイルC以来と臨戦過程に大きな不安を抱えていますが、血統的には上位評価馬とそん色ないものがあります。

10番・エイシンフラッシュ(▲)

有馬記念というレースはゼンノロブロイ、ハーツクライ、ディープインパクトが欧州のG1で好走してきたように、欧州の最高峰のレースに近い適性が求められる舞台でもあります。そんな中でこの馬の父キングスベストは今年の英国ダービー、凱旋門賞を制したワークフォースを輩出しており、そうした意味での血統的アドバンテージはトップクラスのものと言えそうです。

11番・トゥザグローリー(△)

今年3月デビューの3歳馬ですが、関西外回り、マイル戦、関西の2000m重賞、2200m戦と有馬記念で重要視される条件をことごとくクリア。母トゥザヴィクトリーは2001年の有馬記念で3着に来ていますし、管理する池江泰郎調教師はメジロデュレン、ディープインパクトで有馬記念を制しており、人馬ともに油断できない存在です。

12番・ドリームジャーニー

昨年の春秋グランプリホースは今年未勝利。宝塚記念を制した馬は翌年以降のレースで苦戦する傾向にありますし、前年の有馬記念勝ち馬に関しても連覇はおろか3着以内に入ってこないことが多いことから、この馬がここで復活するのは難しいように見えます。

13番・オウケンブルースリ(○)

中山競馬場でのレースは今回が初めてですが、菊花賞、京都大賞典という京都の長距離重賞を2勝している実績は有馬記念において有利に働くキャリアとなっています。昨年のジャパンC2着の時と同様、秋3戦目というローテーションも良く、関東リーディングジョッキーの横山典弘騎手を配していることからも、上位争いの可能性は非常に大きいと見ています。

14番・ペルーサ

3月の若葉Sで2分を切って勝ち、秋の天皇賞で2着に入るなど、ヴィクトワールピサに負けず劣らずの2000mに強い3歳馬。ただ、今回が秋4戦目でここまで未勝利、しかも全て古馬との対戦ということで上がり目がほとんど期待できず、そういうところで評価は控えめです。

15番・レッドディザイア

今年は春にドバイ、秋にアメリカへ遠征し、日本で走るのは5月のヴィクトリアマイル以来2度目。中山コースを走るのは今回が初めてで、外枠という苦しい状況でレースに臨みますが、父は2001年の優勝馬マンハッタンカフェで、秋華賞でブエナビスタを負かしているように、小回りコースの方がアドバンテージを持った走りができそうです。

16番・ジャミール(△)

メンバー中唯一の重賞未勝利馬ですが、父ステイゴールドは1998年3着の時にG1レース2着3回というキャリアを持ちながら重賞未勝利。この馬は重賞2着4回、G1出走2回目とステイゴールドよりも格下であることは否めませんが、年明けには有馬記念と同じコースの迎春Sを勝ち、前々走ではアルゼンチン共和国杯2着と有馬記念への適性は確かなものがあります。



単勝

ヴィクトワールピサ

エイシンフラッシュ

複勝

オウケンブルースリ

トーセンジョーダン

ルーラーシップ

トゥザグローリー

ジャミール

ワイド

エイシンフラッシュ-ルーラーシップ

馬単

エイシンフラッシュ→オウケンブルースリ

三連単

ヴィクトワールピサ→トーセンジョーダン→ブエナビスタ

ヴィクトワールピサ→ブエナビスタ→トゥザグローリー

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レース予想(2013年以前) | 00:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
有馬記念展望 「終わりは始まり」
クラシックで1着同着、牝馬三冠馬誕生、1位入線馬が降着するなど、波乱万丈の2010年の競馬でしたが、その締めくくりとなる有馬記念ではどういった結末が待っているでしょうか。

1・東は中山、西は2000

過去5年の有馬記念3着以内馬の東西分布は関東馬が5頭、関西馬10頭という形。関東馬で連対したのが2007年優勝のマツリダゴッホのみで基本的には関西馬優勢ですが、その中で3着以内に入ってきた関東馬5頭は、全て中山での重賞勝ちがあり、かつ芝1800mの勝利経験がありました。

一方、3着以内入線の関西馬10頭はブエナビスタを除く9頭が関西の芝2000m戦を勝ち、うち7頭が阪神芝2000mで勝利していました。

2・連対するなら2200

過去5年の有馬記念3着以内馬15頭のうち、11頭は2200m勝ちがあります。連対馬では2005年のディープインパクト、昨年のブエナビスタ以外の8頭で、この2頭に関してはキャリアが少ない3歳馬でありながらG1レース3勝というキャリアがあったことから、よほどの実績馬でない限りは2200m勝ちのキャリアを持っていることが重要と言えそうです。

3・マイラーと新阪神

桜花賞馬が3年連続連対、昨年は朝日杯優勝馬が勝利とマイルG1を勝っている馬が活躍している有馬記念。しかし、先の連対馬4頭は共に2000m以上のG1勝ちがあり、なおかつ2006年12月からリニューアルされた阪神競馬場の外回りコースの重賞勝ち馬でもあります。一方で、2006年、2007年と3着に来たマイルチャンピオンシップ2連覇のダイワメジャーは新装阪神競馬場を走ったことはありませんが、マイルチャンピオンシップが行われる京都芝外回りの1600mと阪神芝外回りの1600mは非常に近い関係性を持つコースであり、関西の外回りコースで活躍できる馬に関してはこの舞台における信頼度は高まると言えそうです。

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レース展望 | 23:06:32 | トラックバック(0) | コメント(0)
札幌芝1500mと中山芝1600m 第62回朝日杯回顧
京王杯2歳Sの1着、2着がそのまま今回の1着、2着となった朝日杯。上位馬の血統や過去の臨戦過程が非常に興味深いこのレースの回顧を行います。

1着・グランプリボス

2着・リアルインパクト

3着・リベルタス

※札幌芝1500mを勝ったタイトルホース

今年の2歳チャンピオンは牡牝共に札幌芝1500mのメイクデビュー勝ち馬。朝日杯の中山芝1600mと同様、コーナーのポケットからのスタートとなる札幌芝1500mですが、かつてこの条件で初勝利を収めた馬の重賞勝ちは以下のようになっています。

スーパーホーネット

京王杯スプリングC、スワンS、マイラーズC、毎日王冠

ディアジーナ

フローラS、クイーンC

トウショウナイト

アルゼンチン共和国杯

ストーミーカフェ

共同通信杯、札幌2歳S

2002年以降44回行われている札幌芝1500mの2歳新馬と未勝利戦からは今年の2歳チャンピオンを除いて4頭重賞勝ち馬を輩出しています。いずれもG1タイトルにはわずかに届かなかった馬でしたが、ストーミーカフェ、スーパーホーネットは朝日杯2着のキャリアを持っています。

また、中山芝1600mのコースレコードホルダー・ゼンノエルシドは札幌芝1500mの特別戦勝利をステップに中山芝1600mのレコードを樹立しており、そうした意味では新馬戦で後の札幌2歳S優勝馬を負かしていたグランプリボスの朝日杯優勝は何ら不思議のないものでした。

※グランプリボスの将来

グランプリボスの父はスプリンターズS2連覇を果たしているサクラバクシンオーですが、その産駒の多くは平坦巧者のスプリンターで、そうした意味ではグランプリボスの今回の勝利は特殊なもののように思えます。また、外国人騎手デムーロ騎手で京王杯2歳S、今回と連勝してきたように、デムーロ騎手とよほど手が合っていた可能性もあり、次走以降乗り替わりは必至なことから、来年はどこで活躍できるかという点において大きな疑問を感じています。

とはいえ、札幌芝1500m戦を勝ってきた馬の中には先のゼンノエルシド以外にもマイルCSを制した牝馬ブルーメンブラットや2007年に宝塚記念、ジャパンC、ドバイデューティフリーを制したアドマイヤムーンなどもいますし、2003年の桜花賞2着で2006年に初代サマースプリントシリーズ王者となったシーイズトウショウなどのように意外に息の長い活躍ができるのもサクラバクシンオー産駒の特徴でもあることから、将来、日本のスプリント、マイル路線のトップを担う存在となりうるものと考えています。

※ディープインパクト産駒は2着、3着

今年デビューの馬が初年度産駒となるディープインパクト産駒。その中で2頭が朝日杯に出走し、勝ちは逃したものの京王杯2歳S2着のリアルインパクトが2着、千両賞勝ち馬のリベルタスが3着と優秀な成績を残しました。前者は504kg、後者は490kgと、440kg前後の馬体で日本の中長距離戦を股にかけてきた父とは明らかに違うタイプですが、種牡馬ディープインパクトは成長力に富んだ欧州系の血を母系から、日本競馬を知り尽くした血を父から受け継いでおり、2頭ともまだまだいくらでも化けてきそうな雰囲気を持っています。基本的にディープインパクトはサンデーサイレンスと同様に母系重視の種牡馬なので、兄姉馬の活躍路線を基軸として将来を見極める形となりそうですが、サンデーサイレンス以上に長めの距離適性を持ち、息の長い活躍ができるという面を持ち合わせている印象を今回のレースで受けました。

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レース回顧(予想レース) | 21:33:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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