2011-02-20 Sun
◎・オーロマイスター○・シルクメビウス
△・トランセンド
△・セイクリムズン
久々の予想は簡単に。
本命のオーロマイスターは今回のフェブラリーS同様、「左回り、コーナー2つのマイルのG1」南部杯の勝ち馬。南部杯を勝ってフェブラリーSを連対したケースというと、昨年のエスポワールシチーをはじめ、2006年から2008年にかけて3連覇を果たしたブルーコンコルドが2年連続2着(2007、2008)、そして地方所属馬唯一の中央G1馬メイセイオペラなどもこのパターンに当てはまり、適性面では文句なしです。
対抗シルクメビウスはジャパンCダート2勝のカネヒキリに対して最も差をつけて勝った馬。このコースも3歳の時のユニコーンSを制してきていますし、本命馬同様サンデーサイレンスの血を持つ馬が3年連続して3着以内に2頭入り込んでおり、安定した切れ味を持つこの馬は連軸候補筆頭格と見込んでいます。
3着候補としては、7回中6回3着以内に入ってきている前年のジャパンCダート優勝馬トランセンド、カペラS、根岸S連勝とメイショウボーラー、ノボトゥルーを彷彿とさせるセイクリムズン。いずれもマイルへの適性を図りかねるところがありますが、中央のダートでは二強の存在であることは間違いのないところで、その能力の高さを信頼して狙い目に入れます。
複勝
オーロマイスター
ワイド
シルクメビウス-トランセンド
シルクメビウス-セイクリムズン
三連単
オーロマイスター→シルクメビウス→トランセンド
オーロマイスター→シルクメビウス→セイクリムズン
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2011-02-06 Sun
19年ぶりに3歳セン馬が重賞を制した2011年1月の3歳戦。クラシックとその先を占う意味で、注目の3歳戦をピックアップしていきます。※シンザン記念
昨年に続きレースレコードが更新されたこのレースを制したのは、3歳セン馬のレッドデイヴィス。1992年セントライト記念のレガシーワールド以来のセン馬による3歳限定重賞制覇、さらに1992年福島記念のアラシ以来の3歳セン馬による重賞制覇を成し遂げ、グレード制導入以来初めて春のクラシック前に3歳セン馬が重賞を勝つという出来事がありました。「優秀な繁殖馬選定」と位置づけられるクラシックレースやNHKマイルCには残念ながら出走することができませんが、2008年からはセン馬でも天皇賞への出走が可能となっており、その辺りも併せて新時代のセン馬のパイオニアであるレッドデイヴィスの今後に注目です。
※フェアリーS
母父サンデーサイレンスの馬が1着から3着まで独占した3歳牝馬限定の重賞を制したのは2004年桜花賞馬ダンスインザムードを母に持つダンスファンタジア。母もデビュー戦と2戦目にフェアリーSと同じ中山芝1600mを使って連勝してきましたが、レース振りも母と同じように先行押し切りタイプといった趣です。2着馬はポップロックの妹、3着馬はアドマイヤグルーヴの初子ということで良血馬がその血に違わぬ走りを見せたという見方もできますが、2009年、2010年の朝日杯では母父サンデーサイレンスの馬が勝っており、中山芝1600mにおける母父サンデーサイレンスの存在感が気になるところです。
※1月15日京都芝1800mの未勝利戦
京都芝1800mを初勝利とした馬に大物は多くいますが(参考記事・京都芝1800)、1月のその条件で行われた中で注目したい勝ち馬がダノンシャーク。デビューから3戦連続2着で4戦目となったこのレースを勝ちあがったディープインパクト産駒ですが、デビュー戦ではディープインパクト産駒では最多の3勝を挙げているリベルタスに、2戦目では東京スポーツ杯2歳Sで2着馬に3馬身半の差をつけて勝ったサダムパテックに先着を許してのもので、先に出世してきた馬たちとも遜色のないものを持ち合わせています。ディープインパクト産駒初の重賞勝ち馬ダノンバラードと同一牝系でダノンシャークはブエナビスタと同じ母父カーリアンということで、巻き返しに期待がかかります。
※京成杯
昨年はこのレースの勝ち馬がダービー馬となりましたが、今年はステイゴールド産駒のフェイトフルウォーが勝利。母父メジロマックイーンということで2009年春秋グランプリホースのドリームジャーニー、今年のシンザン記念2着のオルフェーヴル兄弟とそっくりな血統構成を持っていますが、フェイトフルウォーの2勝はいずれも先行抜け出しを決め手としており、今年のクラシックにおける展開のカギとなる存在と言えそうです。
また、このレース2着のデボネアはアラブの大富豪シェイク・モハメドオーナーの所有馬。母の兄は2003年ドバイワールドCの勝ち馬であるムーンバラッド(Moon Ballad)で、小倉芝2000mを初勝利としてきたことからも、注目の1頭です。
※1月30日の東京芝2000m500万下
レース全体のラスト2ハロンが「10.9-11.0」という究極の上がり勝負。そんなレースを制したのが札幌2歳S4着以来の出走だったルルーシュで、”ゼンノロブロイ産駒”、”山本英俊オーナー”、”藤沢和雄厩舎”という点でペルーサを彷彿とさせます。この馬に関しては皐月賞を目指すということで、藤沢和雄調教師の皐月賞挑戦はどういった結末を迎えるのかにスポットが当たりそうです。
なお、このレースでは前半600mが39.0と、スタートしてすぐコーナーを迎える東京芝2000mのコース形態を考えてもかなりのスローでした。今年に入っての3歳戦はそのほとんどがスローで、このレースはまさにその象徴となるものでしたが、折り合いを教え込むということの他に、”寒さ”という部分でも度重なるスローペースに拍車をかけている感もあります。そんな中で上がり3ハロン32秒8を出しながら4着に敗れたラヴェルソナタを筆頭に、次走どういった走りを見せるのかもとても気になるポイントです。