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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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第147回天皇賞(春)展望 「”王”の算」
日本の平地G1としては最も長い3200mのレースである天皇賞(春)。今年は外国馬の参戦もありますが、今回の展望では日本馬による好走パターンについて触れていきます。

(昨年の展望記事・第145回天皇賞(春)展望 「頂と麓」

1・白い王

平成以降の天皇賞(春)における単勝1番人気馬の成績は(7-3-4-10)と複勝率は60%近いですが、21世紀の括りで見ると(2-0-3-7)で、2006年のディープインパクト以来勝利がありません。

この中で勝利を収めた7頭は全てG1馬で、2001年のテイエムオペラオー以外の6頭は年内初戦を勝利。また1999年のスペシャルウィーク、2000年のテイエムオペラオー以外の5頭は前年秋のG1勝ちがありました。2着の3頭にしても天皇賞(春)の前に3000m以上のG1勝ちを含めてG1レースを2勝以上し、かつ前走で勝利を収めており、それ以外の馬の1番人気はかなり信頼度が落ちます。

2・王の駒

平成以降では1番人気馬が7勝をあげていますが、その時の2着になった馬の人気は1991年に7番人気で2着に入ったミスターアダムス以外は2番人気か3番人気となっており、菊花賞を勝てなかったG1馬が1番人気で勝った3回がいずれも2着馬が3番人気馬でした。実績的には芝2500m重賞勝ち、あるいは芝3000m以上のレースを勝ってきた馬たちで占めており、長距離適性の高さを示している馬が優勢と言えます。

一方で、1番人気馬が3着以下に沈んだ場合、21世紀の1番人気馬でなかった優勝馬10頭のうち、2009年のマイネルキッツと2010年のジャガーメイルと2012年のビートブラック以外の7頭は重賞勝ち馬ですが、その3頭にしても芝2400m以上のG2で連対経験を持っていました。また、他のデータでは5頭が芝2500m重賞の連対経験持ちがあり、2着馬で見ても芝2500mのオープンクラスで連対経験があった重賞勝ち馬が5頭いたことから、こちらも長い距離への適性と根本的な力量が求められています。

3・日本最高の玉座とは

かつてクラシック、春秋の天皇賞、有馬記念を「八大競争」として日本最高峰のビッグレースとして立てていた時代がありましたが、2006年にディープインパクトが優勝して以来、自身または父が日本ダービー馬による連対を必ず1頭は果たすようになってきました。

☆昨年の上位3頭

1着・ビートブラック(2に該当)

2着・トーセンジョーダン(2・3に該当)

3着・ウインバリアシオン(2に該当)

昨年は前走を勝っていた馬が1頭も3着以内に入りませんでしたが、前走優勝馬が3着以内に入らなかったのは、平成になってからでは昨年のレースで3回となりました。しかも、その前の1989年と1995年の2回は年内の重賞を勝ってきた馬が1頭ずつ3着に入っていたのに対し、昨年の場合は年内未勝利馬による上位独占ということで大波乱となりましたが、2着馬と3着馬については前年のG1で2回以上連対を果たし、過去に東京芝2400m以上の重賞で優勝経験を持っていました。

そして、見事に勝利を収めたビートブラックはこの時14番人気でしたが、10番人気以下の人気馬による優勝は21世紀に入って4頭目。3着以内入線としては7頭目で、重賞未勝利からの入線は2007年2着のエリモエクスパイア、2009年優勝のマイネルキッツ、2010年のメイショウドンタクに次いで4頭目となっていますが、芝3000m以上が初めてだったマイネルキッツ以外の3頭は、芝3000m以上で3着以内に入った経験を持ち、芝2400mで優勝経験があるという共通点を有してました。

☆今年の登録馬(日本馬)とデータマッチ

・該当なし

カレンミロティック、サトノシュレン、ノーステア、マカニビスティー、ユウキソルジャー、レッドデイヴィス

・1の参考データ

(G1馬)

ゴールドシップ(G1勝ち…皐月賞2012・菊花賞2012・有馬記念2012、前走…阪神大賞典1着)

ジャガーメイル(G1勝ち…天皇賞(春)2010、前走…ダイヤモンドS2着)

マイネルキッツ(G1勝ち…天皇賞(春)2009、前走…日経賞5着)

・2に該当(距離を問わず1年以内に重賞優勝経験を持つ馬は太字

(芝2500m重賞連対馬)

コパノジングー、ゴールドシップ、ジャガーメイル、デスペラード、トウカイトリック、トウカイパラダイス、フェノーメノ、マイネルキッツ

(芝3000m以上の勝ち鞍のある馬)

アドマイヤラクティゴールドシップ、ジャガーメイル、デスペラード、トウカイトリック、フォゲッタブル、マイネルキッツ

(芝2400m以上のG2以上のレースで連対経験を持つ馬)

カポーティスターゴールドシップ、ジャガーメイル、デスペラード、トウカイトリック、トウカイパラダイス、フェノーメノ、フォゲッタブル、マイネルキッツ、メイショウカンパク

・3に該当

ジャガーメイル、デスペラード、トーセンラー、ピエナファンタスト、ユニバーサルバンク

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テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

レース展望 | 00:32:52 | トラックバック(0) | コメント(1)