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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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追跡・ファレノプシス 「キズナの姉、ナリタブライアンの姪」
今週の中央競馬は東京と京都で3つのG2戦が行われ、今年秋のG1を占う重要な一戦となりますが、海の向こうフランスでは欧州競馬の総決算とも言えるビッグレース凱旋門賞が行われます。今年は、2011年のクラシック三冠馬オルフェーヴルが昨年2着の雪辱を晴らすために参戦すると共に、今年の日本ダービー馬であるキズナが、2010年の皐月賞馬ヴィクトワールピサ以来となる3歳馬の凱旋門賞出走を果たそうとしている豪華な布陣。日本調教馬初の凱旋門賞制覇は、サンデーサイレンス産駒初の海外G1制覇を果たした子供の産駒か、あるいはサンデーサイレンス産駒唯一のクラシック三冠馬となった子供の産駒に託されることになりましたが、世界の競馬に大きな一ページを刻みこむのは果たしてどちらの馬か、非常に楽しみです。

そんな中、昨日から3日連続で行う予定の「追跡」ですが、2日目の今回はキズナにとって15歳上の姉であるファレノプシスについて触れていきます。ファレノプシスは1998年の桜花賞などG1レースを3勝した、キズナに勝るとも劣らない名馬ですが、キズナとの関係性から見えてくるものについて語っていくと共に、自身のG1レース2勝目であり、来週行われる秋華賞を見る上での重要なポイントにも触れていきます。

※絡み重なり合う因縁

先にファレノプシスのことを”キズナの姉”という言い方をしましたが、ファレノプシスがG1・2勝目をあげた秋華賞は、ファレノプシスにとっては従兄にあたり、1998年9月27日に胃破裂によって安楽死となった1994年のクラシック三冠馬ナリタブライアンの弔い合戦のような趣もありました。事実、ファレノプシスの父はナリタブライアンと同じブライアンズタイムで、ナリタブライアンとは4分の3同じ血が流れていますが、ファレノプシスが勝利した秋華賞の2着馬ナリタルナパークは、ナリタブライアンと同じ早田牧場生産のブライアンズタイム産駒、大久保正陽調教師、山路秀則オーナーということで、1998年の秋華賞はナリタブライアンの遺志を継いだ人馬による激走という部分でクローズアップされたところもありました。

ただ、今のキズナとの関わりということでこの秋華賞を語れる部分があるのは、勝ったファレノプシスに騎乗していたのは、キズナで自身5度目のダービー制覇を果たし、凱旋門賞でもキズナの手綱を取る武豊騎手で、2着のナリタルナパークに騎乗していたのは、デビュー戦と2戦目の黄菊賞でキズナの手綱を取っていた佐藤哲三騎手であったということです。佐藤哲三騎手が昨年11月24日のレースで落馬事故に遭い、3戦目のラジオNIKKEI杯2歳Sから武豊騎手とのコンビとなったキズナですが、このバトンタッチはナリタブライアンから始まった”縁”がファレノプシスとナリタルナパーク、彼らの関係者を通い合わせ、その結晶とも言える”絆”によって具現化したように思えてなりません。

また、ファレノプシスを管理していた浜田光正厩舎は、ナリタブライアンの兄で1993年の菊花賞などG1を3勝したビワハヤヒデを管理しており、2頭の偉大な従兄との関係性も非常に面白いのですが、現実的な話に戻すと、ビワハヤヒデもナリタブライアンも、そしてファレノプシスも3歳秋の最初のG1は見事に勝利しています。ファレノプシスは秋華賞後に年内休養という形をとりましたが、ビワハヤヒデ・ナリタブライアン兄弟は次の有馬記念でそれぞれ2着・1着と世代のトップホースとして何ら恥じることのない走りを披露しており、この流れを考えれば、キズナが凱旋門賞でニエル賞以上の走りを見せて勝利することも、全くの夢物語ではありません。

※秋に咲く”華”

さて、話をファレノプシスメインにシフトしていきますが、ファレノプシスは桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯のG1・3勝馬。秋華賞は1996年に新設されて今年で18年目を迎えていますが、秋華賞とエリザベス女王杯の両方を勝っている馬はファレノプシス含めて5頭おり、ファレノプシスはメジロドーベルに次いで2頭目となります。秋華賞とエリザベス女王杯の両方を勝った5頭の中で、その2レースを続けて勝ったのは2002年のファインモーションと2007年のダイワスカーレットの2頭だけですが、2004年の秋華賞馬で2005年にエリザベス女王杯を制したスイープトウショウ以外の4頭については秋初戦の重賞を勝利しているので、この点で言えば、デニムアンドルビーが今年の秋華賞を制すようであれば、今年は難しくとも翌年以降のエリザベス女王杯制覇を十分に視野に入れることができます。

◇秋華賞後、さらにG1を勝利した馬

メジロドーベル(1997年)…エリザベス女王杯(1998年、1999年)

ファレノプシス(1998年)…エリザベス女王杯(2000年)

ファインモーション(2002年)…エリザベス女王杯(2002年)

スイープトウショウ(2004年)…宝塚記念(2005年)、エリザベス女王杯(2005年)

ダイワスカーレット(2007年)…エリザベス女王杯(2007年)、有馬記念(2008年)

アパパネ(2010年)…ヴィクトリアマイル(2011年)

ジェンティルドンナ(2012年)…ジャパンC(2012年)



”秋華賞後、さらにG1を勝利した馬”の最近の2頭は3歳牝馬三冠馬ですが、上記7頭に共通していたのは、キャリア最初の重賞、もしくは最初のG1を勝っていたということです。今年の秋華賞登録馬ということで言えば、サクラプレジール、デニムアンドルビー、ローブティサージュの3頭が該当していますが、今年の3歳世代の牝馬G1は最初の重賞で跳ね返された馬が全て勝利しているので、ここ4年ほど続いている平穏な決着とは全く異なる形が見られる可能性も大いにあります。

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テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

馬雑談【追跡】 | 19:56:37 | トラックバック(0) | コメント(0)