2013-10-05 Sat
今週日曜日に行われる2つの重賞は、秋の古馬芝G1に大きな影響を与えるレース。東京で行われる毎日王冠は11頭立て、京都で行われる京都大賞典は13頭立てと、どちらも少数精鋭といったところですが、今回の予想では毎日王冠は近走勢いのある馬たちを重視する一方、京都大賞典では暮れのG1・有馬記念に備えた予想を組んでみました。※第64回毎日王冠
◎・クラレント
+・出走頭数11頭以下の毎日王冠では3年連続勝利している「年内の芝1800m重賞勝ち馬」[レ]、5年連続連対馬輩出の「近1年以内に東京芝重賞を勝ってきた馬」[レ]
-・前走芝重賞勝ち(0-0-0-3)[自]
4歳馬ながら、東京芝重賞勝ち鞍はメンバー中最多の3勝をマーク。2年前の優勝馬ダークシャドウと同じ、エプソムCを勝ったダンスインザダーク産駒ということもありますし、開幕週に生きる先行脚質ということも踏まえて本命に据えます。
○・レッドスパーダ
+・5年連続2着馬輩出の「近1年以内に芝1600m以下の重賞を勝ってきた馬」[レ]
-・2001年以降の関屋記念優勝馬で、関屋記念の次走が年内の左回り(0-0-2-3)[自]
本命馬クラレントと同様に4歳の東京新聞杯勝利経験とNHKマイルCで3着以内に入った実績をを持つ馬。こちらも開幕週で有利に働くと見られる先行脚質が魅力的ですが、年齢的なものからこちらを2番手としました。
△・ショウナンマイティ
+・3年連続3着馬輩出の「年内の芝2000m以上の重賞連対馬」[レ]、前走と同じ競馬場(1-2-1-0)[自]
-・2003年以降の安田記念で2着に入った日本のG1未勝利馬による次戦(0-0-1-3)[自]
G1馬に揉まれるレースをしながら2着が続いているここ2戦。能力的にはこの中でもナンバーワンといっても過言ではありませんが、休み明けと脚質を考慮して割引の3番手評価としています。とはいえ、先のレースを見据える上では、このレースの走りは大きなカギとなると見ています。
キルトクール・コディーノ
+・5年連続連対馬輩出の「近1年以内に東京芝重賞を勝ってきた馬」[レ]
-・2007年以降の皐月賞3着馬で3歳下半期の古馬初対戦成績(0-0-1-3)[自]
昨年11月の東京スポーツ杯2歳Sでは今回のコースである東京芝1800mの2歳コースレコードをマークして勝利。その後の成長に大きな期待がかかりましたが、今年の春の一連の走りを見ていると成長が阻害されている印象があります。能力的に見ても、このメンバーでは格下の感も否めず、3歳トップレベルの力量を見極める意味でも、今回のキルトクールに指名です。
単勝
クラレント
馬単
クラレント→レッドスパーダ
☆勝負のワンツースリー
クラレント→レッドスパーダ→ショウナンマイティ
※第48回京都大賞典
◎・アドマイヤラクティ
+・5年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「京都芝G1で5着以内に入った経験を持つ馬」[レ]、3年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「芝2400m戦優勝経験を持つ馬」[レ]
-・G1勝ちの無い前走G2出走馬による連対は2006年2着のファストタテヤマ以来なし[レ]
年明けに京都大賞典と同じ京都芝2400mで行われた日経新春杯を制したカポーティスターと同じハーツクライ産駒。中山芝2200m・京都芝2400mの優勝実績とダイヤモンドS勝ち馬というと、2008年の京都大賞典2着馬で、その後の有馬記念で最低人気ながら2着に入ったアドマイヤモナークと同じであり、その再来と見ての本命指名です。
○・ゴールドシップ
+・5年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「京都芝G1で5着以内に入った経験を持つ馬」[レ]、4年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「7月から9月までの本州または九州の勝利経験を持つ馬」[レ]、3年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「芝2400m戦優勝経験を持つ馬」[レ]
-・前走宝塚記念を制した4歳馬による秋初戦の勝利は、2000年の京都大賞典を勝利したテイエムオペラオー以来なし[自]
今回は宝塚記念とさほど変わらぬレースができると見込んでおり、十中八九勝利は見えています。
△・ニューダイナスティ
+・4年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「7月から9月までの本州または九州の勝利経験を持つ馬」[レ]、3年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「芝2400m戦優勝経験を持つ馬」[レ]
-・重賞で3着以内に入った経験のない馬による3着以内入線は2003年3着のダンツランニング以来なし[レ]
重賞では全く良い思いができていない馬ですが、3走前の走りを再現することができれば、3着までには粘ってきてもおかしくないと見ています。
キルトクール・ヴィルシーナ
+・5年連続3着以内入線馬を2頭以上輩出している「京都芝G1で5着以内に入った経験を持つ馬」[レ]、3年連続3着以内入線馬を輩出している「12月の条件戦勝ちのある馬」[レ]
-・関西芝外回りで優勝経験のない関西馬による3着以内入線は、2007年3着のアルナスライン以来なし[レ]
今年春は牝馬限定のヴィクトリアマイルで悲願のG1制覇を果たしたものの、牡馬混合の2戦は共に惨敗。明け4歳初戦の大阪杯と比べればいくらかメンバーは軽くなっていますが、対ゴールドシップを考慮すれば、3歳牝馬三冠馬ジェンティルドンナが宝塚記念で一方的な敗戦を喫しており、それよりかは確実に劣っているこの馬に上位進出の目はないと見て、キルトクールに指名です。
複勝
アドマイヤラクティ
馬単
ゴールドシップ→アドマイヤラクティ
☆勝負のワンツースリー
ゴールドシップ→アドマイヤラクティ→ニューダイナスティ
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