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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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追跡・オルフェーヴル&キズナ 「2013年凱旋門賞から始まる話」
昨年に続いて今年も日本馬2頭が参戦した、欧州競馬最高峰のレース・凱旋門賞。今年はフォワ賞、ニエル賞といった凱旋門賞と同じロンシャン競馬場2400mの前哨戦をオルフェーヴルとキズナが勝利し、凱旋門賞に向けて最高の盛り上がりを見せていたのではないかと思われますが、勝ったのは、4戦4勝の地元フランスのオークス馬Treveでした。一昨年のデインドリームから3年連続で牝馬が勝利となった今回の凱旋門賞におけるTreveの勝利は、2008年のZarkava以来となる3歳牝馬による無敗の凱旋門賞制覇ということでも大偉業ですが、対する日本馬2頭もオルフェーヴルは昨年と同じ2着、キズナは4着と、大健闘と言える戦いぶりを見せました。

今回の「追跡」は、今年の凱旋門賞を振り返っていくと共に、凱旋門賞後の飛躍を望めるのかどうかについて触れていきます。

※欧州の、フランスの本気を見た!

レース前日に今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝利していたNovellistが熱発で出走取り消しとなり、17頭立てで行われた今年の凱旋門賞。オルフェーヴル、キズナの日本馬2頭は前走同様に自分なりの好スタートを切り、オルフェーヴルは中団外、キズナは後方から3頭目の外を通ってくる戦法を取っていましたが、勝ったTreveは日本馬2頭を前後に見る形でレースを進めていました。

この3頭の隊列が勝負のカギとなりましたが、向正面の高低差10mの坂を上りきり、最初のコーナーの入り口から始まる下り坂からTreveが徐々に前に進出し、Treveの真後ろにポジションを取っていたキズナも一緒になって位置を上げていこうとしていました。一方で、オルフェーヴルはこの2頭の進出によって馬群に呑まれる格好となり、仕掛けを遅らせざるをえなくなりましたが、フォルスストレート中間から本格的に位置を上げに行ったTreveは直線入り口で早々と先頭に立ちながらも終始余裕の手応え。Treveと一緒に上がっていったキズナは一旦は2番手まで上がってきたものの、直線半ばでオルフェーヴルと今年のフランスダービーを制したIntelloに交わされて、そこから粘り込みを図るのが精いっぱい。Treveが前に出たところから進出を開始したオルフェーヴルも、昨年とは違って行儀良く脚を伸ばしてきていましたが、結局はIntelloとの競り合いをクビ差凌ぐのがやっとで、勝ったTreveからは5馬身の差をつけられることになりました。

勝ったTreveは父が2005年のイギリスダービー馬Motivatorで、その父は1999年の凱旋門賞でエルコンドルパサーを負かしたMontjeu。2006年にドバイシーマクラシックを勝利したハーツクライをキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで負かしたHurricane Run、あるいは今年のドバイシーマクラシックで前年のジャパンC優勝馬ジェンティルドンナ相手に勝利したセントニコラスアビーもMontjeuの産駒で、海外遠征をしてきた日本馬にとってMontjeuという存在は天敵にして宿敵です。その意味では、欧州競馬で勝利するためには、Montjeuの血を持つ馬に勝つことが必定となりそうです。

また、3着に入ったIntelloは、アンドレ・ファーブル調教師、オリビエ・ペリエ騎手という凱旋門賞の名匠たちと手を組み、2年前の日本のクラシック三冠馬と接戦、今年の日本ダービー馬に2馬身先着しましたが、TreveもIntelloも「父系Sadler's Wells、母の父系Danzig」という欧州競馬の柱となるノーザンダンサー系のクロスの配合を持つ馬で、まさに欧州競馬の、フランス競馬の本気を見せつけられる格好となりました。

※帰国後の快進撃はあるか

一方、敗れてしまったオルフェーヴルもキズナも、フランス競馬人の老獪さと若々しい競走馬を相手に堂々としたレースぶりを披露。オルフェーヴルは前年に続いて2着で、2000年代ではYoumzain(2007年・2008年・2009年)以来となる複数年連続2着という記録を得ることになりました。今年の日本ダービー優勝馬キズナは4着となりましたが、2010年に3歳で参戦した皐月賞馬ヴィクトワールピサよりも着順、勝ち馬との差は良く、3歳馬の挑戦ということでは一歩前進した結果を得ることが出来ました。

◇2000年以降の凱旋門賞に出走した日本馬による、その後の重賞優勝実績、及びG1・3着以内入線歴(今年の凱旋門賞前まで)

マンハッタンカフェ(2002年・13着)…なし

タップダンスシチー(2004年・17着)…金鯱賞(2005年)、有馬記念2着(2004年)

ディープインパクト(2006年・3位入線失格)…ジャパンC1着(2006年)、有馬記念1着(2006年)

メイショウサムソン(2008年・10着)…なし

ナカヤマフェスタ(2010年・2着)…なし

ヴィクトワールピサ(2010年・7着)…中山記念(2011年)、有馬記念1着(2010年)、ドバイワールドカップ1着(2011年)、ジャパンC3着(2010年)

ヒルノダムール(2011年・10着)…なし

ナカヤマフェスタ(2011年・11着)…なし

オルフェーヴル(2012年・2着)…大阪杯(2013年)、フォワ賞(2013年)、ジャパンC2着(2012年)

アヴェンティーノ(2012年・17着)…なし



さて、今回2着になったオルフェーヴルについては今年の有馬記念を最後に現役を引退することを示唆していますが(参考記事・【凱旋門賞】オルフェーヴル、有馬記念で引退 池江師が示唆(スポーツ報知))、2000年代の凱旋門賞で一桁順位に入った4頭の馬(注・3位入線失格のディープインパクト含む)に関しては、当年の遠征前後に宝塚記念、もしくは有馬記念を勝利しています。オルフェーヴルは2011年に有馬記念、2012年に宝塚記念を制しており、ディープインパクト以来となる”引退レース・有馬記念の優勝”ということも現実味を帯びてきました。

一方で、キズナについては、10月8日現在帰国後の話が出てきていませんが、春のクラシック優勝経験があり、かつ遠征した年にG1勝ちのある馬は2000年代で3頭おり、いずれも一度は帰国後のG1で連対しています。中でも、3歳で遠征したヴィクトワールピサは、帰国後初戦のジャパンCからドバイワールドカップの勝利まで(3-0-1-0)とし、大きな飛躍を見せることが出来ました。仮にキズナが有馬記念に出走するようであれば、宝塚記念と同じ距離の芝2200mの重賞・京都新聞杯の優勝実績などからもオルフェーヴルにとって最大のライバルとなりそうですが、いずれにせよ、帰国後のレースが非常に楽しみな存在と言えます。

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馬雑談【追跡】 | 19:07:41 | トラックバック(0) | コメント(0)
第18回秋華賞展望 「”乱”の算」
今年の宝塚記念優勝馬ゴールドシップが断然人気だった京都大賞典で三連単300万馬券が出て、早くも波乱ムードが漂う秋の京都開催。その最初のG1となる秋華賞は、5年前に三連単1000万馬券が飛び出したこともある、非常に難しいレースです。最近4年は比較的平穏な決着が続いていますが、桜花賞馬不在の今年はどんな決着を見るのでしょうか。

なお、今回から登録馬発表段階で除外対象・または抽選対象とされている馬に関しては、”除外”あるいは”抽選”という項目を設けて話を進めていきます。

(昨年の展望記事・第17回秋華賞展望 「花と化」

1・狂い

桜花賞馬とオークス馬が完全に別の馬となった2013年の牝馬クラシックですが、今年は2002年以来4回目の桜花賞馬不在の秋華賞となります。そのような状況になった過去3回の優勝馬は、いずれも父系ノーザンダンサーの関西馬で、なおかつ前走から乗り替わり(2002年のファインモーション以外はテン乗り)と、2007年以降に築き上げられたデータとはまるで違うものが浮かび上がってきています。

また、当時連対を果たした6頭のうち4頭がダートで優勝経験を持っており、2007年以降の3着以内入線馬で唯一ダート優勝経験持ちだったプロヴィナージュ(2008年3着)が見せたような大波乱を演出するかもしれません。

2・踏み

秋華賞トライアルであるローズSが今の阪神芝外回り1800mになった2007年以降、前走ローズS組が必ず1頭連対しています。その中で、牝馬クラシック二冠を制していたアパパネとジェンティルドンナ以外のローズS出走馬による秋華賞連対の共通点は過去に非根幹距離の勝利を有している点で、この部分が本命優勢になりやすい他の牝馬G1と一線を画していると言えそうです。

3・侮り

阪神競馬場が改修されてから行われた2007年以降では必ず3着以内に1頭入り込んでいるのが古馬と対戦してきた馬で、3着以内に入った9頭のうち5頭が単勝6番人気以下の伏兵的存在でした。ただ、この5頭はいずれもサンデーサイレンスの血を2代内に有していた馬たちで、それ以外の血統では苦戦を強いられています。

☆昨年の上位3頭

1着・ジェンティルドンナ(2に該当)

2着・ヴィルシーナ(2に該当)

3着・アロマティコ(3に該当)

昨年は3歳牝馬三冠レース全てが1着馬と2着馬は同じで、このレースの馬連の払い戻し金は250円とガチガチの決着になりましたが、2着馬、3着馬はオークスの前に芝2000mのレースを勝っていました。単勝1番人気に支持される馬の資質によってレースの性格が激変してしまう秋華賞ですが、今年はどんなストロングポイントが決め手となるでしょうか。

☆今年の登録馬とデータマッチ

※1に該当

・父系ノーザンダンサーの関西馬

シャトーブランシュ、ノボリディアーナ

除外…リメインサイレント

・ダートで優勝経験あり

シャトーブランシュ、ビーナストリック、リラコサージュ

除外…なし

※2の参考データ

・前走ローズS出走馬【ローズS前に非根幹距離の勝利経験を持つ馬は馬名横に(非)、除外対象馬は(除)と記載】

1着・デニムアンドルビー

2着・シャトーブランシュ(非)

3着・ウリウリ

4着・メイショウマンボ(非)

5着・ウインプリメーラ(除)

6着・ローブティサージュ(非)

7着・リメインサイレント(非)(除)

8着・ノボリディアーナ(非)

11着・トーセンソレイユ(非)

12着・コレクターアイテム

14着・エバーブロッサム

15着・セレブリティモデル

17着・アサクサティアラ(非)(除)

※3に該当

・古馬との対戦経験を持つ”2代内にサンデーサイレンスの血を持つ馬”

ウリウリ、スマートレイアー、セキショウ、セレブリティモデル、リボントリコロール

除外…アサクサティアラ、ウインプリメーラ、ディアデラマドレ、プリンセスジャック、ラキシス、リメインサイレント

※該当なし

エバーブロッサム、コレクターアイテム、サクラプレジール、デニムアンドルビー、マコトブリジャール

除外…アドマイヤイチバン、トーセンアルニカ

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レース展望 | 07:59:13 | トラックバック(0) | コメント(0)