2014-06-16 Mon
今年の日本ダービーが終わって2週目に入り、函館開催も始まって三場で2歳戦が行われるようになりましたが、ここまでの2週ということで言えば、昨年よりも静かなスタートといった印象があります。今年の3歳G1・5戦のうち3戦を8月以前にデビューした馬が勝利を収めたのが昨年の2歳馬たちですが、来年のクラシックを担う今年の2歳馬は、どの月にデビューした馬が大きな飛躍を見せるのかも、気になるところです。※6月14日東京芝1400mメイクデビューより、ホワイトエレガンス
かつては”名牝、必ずしも名繁殖牝馬にあらず”なところがあった日本の競馬界ですが、昨今はそういった風潮はだんだんと薄れており、今年の桜花賞を制したハープスターのように、二代母が日本のG1馬といったケースも目立ち始めています。
今回取り上げることにしたホワイトエレガンスは、二代母が1993年のマイルCS優勝馬シンコウラブリイという血統馬で、父がクロフネ、母父がサンデーサイレンスと、一昨年のヴィクトリアマイル優勝馬ホエールキャプチャを彷彿とさせるものがあります。事実、ホワイトエレガンスはホエールキャプチャと同じ嶋田賢氏所有の牝馬であり、毛色も芦毛ということで、かなり近い関係にあるとも言えますが、レース内容としては4コーナーで先頭に立ってそのまま押し切るという内容の、実に若駒らしい走りを披露していました。姉が2年前のフェアリーSで2着になったマイネエポナということで、まずは姉が果たせなかった重賞制覇を成し遂げることができるかどうか、注目したい1頭です。
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