2014-07-29 Tue
今週から東は新潟、西は小倉へと舞台が移り替わる中央競馬。新潟に関しては中山競馬場がスタンド改修工事を行っている関係で、スプリンターズSが行われる10月頭までのロングラン開催ですが、8月最初の開催はどういったカラーを見せてくるのでしょうか。※アイビスサマーダッシュ
21世紀の新潟競馬場名物となった直線1000mの芝コースをフルに使った重賞レースで、今年で14回目を迎えます。昨年の2着馬フォーエバーマーク、一昨年の優勝馬パドトロワ、今年春の韋駄天Sでフォーエバーマーク相手に勝利したセイコーライコウなど、楽しみな馬が揃っていますが、今年の桜花賞で大逃げを打ったフクノドリームが新潟の直線1000mをどう駆け抜けていくのかが一番の見せ場になるかもしれません。
※クイーンS
今年は8月最初の重賞として設定された、北海道における唯一の牝馬限定重賞。昨年は8頭立てのレースとなったのに対し、今年はフルゲート14頭に対し16頭の登録があり、1年以内に牝馬重賞を勝利している馬が4頭いる、質、量共に充実の一戦といった趣がありますが、先日凱旋門賞出走を表明したジャスタウェイと同じ大和屋暁オーナー、須貝尚介厩舎のハーツクライ産駒オツウが初めての重賞でどれほど戦えるかが一番の楽しみです。
スポンサーサイト
2014-07-28 Mon
先週の開催で福島、中京の夏の開催が終わりましたが、一方で北海道では2年ぶりに札幌競馬場の開催が始まりました。その開幕週は土曜午後から雨に見舞われ、リニューアル後最初の重賞となったエルムSでは不良馬場で行われましたが、今回はリニューアルされた札幌競馬場のこけら落としとなった2歳戦をピックアップしていきます。※7月26日札幌芝1500m未勝利戦より、マコトグナイゼナウ
2014年最初の札幌競馬場のレースは、コーナーのポケットからスタートする芝1500mの2歳未勝利でしたが、このレースの勝ちタイムは1分29秒9となり、札幌競馬場の芝1500mの2歳レコードとコンマ6秒差の決着となりました。札幌芝1500mの2歳戦で1分30秒0を切って勝利した馬の中には朝日杯フューチュリティSとNHKマイルCを制したグランプリボスや国内外のG1を3勝したアドマイヤムーンといった名馬もいますが、このレースを制したマコトグナイゼナウはグランプリボスと同じ「父サクラバクシンオー、母父サンデーサイレンス」の配合馬で、2代母が1999年の秋華賞を制したブゼンキャンドルとなっていることから、新装された札幌競馬場の真価を問う意味では重要な存在と見ています。
◇「競馬思考履歴」更新のお知らせ
約1か月ぶりの更新。手短に書いていますが、秋に向けて、ちょっとしたことを準備しています。
競馬思考履歴
2014-07-27 Sun
夏の福島開催は今日が最終日でしたが、今週予想した2歳新馬戦における上位評価2頭はなかなか見どころがありそうな走りを披露してきました。1着・マイネルシュバリエ(父バトルプラン)
2着・ピュアノアール(父ブラックタイド)
3着・デバイスドライバー(父ハーツクライ)
(予想記事・2014年・二十五の予想 「7月27日福島第5レース」 (デバイスドライバーVSマイネルシュバリエ))
キルトクール・マイネルシュバリエ(1着・(/´△`\) ナンテコッタイドンガバチョ!)
レース当日の第2レースで後方からレースを進めていたニシノカザブエが勝利を収めたように、開催後半になるにつれて徐々に外差しが決まるようになっていた福島芝コースでしたが、この馬はスタートからダッシュ良くハナに立ち、内ラチ沿いをキープしながら走っていました。3、4コーナーで外から被されそうになって手応えが怪しくなりかけましたが、直線に向いてから柴田大知騎手の追いにきっちりと反応を見せ、最後の1ハロンではこのレースの最速ラップである11秒5を刻んで逃げ切りを決めました。終いの伸び脚と道中の手応えの良さを鑑みると、なかなか優秀なスピードを持っていると思われ、昨年の札幌2歳Sでレッドリヴェールと僅差の争いを演じた姉・マイネグレヴィルと同程度の活躍が見込まれます。(単勝200、複勝110)
◎・デバイスドライバー(3着)
マイネルシュバリエとは対照的にスタートの出が悪かったデバイスドライバーでしたが、終始外を通りつつもゆったりとした走りで徐々に位置を上げていき、最後はアサクサリーダーの粘り腰に対してハナ差先着して3着に入りこんできました。この馬が叩き出した上がり3ハロン35秒7は、2着に入ったピュアノアール並んでメンバー中最速タイの上がりで、ロスの少ない競馬ができていたピュアノアールと比べれば、この馬の方が将来性はありそうです。(複勝280)
2014-07-26 Sat
2014年の下半期が始まってそろそろ1か月になります。先週は2歳の重賞も行われ、今週もオープン特別が組まれていますが、今回は今月5度目の福島芝1800m戦予想として、日曜日に行われる新馬戦を予想します。猛暑日かつ、クタクタの馬場というタフなコンディションで覇を唱えるのはどの馬になるでしょうか。◎・デバイスドライバー
キルトクール・マイネルシュバリエ
今回、本命とキルトクールに指名した2頭は共に2歳重賞連対馬を姉に持つ馬たちですが、本命にしたデバイスドライバーは2007年の新潟2歳Sの優勝馬で、翌年の桜花賞、オークスでは共に単勝10番人気以下の伏兵的存在でありながら2着に来たエフティマイアの弟にあたります。この馬の母であるカツラドライバーの子供で重賞級の活躍を見せたのはエフティマイアのみで、他の子供たちの活躍は芳しくありませんが、デバイスドライバーは父にハーツクライを持っており、有馬記念優勝馬を父に持つ馬が強い福島芝1800mの特徴を鑑みれば優位だと思われますし、宗像義忠厩舎・薗部博之オーナーとのコンビで言えば、中山記念連覇などG2を6勝したバランスオブゲームと同じという部分からも期待が持てます。
一方、キルトクールに指名したマイネルシュバリエは、昨年のこのコースの新馬戦で後のクイーンC2着馬マジックタイムに対して5馬身差をつけて勝利したマイネグレヴィルの弟になります。父バトルプランは今年の2歳馬が日本へ繋養されて最初の産駒となるエンパイアメーカーの産駒にあたる馬で、ミスタープロスペクターの4×3というクロスを持っていますが、マルゼンスキーの3×2というさらなる近親配合を持つ母マイネポリーヌとのクロスという意味では、Buckpasserの5×5、ノーザンダンサーの5×5×5となっており、生産者の執念を感じる配合となっています。夏競馬に強い岡田軍団が送り出してきた”福島の2歳総大将”の力がどの程度のものか楽しみですが、デバイスドライバーを総合的に上と見たことを受けて、キルトクールへの指名となりました。
単勝・複勝
デバイスドライバー
テーマ:中央競馬(JRA)予想 - ジャンル:ギャンブル
2014-07-22 Tue
今週の中央競馬の開催から、北海道の競馬は函館から札幌へと舞台を移します。約2年ぶりの札幌開催は2歳未勝利の芝1500m戦から始まりますが、近年、函館よりかは高速傾向にあった札幌競馬場の芝コースは、スタンドのリニューアルを受けてどのようなものになるでしょうか。※中京記念
一昨年から始まったサマーマイルシリーズ、その第一戦となっているのが、夏の中京開催を締めくくる中京記念です。昨年、一昨年と連覇しているフラガラッハが3連覇を果たせるかどうかがまずは大きな見どころの一つになりますが、東京芝1600mのG3で2勝3着1回としているクラレントが東京と同じように左回りの中京競馬場でも同じように好走できるかどうかも気になるところです。
※エルムS
スタンドが新装された札幌競馬場で最初に行われる重賞は、多くの優勝馬が後にG1馬となっているダート1700mのG3戦です。2年前の優勝馬であるローマンレジェンドや昨年のフェブラリーS優勝馬グレープブランデーなど、中央ダート重賞で馴染みの深いメンバーが顔を出していますが、インカーテーション、クリノスターオー、ジェベルムーサ、ソロルといった4歳馬が世代交代を告げる走りができるかどうかはじっくりと見たいポイントです。
※中京2歳S
中京競馬場がリニューアルされて3年目を迎え、夏の中京2歳Sも今年で3年目を迎えましたが、今回は新潟2歳S、いちょうS、アルテミスSと同じ左回り芝1600mの2歳オープンクラスの一戦です。昨年は、最下位に沈んだセトアローがこの中京2歳Sをデビュー戦としていましたが、今年もセトアローと同じ森秀行厩舎所属のウリボーがデビュー戦となっています。ウリボーを筆頭に未勝利馬の登録が10頭もおり、彼らにとっての初勝利の舞台となるかどうかも気になりますが、同じコースでデビュー勝ちを収めたペガサスボスが連勝なるかどうかが、まずは注目となりそうです。