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Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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マイラーズC前の古馬G2を簡易回顧
今年の京都競馬場も例年通りの高速馬場で、またしても先行有利になりそうな天皇賞【春】。先週行われたマイラーズCでは全ての馬が上がり3ハロン34秒0を切り、最速の馬では31秒9と、速さがない馬にとっては即脱落といったコンディションになっているようにも思えますが、この記事ではマイラーズCの前に行われてきた古馬G2で、当ブログでは触れてこなかったレースについて簡単に振り返っていきます。

※日経新春杯

1着・アドマイヤデウス(父アドマイヤドン)

2着・フーラブライド(父ゴールドアリュール)

3着・アドマイヤフライト(父マンハッタンカフェ)

ラップタイム・12.8 - 11.3 - 11.6 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.6 - 12.7 - 12.3 - 11.6 - 11.3 - 11.5

昨年の上位3頭が揃い踏みとなった今年の日経新春杯ですが、昨年の2着馬、3着馬が再び上位進出を果たす中で、昨年の日本ダービー以来の実戦となった明け4歳のアドマイヤデウスが初重賞制覇を果たしました。日経新春杯優勝後に国内G1を勝った馬は今の京都芝2400mに固定された1995年以降では誰もいませんが、一方で今回と同じように2分24秒台で走破した優勝馬は過去に6頭おり、1995年以降では唯一の関東馬による制覇を果たしたマーベラスタイマー以外は更なる重賞制覇を果たしています。今回勝利したアドマイヤデウスも日経賞で重賞2勝目を果たし、日経新春杯優勝馬の伝統を見事に引き継ぐことによってG1好走の目途も立ったように思われます。

※京都記念

1着・ラブリーデイ(父キングカメハメハ)

2着・スズカデヴィアス(父キングカメハメハ)

3着・キズナ(父ディープインパクト)

ラップタイム・12.8 - 11.4 - 12.6 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 11.4 - 11.0 - 11.6

キズナVSハープスターという新旧ディープインパクト産駒のクラシックホース対決に沸いた今年の京都記念。中団で馬群に揉まれる競馬を選択したハープスターに対し、昨年の天皇賞【春】以来の実戦となったキズナはいつも通りの外目の後方待機策をとってきましたが、勝負に関してはスズカデヴィアスの逃げに翻弄されて両者共倒れとなり、スズカデヴィアスの逃げにピタリとついてきたラブリーデイがスズカデヴィアスの逃げ切りをハナ差先着で封じて勝利を収めることとなりました。前半7ハロンのうち6ハロンが12秒台のラップとゆったりとした流れだったものの、ラスト4ハロンは全て11秒台を叩き出して計45秒9で走破となかなか優秀なロングスパート合戦となり、勝ちタイムの2分11秒5は従来の京都記念のレースレコードを0秒3更新と非常に中身の濃いレースでした。

ただ、1着馬ラブリーデイと2着馬スズカデヴィアスは、その後の阪神大賞典に出走してゴールドシップの三連覇を為す術なく見届ける大敗を喫しています。また、前年の天皇賞【春】で4着に敗れ、この京都記念では3着に入ったキズナが、距離短縮となった大阪杯で前年のエリザベス女王杯優勝馬ラキシスに次ぐ2着に入ったことなどを踏まえると、京都記念の上位3頭が天皇賞【春】で良い結果を出すのは難しいのではないかと見ています。

※中山記念

1着・ヌーヴォレコルト(父ハーツクライ)

2着・ロゴタイプ(父ローエングリン)

3着・ステファノス(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.1 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 12.2

同期のクラシックホース対決、新旧皐月賞馬対決という二大マッチが同時に組まれていた今年の中山記念でしたが、軍配が上がったのは昨年のオークスを制した4歳牝馬ヌーヴォレコルトでした。好スタートから3番手のインをキープし、4コーナーから最後の直線にかけて狭い内をグイグイと縫って抜け出しを図ろうとしたその走りは、前年の中山記念を制したジャスタウェイのそれを彷彿とさせるものでした。2着のロゴタイプは前年の3着馬、3着のステファノスは前年2着のアルキメデスと同じ藤原英昭厩舎所属馬で、昨年と同じような結果となりましたが、2着のロゴタイプが昨年とほぼ同等の走りを披露したと考えると、今回の上位3頭が国内中距離G1でハイレベルな戦いを繰り広げるのは、現状では少々難しいように感じます。

※日経賞

1着・アドマイヤデウス(父アドマイヤドン)

2着・ウインバリアシオン(父ハーツクライ)

3着・ホッコーブレーヴ(父マーベラスサンデー)

ラップタイム・6.9 - 11.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 12.4 - 13.1 - 12.4 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.8

昨年の1着馬、2着馬の前に今年の日経新春杯の勝ち馬が食い込んできた今年の日経賞ですが、走破時計は昨年よりも4秒ほど速くなり、レースレコードを1秒も更新することとなりました。展望記事でも触れたように、近年の日経賞は天皇賞【春】に向けた最有力ステップとなっていますが、4歳馬が日経賞を制したケースを見ていくと、現行の春の中山後半開催に固定された1997年以降では6頭おり(注・阪神開催の2011年は除外)、天皇賞【春】で3着以内に入ってきたのは1998年3着馬のセイウンスカイと2013年の優勝馬であるフェノーメノの2頭に絞られます。両者は3歳春の時点で重賞勝ちのキャリアを持つと共にクラシックでも連対実績を持っており、そういった部分では今年に入って初重賞制覇を果たしたアドマイヤデウスの好走は簡単なものではないように思われますが、日経新春杯に続いて重賞連勝を果たした馬は1995年以降ではシルクフェイマスとアドマイヤモナークの2頭がおり、両者が後にG1で連対実績を築き上げていったことから、天皇賞【春】で凡走をしたとしても見限れない存在になるかと思われます。

※大阪杯

1着・ラキシス(父ディープインパクト)

2着・キズナ(父ディープインパクト)

3着・エアソミュール(父ジャングルポケット)

ラップタイム・12.8 - 11.1 - 12.7 - 12.2 - 12.3 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.8

ディープインパクト産駒が今年初めてにして唯一右回り重賞を勝った舞台が、不良馬場の中で行われた大阪杯。上位3頭の差は道中のポジションから来るレース後半のスムーズさによるところが大きかったように思えますが、勝ったラキシスはキズナの一つ前のポジションを取り、そこから常に自由に動かせる位置をキープし続けてきました。この大阪杯の週に騎乗停止から明けてデビュー週となったクリストフ・ルメール騎手の手腕が冴えていたといった部分もありますが、着差がつきやすい道悪馬場ということを考慮しても、ラキシスとキズナとの間についた2馬身差、そしてキズナとエアソミュールの間についた3馬身の差は、今の競走馬としての実力を素直に示していた印象もあります。

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レース回顧(予想レース以外) | 23:29:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
第151回天皇賞【春】の”三本柱”
現在の日本競馬の中では最長距離のG1である天皇賞【春】。そのレースの質は最も特異なものであると言っても過言ではなくなりつつありますが、今回のこの記事ではそんな天皇賞【春】において重要になりそうな三つのデータについて触れていきます。

(昨年の展望記事・第149回天皇賞【春】展望 「”名”の算」

1・三千世界

菊花賞優勝馬による勝利が2006年のディープインパクト以来果たされていない天皇賞【春】ですが、近5年では3着以内に必ず1頭はいるのが、過去に芝3000m以上のG1で3着以内入線の経験を持つ馬。2012年の優勝馬であるビートブラック以外の該当馬に関しては、全てG2以上の重賞勝ちがあります。

2・王道支配

ディープインパクトが優勝した2006年以降、毎年3着以内入線馬を輩出しているのが”東京芝2400m戦の優勝実績を持つ馬”ですが、その一方で単勝10番人気以下で3着以内に入ってきた馬が5頭います。そういった中で彼らはいずれも”初めての芝2400m以上のレースで連対した馬”でした。

3・威風堂々

オルフェーヴルが大惨敗を喫した2012年の天皇賞【春】では前走勝ち馬が1頭も3着以内に入ってこなかったのですが、21世紀で見れば、それ以外の年では必ず1頭は前走勝ち馬が3着以内に来ています。2006年以降は基本的に前走G2を勝ってきた馬が良い結果を残していますが、2012年に関しては前走G2勝ち馬がオルフェーヴル逸走の阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライ1頭のみで、他の年に関しては2008年以外は前走G2勝ち馬が2頭以上はいるレースでした。

とはいえ、2008年にしても、年内のG2勝ち馬ということで言えば前走阪神大賞典勝ちのアドマイヤジュピタの他に、3走前の日経新春杯で年内のG2勝ちを収めていたアドマイヤモナークがいたレース。年内のG2勝ち馬自体がギュスターヴクライ1頭しかいなかった2012年に関して言うと、1年以内に芝2400m、もしくは芝2500mのG2以上の重賞で連対した経験を持っていた馬が上位独占を果たしており、1のデータと同じように長距離を走れるだけの下地が求められています。

☆昨年の上位3頭

1着・フェノーメノ(1・2に該当)

2着・ウインバリアシオン(1・2・3に該当)

3着・ホッコーブレーヴ(2・3に該当)

昨年は上位3頭全てが前走日経賞組でしたが、阪神芝2400mで行われた2011年を除外すると、前走日経賞組が5回連続で天皇賞【春】3着以内入線馬を輩出しており、今や天皇賞【春】に向けての最重要ステップになっています。中山芝2500mで行われた日経賞優勝馬に限った話をすれば、2009年を起点としたもので(1-3-0-0)となっており、アドマイヤデウスの優位性が大いに増すことになります。

☆今年の登録馬とデータマッチ

※1に該当

・芝3000m以上のG1で3着以内に入った経験を持つ馬(G2以上の重賞勝ちがある馬は下線

ウインバリアシオンゴールドシップ、サウンズオブアース、フェノーメノ、ホッコーブレーヴ

※2に該当

・東京芝2400m戦の優勝経験を持つ馬

ウインバリアシオン、キズナ、ネオブラックダイヤ、フェノーメノ、ホッコーブレーヴ

・初めての芝2400m以上のレースで連対した馬

ウインバリアシオン、キズナ、クリールカイザー、フーラブライド、フェイムゲーム、フェノーメノ、ホッコーブレーヴ

※3に該当

・年内G2勝ち馬(前走G2勝ち馬は下線

アドマイヤデウス、クリールカイザー、ゴールドシップ、ラブリーデイ

・1年以内に芝2400m、もしくは芝2500mのG2以上の重賞で連対した経験を持つ馬

アドマイヤデウス、ウインバリアシオン、クリールカイザー、サウンズオブアース、タマモベストプレイ、フーラブライド、フェイムゲーム、ラストインパクト

※該当なし

カレンミロティック、スズカデヴィアス、デニムアンドルビー、トーセンアルニカ

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レース展望 | 05:13:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
「特別登録・ファーストインプレッション」(2015年4月27日ver.)
今週から6週連続でG1の開催が行われる中央競馬。そういった中で、私は今週から隔週で3回競馬場で現地観戦を目論んでいますが、当週、翌週とG1開催が連続になった時の「特別登録・ファーストインプレッション」では、当週のG1において直感で狙いたい馬を一頭取り上げると共に、翌週のG1で1番人気に推されそうな馬のピックアップを最低限行い、それ以外のレースで狙いたいと思うものがあれば、そこも加えて取り上げていくつもりです。

※天皇賞【春】

アドマイヤデウス

今年に入って日経新春杯、日経賞を連勝し、最も勢いのある4歳馬。ウインバリアシオン、キズナ、ゴールドシップ、フェノーメノのベテラン勢に割って入ってくる人気馬になることはほぼ間違いないところですが、”勢いに乗っている時のネイティヴダンサー系は追い続けるべし”という観点と”脇役評価に甘んじている時の岩田康誠騎乗馬は買い”という狙いから、優勝候補最有力候補と見立てています。

※NHKマイルC

アルビアーノ

今年の皐月賞がフルゲート割れを起こしたのに対し、3つ目の3歳G1であるNHKマイルCには皐月賞の出走頭数の倍である30頭が登録してきました。マイル戦線における混迷ぶりが3歳馬同士の対決にも伝播している雰囲気が漂っていますが、桜花賞、皐月賞でことごとく無敗馬が消えていった中で未だ無敗を誇るアルビアーノがここに出馬登録を行ってきました。3戦全て逃げ切り勝ちで、ペースのカギを握る一頭であることはほぼ間違いないところですが、今までの3戦全てにおいて立ち上がりの3ハロンが35秒0を軽くオーバーしており、他の馬が絡みに行ってペースが上がった時の対応力に関しては、血統を見る限りではかなり厳しいものと睨んでいます。

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

「特別登録・ファーストインプレッション」 | 06:43:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
「月刊・◎とキルトクール」(2015年5月号)
次週、天皇賞【春】の開催から5月となる中央競馬ですが、当ブログの3月、4月の予想を振り返ると、昨年以上に不振気味の結果となりました。率直に言って、レースの傾向を掴めていなかったところが大きかったように感じているのですが、天皇賞【春】から始まる6週連続G1においてはデータも鑑みつつ、虚心坦懐の直感を重んじて結果を残していければと考えています。

◇◎・2015年3月分&2015年4月分

0-0-0-6

勝率・0%

連対率・0%

3着以内率・0%

単勝回収率・0%

複勝回収率・0%

◇キルトクール・2015年3月分&2015年4月分

0-0-2-4

勝率・0%

連対率・0%

3着以内率・33%

単勝回収率・0%

複勝回収率・150%

◇◎・通算

13-14-13-104/144

勝率・9%

連対率・19%

3着以内率・28%

単勝回収率・68%

複勝回収率・73%

◇キルトクール・通算

14-9-17-104/144

勝率・10%

連対率・16%

3着以内率・28%

単勝回収率・86%

複勝回収率・82%

テーマ:競馬の予想結果 - ジャンル:ギャンブル

「月刊・◎とキルトクール」 | 20:37:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
「特別登録・ファーストインプレッション」(2015年4月22日ver.)
先週、先々週とクラシックレースに意識を集中していましたが、来週から6週連続でG1が行われます。今週の開催はG1の中休み週にあたり、なかなか難しい特別競走ばかり揃った印象もありますが、今回のこの記事では来週の天皇賞【春】に出走する昨年の上位人気4頭について触れていきます。

※天皇賞【春】

・キズナ

昨年の天皇賞【春】で1番人気に推されながら4着に敗れ、復帰後2戦共に善戦どまりとなっていますが、「武豊騎手+日本ダービー馬」というブランド力から、今年も昨年と同じぐらいオッズで1番人気に支持されそうな雰囲気があります。ディープインパクト産駒の強い馬は一度経験したことをきっちりとモノにし、次のレースでより良いパフォーマンスを見せる傾向にあるので、リベンジの可能性も十分にあるかと思われますが、前走で距離短縮を図ったことが今回のレースでマイナスに働く可能性が濃厚ですし、脚質的にも勝つまでは厳しい印象があります。

・ゴールドシップ

昨年はスタート前に神経がとがりすぎてしまい、思い通りの競馬ができなかった3年前の菊花賞馬。今年は天皇賞【春】を2勝し、ゴールドシップとのコンビでは昨年の宝塚記念で勝利を収めている横山典弘騎手を背にする予定ですが、道中の挙動と最後の末脚という点では過去2回のものと比べて格段に信頼の置ける存在で、悲願の天皇賞【春】制覇があってもおかしくないと見ています。

・ウインバリアシオン

昨年は日経賞の勝利から参戦してフェノーメノとクビ差の2着に甘んじ、そこから不振に陥ってしまいましたが、今年は日経賞2着から始動し、巻き返しを狙っています。好不調の波ということで言えば、好調期に入った印象もありますが、だんだんと速い末脚が使えなくなっているところもあり、位置取りを悪くすると何もできないまま終わってしまう可能性もありそうです。

・フェノーメノ

昨年、一昨年と連覇を果たしていますが、2年前に天皇賞【春】制覇を果たした後は天皇賞【春】以外で3着以内に入ることができなくなっており、そのパフォーマンスにもだんだんと陰りが見られ始めています。また、今回は連覇の時にパートナーを組んできた蛯名正義騎手ではないことも大きなネックで、昨年の上位人気4頭の中では最も信頼の置きにくい馬と睨んでいます。

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

「特別登録・ファーストインプレッション」 | 07:22:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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