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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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2016年のダービー馬がもう見えた
2015年も残すところあと3時間ほどですが、今年も年末恒例記事である”来年上半期のG1馬予想”を披露いたします。今年の2歳戦、3歳戦は将来有望の競走馬が多数現れた一方で、古馬戦線についてはマイル路線でモーリスという絶対王者が現れたものの、その他の路線では飛び抜けて強い馬が現れず、乱戦に次ぐ乱戦となっていましたが、来年はどんな競走馬の出世を見届けることになるのでしょうか。

※フェブラリーS…ノンコノユメ

今年の中央競馬において社台ファーム生産馬によるG1制覇が23年連続で止まることになりましたが、地方競馬も含めればジャパンダートダービー制覇を果たしたノンコノユメで記録は繋がっています。そのノンコノユメ自身、フェブラリーSが行われる東京ダート1600m戦において58kgを背負いながら1分34秒7で勝利した経験を持っており、来年のダート競馬の主役がノンコノユメになる可能性は極めて高いと見ています。

※高松宮記念…ネロ

今年の香港のエアロヴェロシティに勝利を献上した高松宮記念。スプリント路線の混沌ぶりはますます加速する一方で、今年のスプリンターズSを勝利したストレイトガールがJRA賞で何も選出されない可能性が高いことを考えると、今の日本のスプリント路線においては何が起こっても不思議ではないところがありますが、現時点で日本のスプリンターで高松宮記念制覇に近いのは、かつてアグネスワールドで欧州のスプリントG1を2勝した森秀行厩舎所属のネロではなかろうかと睨んでいます。

※桜花賞…エルビッシュ

今年の阪神ジュベナイルフィリーズはダイワメジャー産駒のメジャーエンブレムが勝利しましたが、上がりのかかる先行押し切りということで、近年の2歳女王としては異質のタイプであり、どちらかというとクラシックでは芳しくなかったローブティサージュのような雰囲気も感じたりしています。来年の牝馬クラシック戦線はまだまだ混沌としているところがあり、今年の桜花賞で2着、オークスで3着に入ったクルミナルと同じように年明けデビューでも間に合う可能性があると睨んでいますが、今回、桜花賞優勝候補筆頭に指名したエルビッシュは今年の朝日杯フューチュリティSを勝利したリオンディーズと同じ角居勝彦厩舎所属のキングカメハメハ産駒で、デビューから4戦目の京都芝1600mの未勝利戦を上がり3ハロン最速をマークして勝利を収めたキャリアを買うことにしました。

※皐月賞…サトノダイヤモンド

今年はミルコ・デムーロ騎手騎乗のキングカメハメハ産駒ドゥラメンテが勝利した皐月賞。来年3歳を迎える今の2歳牡馬は逸材揃いで、今年の朝日杯フューチュリティSでワンツーフィニッシュを決めたリオンディーズ、エアスピネルの2頭はドゥラメンテと同じ”父キングカメハメハ、母がゼロ年代に日本のG1勝ちがある血統馬”であることから特に優勢のように思われますが、有馬記念ウィークに行われた阪神芝2000mの500万下を勝ち上がってきたサトノダイヤモンドはやや重馬場ながら上がり3ハロン33秒9というとてつもない末脚を披露し、2着馬に3馬身半差をつけて勝利を収めました。2つの異なる競馬場の芝2000m戦を勝ち上がってきたキャリアも好印象ですが、ヘイローのクロス持ちのディープインパクト産駒ということで納得できる部分もあり、父にそっくりなキャリアを積んできそうな点もプラスに捉えています。

※天皇賞【春】…マリアライト

2013年から2015年にかけてステイゴールド産駒が三連覇を飾った天皇賞【春】ですが、来年のこの路線には今年の有馬記念の上位2頭に加え、今年の天皇賞【春】で2着に敗れたフェイムゲーム、あるいは昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルや今年の菊花賞馬キタサンブラック、そして今年のステイヤーズSを勝利したアルバート等といったバラエティに富んだ競走馬が集いそうです。この中にステイゴールド産駒の存在がなく、種牡馬がバラバラだということが非常に興味深いところがありますが、21世紀の長距離マイスターにして淀のスペシャリストである蛯名正義騎手とのコンビで勝負するであろうマリアライトは、そのレースぶりを見ても63年前のレダ以来となる牝馬の天皇賞【春】制覇の可能性を感じる一頭です。

※NHKマイルC…スマートオーディン

今年は人気上位5頭が着順こそ違えどそのまま上位入線を果たしたNHKマイルC。それでも、多くの競走馬がクラシック路線をピークに臨んでくる以上、傍流の路線であるNHKマイルCの優勝候補を見つけるのはなかなか難儀なことですが、東京スポーツ杯2歳Sで上がり3ハロン32秒台をマークして勝利したスマートオーディンは久しぶりに”マツクニローテ”の期待がかかる一頭で、現時点のNHKマイルC戦線に向けては絶対的なものと言えます。

※ヴィクトリアマイル…ダンスアミーガ

今年は三連単で2000万超の決着となった古馬牝馬限定G1。今年の優勝馬であるストレイトガールと2着馬のケイアイエレガントは現役を引退、芝2000m以上で行われた牝馬限定G1の連対馬はどれもヴィクトリアマイルには不向きであり、来年も大波乱が演出されそうな雰囲気がありますが、ここで指名したダンスアミーガはサクラバクシンオーを父に持ちつつも、母方の血は欧州寄りにシフトされたバランスの良い血統馬であり、過去に新潟芝1600m戦を牡馬相手に連勝した実績を評価して、現時点におけるヴィクトリアマイルの優勝候補筆頭としました。

※オークス…ラルク

オークスとダービーは上位馬がほぼ確実に何らかの繋がりを有しており、そこの見極めがカギになっていますが、ここで優勝候補と見立てたラルクは11月の京都デビューで勝ち上がってきたディープインパクト産駒で、母系が米国色の強い血統馬ということで、ディープインパクト産駒の出世パターンに見事に当てはまる一頭です。”松永幹夫調教師とディープインパクト産駒”の組み合わせは、昨年の京都2歳Sで1番人気に支持されたティルナノーグと同じで、オープン入りしてからの走りにやや不安がありますが、今年の安田記念で2着に入ったヴァンセンヌも同じであり、上昇気流に乗せられれば、一気の戴冠も考えられます。

※安田記念…モーリス

今年はダービー卿チャレンジトロフィーで重賞初制覇を果たしたモーリスが春秋マイルG1制覇を果たし、マイル路線における絶対王者となりました。このモーリスの来年の目標がわからないところがあり、ここでモーリスの参戦がないと、スプリント路線並の混沌としたメンバーが集いそうですが、仮にモーリスに来年海外遠征のプランが持ち上がったとしても、安田記念への出走の可能性は極めて高く見積もっており、ウオッカ以来となる安田記念連覇を見込んでいます。

※宝塚記念…タッチングスピーチ

今年はゴールドシップの大出遅れがあって、いろいろな意味で波紋を呼ぶことになった上半期最後のG1・宝塚記念。今年の上位3頭のうち、故障で戦線離脱となったデニムアンドルビーを除いた2頭が秋のG1制覇を果たし、”ハイレベルな凡戦”こそが秋以降の活躍のカギになるということを示す一戦になりましたが、基本的にタフな一戦となる宝塚記念において総力戦に持ち込まれた場合、エリザベス女王杯で上がり3ハロン最速をマークして3着に入ったタッチングスピーチこそが最も宝塚記念制覇に近い存在と見込んでいます。



そして、第83代東京優駿・日本ダービー馬となるのは…



サトノダイヤモンド



皐月賞の項でも触れたように、デビューからの2連勝の内容が優れているという点で飛躍の可能性を大いに感じているのですが、鞍上には今年のJRAのG1制覇が阪神ジュベナイルフィリーズの1回だけに留まったクリストフ・ルメール騎手を迎えており、ミルコ・デムーロ騎手に追い付き追い越せのシーンが見られそうな気がしています。関東の競馬関係者にも顔が広いミルコ・デムーロ騎手とは対照的に、活躍が関西方面に寄っているクリストフ・ルメール騎手にとっては来年こそが正念場といったところですが、このサトノダイヤモンドとのコンビで日本ダービー制覇を果たせれば、真に外国人騎手時代の到来を迎えるのではないかと見ています。

それでは皆さん、良いお年を!

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Road_to_Derby | 20:50:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
「月刊・◎とキルトクール」(2016年1月号・拡大版)
2015年も残り二日となりましたが、改めて2015年の当ブログを振り返ると直近の有馬記念を筆頭に見落としや勘違いが多く、データを扱う予想者としては失格とも言える行いばかりを繰り返していました。一方で、下半期に入って予想のコンセプトをより明快なものにし、本命もキルトクールの選択もいくらか改善できましたが、今回のこの記事では2015年の11月・12月、または通算の数字に加えて、本命もキルトクールの選択を以前よりも明快なものにした2015年下半期の数字を出していくことにします。

◇◎・2015年11月分&2015年12月分

1-2-1-4

勝率・13%

連対率・38%

3着以内率・50%

単勝回収率・43%

複勝回収率・78%

◇キルトクール・2015年11月分&2015年12月分

1-1-0-6

勝率・13%

連対率・25%

3着以内率・25%

単勝回収率・190%

複勝回収率・114%

◇◎・2015年下半期

3-4-3-12

勝率・14%

連対率・32%

3着以内率・45%

単勝回収率・113%

複勝回収率・123%

◇キルトクール・2015年下半期

2-1-1-18

勝率・9%

連対率・14%

3着以内率・18%

単勝回収率・127%

複勝回収率・73%

◇◎・通算

16-19-16-125/176

勝率・9%

連対率・20%

3着以内率・29%

単勝回収率・70%

複勝回収率・76%

◇キルトクール・通算

17-12-19-128/176

勝率・10%

連対率・16%

3着以内率・27%

単勝回収率・94%

複勝回収率・84%

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「月刊・◎とキルトクール」 | 23:09:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
「特別登録・ファーストインプレッション」(2015年12月29日ver.)
今日は日本で正真正銘、年内最後のG1である東京大賞典が行われます。東京大賞典と同じ大井競馬場2000mで行われた今年のJBCクラシックにおける上位3頭が揃い踏みを果たし、今回がラストランで2011年から3年連続で東京大賞典3着以内入線を果たしたワンダーアキュートなどの中央主力勢は豪華絢爛。地方勢を見ても昨年の東京大賞典3着馬サミットストーン、前走浦和記念で1年半ぶりの勝利を収めた2年前の全日本2歳優駿優勝馬ハッピースプリント、今年のマーキュリーCを圧勝したユーロビート、3年前の東京ダービー制覇をはじめとして大井競馬場で重賞4勝のプレティオラスなど、有馬記念以上にオールスターの様相を呈すレースになったと感じますが、その丁度1週間後となる来年1月5日が、2016年最初の中央競馬開催となります。近年の年末年始は外国人騎手の活躍が目覚ましいものがあったり、京都競馬場の開催は内側に入った馬を狙うべしといった格言めいたものがありますが、2016年もその流れが継続されるのか、まずはそこに意識を向けておこうと思います。

※中山金杯

ベルーフ

今年の重賞最多勝馬ラブリーデイが最初に勝利を収めたのが、中山芝2000mのハンデG3・中山金杯。来年の登録馬の中にロゴタイプのようなG1馬は一頭もおらず、ラブリーデイのような大出世馬が現れることを望むのは酷なようにも思えますが、一方でここ2年は池江泰寿厩舎の外国人騎手起用馬が連勝しており、今年の京成杯優勝馬であるベルーフはまさにコンセプトに合致しそうな馬であると思われます。

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「特別登録・ファーストインプレッション」 | 10:28:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
いざクラシックへ!注目の一頭 2016クラシック世代第30週
2015年最後の重賞である有馬記念では美浦所属の32歳のジョッキーである吉田隼人騎手が初めてのG1制覇を果たしましたが、12月の平地重賞で競馬学校卒業騎手が勝利を収めたのは有馬記念だけであり、残り3つのG1は全て外国人騎手に制圧されました。2歳戦に関して言えば、外国人騎手起用のプラス効果が凄まじいものがありましたが、これが来年のクラシック、ひいては古馬混合戦にどう影響を及ぼしていくのか、じっくりと観察したいところです。

※ホープフルS

1着・ハートレー(父ディープインパクト)

2着・ロードクエスト(父マツリダゴッホ)

3着・バディスティーニ(父キングカメハメハ)

有馬記念の一つ前に行われた、皐月賞と同じ中山芝2000mのG2戦・ホープフルS。1着から3着まで全て外国人騎手起用馬が占める結果となりましたが、勝ったハートレーは昨年のシャイニングレイと同様に芝2000mのデビュー戦を勝ち上がってきてからの参戦で、2歳重賞勝ち馬3頭を向こうに回して結果を残すことになりました。今のホープフルSが回次を引き継ぐことになったラジオNIKKEI杯2歳Sにおいて今回と同様に12頭立てで行われてきたのは、今の芝2000m戦になった1991年以降では4回ありますが、4回共に連対馬のどちらかがG1で1回以上3着以内入線を果たしており、優勝馬に関しては1991年のノーザンコンダクト以外の3頭が後にG1連対実績を有すことになったことから、ハートレーの将来性に大きな期待がかけられる一戦になりました。

※12月26日阪神芝2000m未勝利戦より、ギモーヴ

有馬記念前日の阪神競馬場では芝2000mの2歳戦が二つ組まれていました。やや重の中で行われた二つのレースは同じ走破時計で決着しつつ、中身に関してはそれぞれ異なる意味合いを持ちながらも濃い一戦となりましたが、この記事では当日の午前中最後の一戦となった未勝利戦を取り上げていきます。

この未勝利戦では13秒台のラップが一度も刻まれることがなかった一方で、レース中盤から1番人気馬のマテンロウゴーストが勢い良く前進気勢を見せていき、少々落ち着きのないレース展開になりましたが、これを勝利したギモーヴは終始中団外の位置を慌てず騒がずキープし続け、きっちり上がり3ハロン最速をマークして差し切りを決める落ち着きのあるレースぶりを披露してきました。今年の京都2歳Sを勝利したドレッドノータスと同じように、母が日本のG1で好走歴のあるハービンジャー産駒ですが、母のヒカルアマランサスは2010年のヴィクトリアマイルで2着に来た馬であり、二つ下の弟が昨年の宝塚記念で2着に入ったせん馬カレンミロティックということで、道中のタフな流れは歓迎といったタイプのように思われます。また、ギモーヴを管理する池添学調教師は今年から開業した調教師の一人で、ギモーヴの近親にあたるカレンミロティックの金鯱賞制覇や宝塚記念2着に貢献した池添謙一騎手の弟であることから、様々な因縁を持つこの馬の将来がなかなか楽しみなものになったと感じています。

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Road_to_Derby | 22:19:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
荒野を越えて 第60回有馬記念回顧(12月28日追記)
外国人旋風が猛威を振るった2015年の中央競馬。12月の開催はそれを象徴するかのような形となり、有馬記念を迎えるまで平地重賞を競馬学校卒業騎手が勝ったことがありませんでしたが、最後の最後でその呪縛から解き放たれました。

1着・ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)

2着・サウンズオブアース(父ネオユニヴァース)

3着・キタサンブラック(父ブラックタイド)

(予想記事・2015年・四十一の予想 「第60回有馬記念」(◎ラブリーデイ)【レース後修正有】

※”名人”の背中を追え

ラップタイム・7.0 - 11.7 - 12.2 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2

今年の香港国際競走を制した日本人騎手である武豊騎手や今年のジャパンC優勝ジョッキーの池添謙一騎手、さらには菊花賞優勝ジョッキーである北村宏司騎手やスワンSで戦線離脱をするまではぶっちぎりのリーディングジョッキーだった福永祐一騎手が不在だった今年の有馬記念。出走馬の半数が非競馬学校卒業騎手という中、北村宏司騎手からバトンタッチとなった横山典弘騎手騎乗のキタサンブラックが積極果敢にハナを奪い、神戸新聞杯を逃げ切りで制したクリストフ・ルメール騎手騎乗のリアファルの機先を制していきました。キタサンブラックがペースを握ってからの道中は平均的に緩み、ラブリーデイを筆頭とした各馬が折り合いに苦労するようなシーンが見られましたが、最終的に勝利を収めることになったゴールドアクターはスタートこそハナに立つ構えを見せようとしつつも、キタサンブラックがハナに立ってからはその背後を懸命にキープし続けてきました。

2コーナーを通過する辺りから先頭集団はキタサンブラックとリアファルの3歳馬2頭が並走状態で進み、その直後にゴールドアクターとマリアライトが追走し、ラブリーデイはゴールドアクターとマリアライトから少し離れたところの5番手追走というポジショニングをとっていました。そんな中、向正面の中間点から最後方を進んでいたゴールドシップが前進気勢を見せてきましたが、ちょうどこの辺りが先頭集団のペースアップの地点であり、3コーナーでゴールドシップがマリアライトに競りかけてくると、マリアライトが即座に反応して前を譲らない構えを見せてきました。結果、ゴールドシップに関してはこの時の無理がたたり、2年前の天皇賞【春】を彷彿とさせるような走りで8着に敗れ去りましたが、2年前の天皇賞【春】でゴールドシップをフェノーメノとのコンビで完封した蛯名正義騎手とゴールドシップとのコンビでG1を2勝した横山典弘騎手の作戦勝ちといったところ。その上で、これをピタリとマークしたゴールドアクターと吉田隼人騎手が最後の直線で人馬一体のスパートをかけて、アルゼンチン共和国杯を制した時と同じように持久力満点の走りを以てミルコ・デムーロ騎手騎乗のサウンズオブアースをクビ差凌いで勝利をものにしました。

※上昇気運と温存(12月28日追記)

今回は2007年のマツリダゴッホ以来8年ぶりの4歳牡馬による勝利となった有馬記念。4歳牡馬のワンツーフィニッシュということで言えば、テイエムオペラオーとメイショウドトウが宝塚記念から続けてきたワンツーフィニッシュをそのまま果たした2000年以来の出来事でしたが、今回の上位2頭は古馬混合G1への出走歴が2回以下の馬でした。これに関しては、2着に入ったサウンズオブアースのところで誤って解釈していたため、当該記事の修正と共にこの場を借りてお詫びいたしますが、今回の上位2頭は昨年の菊花賞で2着、3着と好走を果たしながら、今年の上半期のレースは未勝利で折り返し、10月に入ってから2戦を消化というゆったりとしたローテーションで勝負しており、有馬記念において重要な要素の一つである”新鮮さ”を十二分に発揮したと言えます。

その上で勝利を収めたゴールドアクターは、国内外のマイルG1を3連勝したモーリスと同じスクリーンヒーロー産駒でしたが、スクリーンヒーロー自身がそうであったように、ハンデ重賞で初重賞制覇を果たした次のレースでG1を選択し、そこでいきなり勝利を収めるという形で結果を残すことになりました。スクリーンヒーロー産駒による重賞勝ちは今年だけでも8勝していますが、モーリスの香港マイル以外は中3週以上開いたローテーションで結果を残しており、じっくり構えて育成することがスクリーンヒーロー産駒の出世のカギになるのかもしれません。

◎・ラブリーデイ(5着)

今回のレースはゴールドシップのスパートに全く抵抗ができなかったリアファルを除き、道中で前々で競馬をしていた馬たちが上位争いを繰り広げることになりましたが、ラブリーデイに関してはゴールドシップのスパートに上手く対応できなかった一頭で、最後の4コーナー通過時点でゴールドアクターに2馬身ほどの差をつけられていました。結果的に秋のレースで積み重ねてきたことがことごとく裏目に出たといった趣がありますが、昨年のエピファネイアと同じように2番人気馬の先行馬で5着という結果を終わった川田将雅騎手の心身の”固さ”が招いたところもありますし、長らく続いた”西高東低”の構図が崩れ去るきっかけとなるレースであったように思われます。

キルトクール・リアファル(16着)

キタサンブラックと共に先頭集団を走ってきたリアファルでしたが、ゴールドシップのスパートに抵抗できないまま失速していき、勝ち馬から2秒5差の最下位に敗れ去ることになりました。今回のペースアップは3着に敗れた菊花賞以上のもので、今までのレースキャリアから言ってもなるべくしてなった負け方とも思えますが、秋のG1初戦・3着からの秋のG1二戦目・最下位という流れは2011年の天皇賞【秋】3着からジャパンCで最下位に沈んだペルーサと全く同じであり、ゼンノロブロイ産駒らしい”弛緩状態”に陥ってしまった可能性があります。

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レース回顧(予想レース) | 20:30:27 | トラックバック(0) | コメント(0)
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