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Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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2016年・十の予想 「第153回天皇賞【春】」(◎シュヴァルグラン)
2013年から2015年にかけて現地観戦をしてきた天皇賞【春】ですが、今年は4年ぶりにテレビ観戦となります。平地G1の中で最も長いレースということもあり、道中の駆け引きを満喫できる一戦でもありますが、その醍醐味を存分に味わった上で良い結果が残せればと考えているところです。

(展望記事・第153回天皇賞【春】の”三本柱”

(参考まとめ記事・レース参考まとめ「第153回天皇賞【春】」

【データルール1・展望記事で該当していたデータの項目番号を、印の横の「」内に記載】

【データルール2・[レ]のデータにおいて出走馬中3頭以下が該当するものであれば、そのデータに”下線”を、1頭のみのものは”【】”を加える】

1枠1番・キタサンブラック(…)「2」

+・3年連続優勝馬輩出中の”初めての芝2400m超の重賞で3着以内入線を果たし、かつ芝2000m重賞連対経験持ちの馬”[レ]、10年連続連対馬輩出中の”1月から3月までの中山重賞勝ち馬”[レ]、5年連続3着以内入線馬輩出中の”菊花賞3着以内入線馬”[レ]

-・【前年の菊花賞を3分4秒5以内で勝利した馬は(0-0-1-3)[レ]】

前走大阪杯から継続して、天皇賞【春】最多勝ジョッキーである武豊騎手を起用してきましたが、大阪杯の走りの内容は今回のレースに向けて大きなマイナスになったと見ています。

1枠2番・トゥインクル(…)「1・3」

+・3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]

-・年内のG2以上のレースを未出走としている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]

近3走の内容を見る限りでは、G1ではスピード不足の感が否めません。

2枠3番・カレンミロティック(…)「2」

+・4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・”過去に重賞勝ちを有しながら、前走着外に沈んだG1未勝利馬”による連対は2003年2着のサンライズジェガー以来なし[レ]

昨年の3着に続いて2年連続の参戦となった今回は、この馬とのコンビで宝塚記念を2着に来た池添謙一騎手を起用してきましたが、池添騎手の長距離適性に疑問が残るため、評価を下げることにしました。

2枠4番・トーセンレーヴ(…)「なし」

+・3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・前走2400m以下のレースで4着以下に敗れた馬による連対は2003年優勝のヒシミラクル以来なし[レ]、芝2400m以下の古馬混合G3の重賞を勝ち上がっている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]、国内G1出走歴がありながら3着以内に入った経験がない5歳以上の馬で前走4着以下だった馬による3着以内入線は平成においてなし[レ]

日本人騎手を乗せるのは今回で3回目になりますが、過去の内容を踏まえるに、能力全開の可能性はさほど高くないと見ています。

3枠5番・フェイムゲーム(…)「1・3」

+・10年連続連対馬輩出中の”1月から3月までの中山重賞勝ち馬”[レ]、4年連続連対馬輩出中の”芝2500m重賞勝ち馬”[レ]、4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]、3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・年内のG2以上のレースを未出走としている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]

ダイヤモンドS連覇の実績を見る限り、現役では最強のステイヤーといった趣がありますが、今回は6着に敗れた一昨年のレースに近い雰囲気がありますし、長距離戦においては現役トップクラスの北村宏司騎手を起用できていない時点で割引と考えています。

3枠6番・アドマイヤデウス(▲)「なし」

+・10年連続連対馬輩出中の”1月から3月までの中山重賞勝ち馬”[レ]、4年連続連対馬輩出中の”芝2500m重賞勝ち馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]

-・阪神大賞典で2着、または3着に敗れた馬による3着以内入線は2007年3着のトウカイトリック以来なし[レ]

本命に推した昨年は枠に泣いた雰囲気がありますが、今回は昨年の日経賞を勝った時と同じ枠に入り、巻き返しの余地は十分残されていると見ました。

4枠7番・ファタモルガーナ(△)「なし」

+・4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]

-・年内のG2以上のレースを未出走としている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]

展望記事で触れた”重賞未勝利馬の逆襲”の可能性を最も感じる1頭で、3着候補として厚い信頼を置くことにしました。

4枠8番・シュヴァルグラン(◎)「1」

+・【5年連続3着以内入線馬を輩出している”父が有馬記念優勝馬で、自身が1年以内にG2以上の勝ち鞍を有している馬”[レ]】、4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]、3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]

-・【G2以上未勝利の身で阪神大賞典を制した馬は2000年以降(0-0-2-3)[レ]】

血統・走り共に高速馬場に対応できる現代的なステイヤーの理想形といった趣がありますし、枠順的にもこの馬が勝利する可能性が最も高いと見て本命に推すことにしました。

5枠9番・トーホウジャッカル(…)「なし」

+・5年連続3着以内入線馬輩出中の”菊花賞3着以内入線馬”[レ]

-・【前年の国内G1で一度も3着以内がなかった過去のG1馬は連対なし[レ]】

芝3000mの日本レコードを樹立した一昨年の菊花賞に関してはいろんな恩恵を受けての勝利といった趣が強く、地力が問われる今回の舞台で勝負になるとは考えていません。

5枠10番・アルバート(…)「なし」

+・昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]

-・【前走日経賞3着以下でG1未勝利馬による3着以内入線馬は2007年2着のエリモエクスパイア以来なし[レ]】、国内G1出走歴がありながら3着以内に入った経験がない5歳以上の馬で前走4着以下だった馬による3着以内入線は平成においてなし[レ]、”過去に重賞勝ちを有しながら、前走着外に沈んだG1未勝利馬”による連対は2003年2着のサンライズジェガー以来なし[レ]

昨年のステイヤーズSの勝利は2着に入った横山典弘騎手の動向に上手く対応したムーアマジックといった趣が強く、天皇賞【春】で勝負できる馬ではないと見ました。

6枠11番・タンタアレグリア(…)「1・3」

+・4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]

-・【G1未勝利馬かつ前走阪神大賞典2着馬による3着以内入線は2005年3着のアイポッパー以来なし[レ]】、阪神大賞典で2着、または3着に敗れた馬による3着以内入線は2007年3着のトウカイトリック以来なし[レ]

G1になると存在感が薄くなるゼンノロブロイ産駒という時点で減点材料ですし、今までの走りを鑑みてもG1で勝負できる馬ではないと見ています。

6枠12番・ヤマニンボワラクテ(…)「なし」

+・昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・”芝2400m以上の勝利が1回以下、かつ芝2500m以上の重賞で3着以内に入ったことがない重賞未勝利馬”による連対は1989年優勝馬イナリワン、同年2着のミスターシクレノン以来なし[レ]

今回が今年5戦目となる一戦ですが、ローテーションが天皇賞【春】に向けたものとは言い難く、苦戦は免れないと見ました。

7枠13番・マイネルメダリスト(…)「2・3」

+・4年連続連対馬輩出中の”芝2500m重賞勝ち馬”[レ]

-・”過去に重賞勝ちを有しながら、前走着外に沈んだG1未勝利馬”による連対は2003年2着のサンライズジェガー以来なし[レ]

昨年のステイヤーズSから3000m以上のレースで3戦続けて掲示板確保を果たしていますが、G1で勝負できるようなスピードを持っている雰囲気はなく、無印評価です。

7枠14番・サトノノブレス(キルトクール)「なし」

+・3年連続優勝馬輩出中の”初めての芝2400m超の重賞で3着以内入線を果たし、かつ芝2000m重賞連対経験持ちの馬”[レ]、5年連続3着以内入線馬輩出中の”菊花賞3着以内入線馬”[レ]、4年連続3着以内入線馬輩出中の”芝3000m以上の重賞で3着以内入線の経験を持つ、有馬記念優勝馬の産駒”[レ]、3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・芝2400m以下の古馬混合G3の重賞を勝ち上がっている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]

この馬の+データを鑑みるに新時代の天皇賞【春】を創っていくタイプの競走馬のように思われます。また、自身のキャリアを振り返っても、京都芝の実績を(2-1-1-2)としているものの、着外に敗れた2回がいずれも前走着外となっていたことから、前走勝利からのステップということで好走の可能性が高い一頭ではないかと見ています。ただ、一昨年の小倉記念を勝利して以降、芝2000m超のレースで連対実績がないことがネックであり、枠順的にも苦戦を強いられそうなことから、今回のキルトクールとして扱うことにしました。

7枠15番・サウンズオブアース(…)「1」

+・【”前年の有馬記念で3着以内に入ってきた馬が勝利した時の日経賞の2着馬”は2001年以降(0-0-2-0)[レ]】、5年連続3着以内入線馬輩出中の”菊花賞3着以内入線馬”[レ]

-・”国内G1への出走経験があった5歳以上の馬による日経賞2着馬”による国内G1連対は、2002年2着馬タップダンスシチーが2004年の有馬記念で2着に入ったのを最後に途切れている[自]

9着に敗れた昨年と同じ15番枠ということで厳しい戦いを強いられそうな雰囲気がありますし、昨年は道中で競り合いになったアドマイヤデウスが内側に入ったことを考えても、狙いを立てにくいところがあります。

8枠16番・ファントムライト(…)「なし」

+・3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]

-・【芝2500m以上未出走馬の3着以内入線は2004年3着のシルクフェイマス以来なし[レ]】、”芝2400m以上の勝利が1回以下、かつ芝2500m以上の重賞で3着以内に入ったことがない重賞未勝利馬”による連対は1989年優勝馬イナリワン、同年2着のミスターシクレノン以来なし[レ]、年内のG2以上のレースを未出走としている馬による連対は2005年1着のスズカマンボ、同年2着のビッグゴールド以来なし[レ]

2000mを超える距離に出るのが4年ぶりという中距離馬。血統的にも長距離で頑張れるタイプとは言い難く、積極的に評価したい馬ではありません。

8枠17番・ゴールドアクター(○)「1」

+・【G1連対経験のある当年の日経賞優勝馬は2000年以降(1-5-0-0)[レ]】、10年連続連対馬輩出中の”1月から3月までの中山重賞勝ち馬”[レ]、4年連続連対馬輩出中の”芝2500m重賞勝ち馬”[レ]、5年連続3着以内入線馬輩出中の”菊花賞3着以内入線馬”[レ]、3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”斤量57kg超を背負って連対経験を持つ馬”[レ]

-・”有馬記念がG1初制覇の馬”はその後の国内G1の成績が2001年以降(0-0-0-5)[自]

考えられる限りの最悪の枠ということで本命に推すことを断念しましたが、今にして振り返れば、日本レコード決着となった2年前の菊花賞で最も内容のある競馬ができていたのはこの馬であり、今回の出走馬の中での力量比較という点では断トツの存在と見ています。

8枠18番・レーヴミストラル(…)「なし」

+・3年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年下半期以降・準オープン以上のハンデ戦の連対馬”[レ]、昨年のレースで1着から3着まで独占した”年末年始の重賞勝ち馬”[レ]

-・前走2400m以下のレースで4着以下に敗れた馬による連対は2003年優勝のヒシミラクル以来なし[レ]、”過去に重賞勝ちを有しながら、前走着外に沈んだG1未勝利馬”による連対は2003年2着のサンライズジェガー以来なし[レ]、日経新春杯を4歳で制した馬による当年のG1連対はなし[自]

”牝馬の名伯楽”、”追い込み競馬のスペシャリスト”松田博資厩舎から新進気鋭の高野友和厩舎に転厩して最初のレースとなる今回の一戦。血統的には今回の舞台に向いているとは言えず、評価を下げることにしましたが、レースぶりには注目したい馬です。



単勝

シュヴァルグラン

複勝

アドマイヤデウス

ファタモルガーナ

馬連(ながし)

(軸)シュヴァルグラン

(相手)ゴールドアクター、アドマイヤデウス

ワイド

シュヴァルグラン-ファタモルガーナ

三連単

シュヴァルグラン→アドマイヤデウス→ファタモルガーナ

ゴールドアクター→シュヴァルグラン→ファタモルガーナ

☆勝負のワンツースリー

シュヴァルグラン→ゴールドアクター→ファタモルガーナ

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テーマ:中央競馬(JRA)予想 - ジャンル:ギャンブル

2016年のレース予想 | 21:50:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
レース参考まとめ「第153回天皇賞【春】」
昨年の有馬記念を年間無敗で制したゴールドアクターが8枠17番という厳しい立場に追い込まれた今年の天皇賞【春】。2年前と同様にフルゲートで開催されることになった天皇賞【春】ですが、平成に入ってからの天皇賞【春】において17頭立て、もしくは18頭立てで開催されたのは14回あり、8枠の馬による連対は2004年の2着馬であるゼンノロブロイと2010年の2着馬であるマイネルキッツ、そして2012年2着のトーセンジョーダンの3頭だけです。この3頭にしても、8枠の中では最内枠である16番に入っていてのものであり、17番、もしくは18番による3着以内入線ということで言えば1995年3着のハギノリアルキングまで遡らないと出てこない有様ですが、8枠に入った3頭はこの不利な状況も克服して真の最強馬たりえるでしょうか。

今回は過去3年の天皇賞【春】の予想&回顧記事に加え、昨年の菊花賞と有馬記念、そして今年に入ってからの記事で今回のレースに繋がってきそうなものをピックアップしていくことにしました。

(第153回天皇賞【春】の参考記事)

91st forecast 「第147回天皇賞(春)」(◎ゴールドシップ)

意地か誇りか、執念か 第147回天皇賞(春)回顧

2014年・十三の予想 「第149回天皇賞【春】」 (◎キズナ)

名脇役が主役となれる舞台 第149回天皇賞【春】回顧

2015年・十二の予想 「第151回天皇賞【春】」(◎アドマイヤデウス)

解放 第151回天皇賞【春】回顧

2015年・三十三の予想 「第76回菊花賞」(◎キタサンブラック)

”菊花祭” 第76回菊花賞回顧

2015年・四十一の予想 「第60回有馬記念」(◎ラブリーデイ)【レース後修正有】

荒野を越えて 第60回有馬記念回顧(12月28日追記)

追跡・モーリス&ゴールドアクター 「2015年度JRA賞考」

2016年・一の予想 「第57回アメリカジョッキークラブC」(サトノラーゼンVSスズカデヴィアス)

無事是名馬 第57回アメリカジョッキークラブC回顧

2016年・二の予想 「第109回京都記念」(アドマイヤデウスVSトーセンレーヴ)

最強タッグ 第109回京都記念回顧

第153回天皇賞【春】の”三本柱”

2016年の芝2000m超重賞+大阪杯を簡易回顧

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

レース参考まとめ | 20:29:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
2016年の芝2000m超重賞+大阪杯を簡易回顧
昨日天皇賞【春】の枠順が発表され、いよいよ古馬中長距離の頂上決戦が本格化していきますが、今年の古馬中長距離戦線を形成している一流馬たちを見ていくと、天皇賞【春】に出たり、ドバイへ行ったり、香港へ行ったり、はたまたヨーロッパへ挑んだりと、例年以上にバラエティに富んでいます。今回のこの記事では、明後日行われる天皇賞【春】に関連する今年の重賞競走の回顧をメインに話を進めていきますが、ここで出てきた話が天皇賞【春】より後のG1戦線においても役立てるように記事を組み立てていければと考えています。

※日経新春杯

1着・レーヴミストラル(父キングカメハメハ)

2着・シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

3着・サトノノブレス(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.1 - 11.2 - 11.8 - 13.0 - 12.9 - 12.4 - 12.8 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.8 - 11.6

京都の古馬重賞では当たり前とも言える4ハロン以上のロングスパート戦となった今年の日経新春杯。2年前の優勝馬を4歳馬2頭が打ち負かしていったという構図の中で、道中最後方を進んでいたレーヴミストラルが先に抜け出しを図っていたルメール騎手騎乗のシュヴァルグランを交わして勝利を収めました。4歳馬のワンツーフィニッシュはルーラーシップが勝利し、ヒルノダムールが2着に入った5年前に達成されていますが、その時の上位2頭は後に芝G1をきっちり勝利しており、特に2着のヒルノダムールに関しては大阪杯のレコード勝ちから天皇賞【春】制覇に繋げているので、そういった意味では今回の上位2頭に対する出世の可能性は大きく感じられるように思われます。

※ダイヤモンドS

1着・トゥインクル(父ステイゴールド)

2着・フェイムゲーム(父ハーツクライ)

3着・ファタモルガーナ(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 13.1 - 13.3 - 13.8 - 13.3 - 12.5 - 13.1 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 11.7 - 12.6 - 12.8

土曜日の昼から日曜日の未明まで大雨にさらされる中で開催された東京競馬場最終週ですが、東京競馬場の最長距離戦であるダイヤモンドSはその最中に行われました。1頭1頭の着差で4馬身以上の差が発生したのが8つもある、とてつもない消耗戦になりましたが、フェイムゲームの三連覇を阻むことになったトゥインクルは3コーナー手前から位置を上げていき、4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切るスタミナ満点のレースを披露していきました。このレースに関しては上位3頭だけが上がり3ハロン37秒台で、出走馬の半分が上がり3ハロン40秒オーバーだったことから、前述の”1頭1頭の着差が大きい”という話も無理からぬことでもありますが、裏を返せばこの時の上位3頭は現役としては最高クラスのステイヤーということも言える内容であり、天皇賞【春】が2011年のような全体的な低速決着に収まりそうな時にはこういった馬を狙ってみるのも一興ではなかろうかと思われます。

※阪神大賞典

1着・シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

2着・タンタアレグリア(父ゼンノロブロイ)

3着・アドマイヤデウス(父アドマイヤドン)

ラップタイム・13.0 - 11.6 - 12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 13.7 - 13.3 - 12.6 - 12.3 - 11.9 - 11.6 - 11.6 - 12.4

重賞レースとしては珍しくディープインパクト産駒の参戦が一頭もなかった今年の阪神大賞典。4着以下の時点で1秒以上、7着以下の馬からは2秒以上、勝ち馬から離されたレースとなりましたが、勝ったシュヴァルグランは2周目3コーナーの時点で7番手に位置しながら、そこからのロングスパートでただ一頭上がり3ハロンで34秒台をマークし、2着のタンタアレグリアに2馬身半の差をつけていきました。重賞未勝利馬によるワンツーフィニッシュは、ダイタクバートラムが勝利し、コイントスが2着に入った2003年以来となりますが、この時勝利を収めたダイタクバートラムは天皇賞【春】において3着に敗れており、今回の優勝馬であるシュヴァルグランをすんなりと本命視するわけにはいかないところがあります。

※日経賞

1着・ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)

2着・サウンズオブアース(父ネオユニヴァース)

3着・マリアライト(父ディープインパクト)

ラップタイム・7.0 - 12.1 - 12.6 - 13.1 - 13.1 - 13.7 - 13.5 - 13.2 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 10.9 - 11.2

2001年の有馬記念優勝馬・マンハッタンカフェが参戦してきた2002年以来出走馬が一桁となった日経賞。今回のレースにはG1馬が2頭、G1未勝利ながらG1で3着以内に入った経験を持つ馬が2頭もいるハイレベルなメンバー構成となりましたが、結果自体は、前年の有馬記念と同じワンツーフィニッシュとなりました。その上で勝利を収めたゴールドアクターは、2010年のマイネルキッツ以来となるG1馬による日経賞制覇を果たすことになりましたが、G1馬による日経賞制覇は平成に入ってから5頭おり、そこからさらにG1を勝てたのが1993年のライスシャワー1頭だけにとどまっているのが、今後に向けての懸念材料となります。ただ、G1勝ちある日経賞優勝馬がその次走に天皇賞【春】を選んだ時は(1-1-1-0)としており、そういった意味ではゴールドアクターを今回の天皇賞【春】における主軸と捉えることもできそうです。

一方で、G1で連対経験のある馬同士のワンツーフィニッシュということで言えば、前年の菊花賞2着馬ステージチャンプが勝利し、前年の天皇賞【春】をレースレコードで勝利したライスシャワーが勝利した1994年以来の出来事になりましたが、この両者は翌年の天皇賞【春】において順位が逆転する形でワンツーフィニッシュを決めています。最近では、2009年の上位2頭が天皇賞【春】で順位を入れ替えてワンツーフィニッシュを決めていることからも、今回2着のサウンズオブアースを軽視するというのは危険な判断かもしれません。

※大阪杯

1着・アンビシャス(父ディープインパクト)

2着・キタサンブラック(父ブラックタイド)

3着・ショウナンパンドラ(父ディープインパクト)

ラップタイム・12.8 - 11.5 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 12.5 - 12.1 - 11.3 - 10.9 - 11.4

今回の回顧記事の中では唯一の2000m戦となる大阪杯ですが、今年はG1馬5頭が参戦したものの、レースの流れ自体は上がり3ハロンの瞬発力比べという、前哨戦らしい戦いになりました。そういった中で、この時の上位2頭は日経新春杯と同様に4歳馬同士ではありましたが、既にコーナー4つの芝1800m重賞を勝ち上がってきた馬たちでもあり、鮮度とマイラー寄りのスピード能力が問われた一戦であったとも考えられます。

その上で、上半期の古馬中長距離G1を展望していくと、天皇賞【春】に関しては”G1の芝2000m戦で連対、もしくはG2の芝2000m戦で勝利している馬”による連対がここ5年で続いていますが、その意味では昨年の皐月賞で3着になっている大阪杯の2着馬キタサンブラックの取捨が難しい一方で、昨年の天皇賞【春】で3着に入ったカレンミロティックの再好走に期待が高まります。また、宝塚記念に向けての話ということで言うならば、大阪杯の3着以内入線馬の中で”芝2200m重賞勝ち馬”の存在が今回も含めて5年続けて出てきており、7年前の大阪杯優勝馬であるドリームジャーニーがその年の宝塚記念を制していることからも、ここでの好走馬が宝塚記念における主力と見立てることができそうです。

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レース回顧(予想レース以外) | 07:25:30 | トラックバック(0) | コメント(0)
第153回天皇賞【春】の”三本柱”
年に一度の京都芝3200m決戦となる天皇賞【春】。昨年は2006年のディープインパクト以来となる菊花賞馬による天皇賞【春】制覇が果たされましたが、今年は2006年以来となる”前年の菊花賞馬とそれ以前の菊花賞馬との直接対決”が繰り広げられそうで、その決着がどのようなものになるのかも楽しみな一戦です。

そんな中で、年に一度しか開催されない条件下で行われる天皇賞【春】において優位に立てるデータを以下にまとめていくことにしました。

(昨年の展望記事・第151回天皇賞【春】の”三本柱”

1・長距離戦の王

父子三代天皇賞制覇を果たしたメジロマックイーンが最初に勝利した1991年から四半世紀にわたって3着以内入線馬を輩出し続けているのが”年内の芝2500m以上のレースで連対実績を持つ馬”。その中で、”クラシックで3着以内に入った経験を持っている馬”か、”クラシック未出走馬”が結果を残し続けています。

2・菊の移動に伴い…

菊花賞が10月開催に移って最初のクラシック世代が参戦可能となった2001年から毎年3着以内入線馬輩出をしているのが”9月の国内戦に勝利経験がある馬”です。

3・日本競馬の至宝

上の二つと比べて期間の短いデータになりますが、ディープインパクトが優勝した2006年以降、毎年連対馬を輩出しているのが”東京芝重賞初挑戦初連対馬”となります。

☆昨年の上位3頭

1着・ゴールドシップ(1・2・3に該当)

2着・フェイムゲーム(1・3に該当)

3着・カレンミロティック(2に該当)

昨年は前走芝3000m以上の重賞勝ち馬によるワンツーフィニッシュとなりましたが、これに関しては平成に入ってからでは初めての出来事でした。3000m以上の勝ち鞍がある馬によるワンツーフィニッシュ自体が、前走阪神大賞典制覇のアドマイヤジュピタと前年の天皇賞【春】優勝馬のメイショウサムソンで決まった2008年以来ということでしたが、昨年に関しても、2008年に関してもフルゲート割れを起こしていたレースであり、フルゲートであるか否かによって上位争いをする馬のタイプが変わってきているのではないかと睨んでいます。

一方で、2006年のディープインパクトを最後に1番人気馬の勝利がなくなっていますが、2007年以降の天皇賞【春】においては10番人気以下の不人気馬による3着以内入線が、10番人気のカレンミロティックが3着に入った昨年も含めて6回あります。その内訳を見ていくと、昨年のカレンミロティック以外の5頭は天皇賞【春】の時点で重賞未勝利馬であり、その中では2012年のビートブラック以外の4頭が3歳以降にオープンクラスの勝ち鞍がなかった馬ということになっていますが、10番人気以下の重賞未勝利馬で3着以内に入ってきた5頭は、いずれも2500m以上のオープンクラスで一度は3着以内に入った実績を持っており、裏を返せば今まで隠れていた素質が開花したという見方もできるのではないかと思われます。

☆今年の登録馬とデータマッチ

※1に該当

・年内の芝2500m以上のレースで連対実績を持つ馬(○)

ゴールドアクター、サウンズオブアース、シュヴァルグラン、タンタアレグリア、トゥインクル、フェイムゲーム、マドリードカフェ

・(○)に該当した上でクラシックで3着以内に入った経験を持っている馬

ゴールドアクター、サウンズオブアース

・(○)に該当したクラシック未出走馬

シュヴァルグラン、トゥインクル、マドリードカフェ

※2に該当

・9月の国内戦に勝利経験がある馬

カレンミロティック、キタサンブラック、マイネルメダリスト

※3に該当

・東京芝重賞初挑戦初連対馬

タンタアレグリア、トゥインクル、フェイムゲーム、マイネルメダリスト、レーヴミストラル

※該当なし

アドマイヤデウス、アルバート、サトノノブレス、トーセンレーヴ、トーホウジャッカル、ファタモルガーナ、ファントムライト、ヤマニンボワラクテ

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レース展望 | 07:49:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
「特別登録・ファーストインプレッション」(2016年4月25日ver.)
今週から6週続けてG1の開催が行われる中央競馬。最初の天皇賞【春】だけは関西の京都競馬場で行われ、残りの5つは全て関東の東京競馬場で行われることになっていますが、3歳G1に関しては今のところ”3頭目”の指名をどうするか考えているところであり、古馬のG1に至っては天皇賞【春】以外の方向性がまるで固まっていません。

そういった中で、今回の記事では、天皇賞【春】においてゴールドアクターに比肩する評価を与えることを考えている馬とNHKマイルCに登録してきた2歳のマイル重賞勝ち馬2頭について触れていくことにします。

※天皇賞【春】

シュヴァルグラン

今年の天皇賞【春】は有馬記念の上位3頭が揃い踏みを果たし、出走馬の実力、鮮度は今年上半期としては最高のG1になることは約束されたレースという雰囲気がありますが、昨年までゴールドシップの三連覇が果たされていた阪神大賞典を制したシュヴァルグランは、有馬記念の上位3頭に肉薄する可能性が高い一頭と見ています。福永祐一騎手とハーツクライ産駒のコンビと言えば、3年前の天皇賞【秋】を制し、その後のドバイデューティー(現・ドバイターフ)において年間最高のレーティングを得たジャスタウェイがおり、阪神大賞典の内容を鑑みるに、その再現を果たす可能性も十分に兼ね備えているように見えました。

※NHKマイルC

・メジャーエンブレム

2走前に今回と同じ東京芝1600m戦を使い、1分32秒台で走破したメジャーエンブレム。前走のような控えめな走りにならなければほぼ確実に勝利を収めるように思えますが、1番人気に支持されそうな雰囲気もあり、そこをルメール騎手がどう対応するのか気になるところでもあります。

・ロードクエスト

デビュー戦以来の東京芝1600m戦に挑むことになったロードクエスト。ここ3戦中山を使って連敗街道を歩んでいるものの、左回りの成績は(2-0-0-0)としており、差しが決まる馬場であるならば優勝候補筆頭の存在です。

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「特別登録・ファーストインプレッション」 | 23:59:32 | トラックバック(0) | コメント(0)
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