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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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レース参考まとめ「第153回天皇賞【春】」
昨年の有馬記念を年間無敗で制したゴールドアクターが8枠17番という厳しい立場に追い込まれた今年の天皇賞【春】。2年前と同様にフルゲートで開催されることになった天皇賞【春】ですが、平成に入ってからの天皇賞【春】において17頭立て、もしくは18頭立てで開催されたのは14回あり、8枠の馬による連対は2004年の2着馬であるゼンノロブロイと2010年の2着馬であるマイネルキッツ、そして2012年2着のトーセンジョーダンの3頭だけです。この3頭にしても、8枠の中では最内枠である16番に入っていてのものであり、17番、もしくは18番による3着以内入線ということで言えば1995年3着のハギノリアルキングまで遡らないと出てこない有様ですが、8枠に入った3頭はこの不利な状況も克服して真の最強馬たりえるでしょうか。

今回は過去3年の天皇賞【春】の予想&回顧記事に加え、昨年の菊花賞と有馬記念、そして今年に入ってからの記事で今回のレースに繋がってきそうなものをピックアップしていくことにしました。

(第153回天皇賞【春】の参考記事)

91st forecast 「第147回天皇賞(春)」(◎ゴールドシップ)

意地か誇りか、執念か 第147回天皇賞(春)回顧

2014年・十三の予想 「第149回天皇賞【春】」 (◎キズナ)

名脇役が主役となれる舞台 第149回天皇賞【春】回顧

2015年・十二の予想 「第151回天皇賞【春】」(◎アドマイヤデウス)

解放 第151回天皇賞【春】回顧

2015年・三十三の予想 「第76回菊花賞」(◎キタサンブラック)

”菊花祭” 第76回菊花賞回顧

2015年・四十一の予想 「第60回有馬記念」(◎ラブリーデイ)【レース後修正有】

荒野を越えて 第60回有馬記念回顧(12月28日追記)

追跡・モーリス&ゴールドアクター 「2015年度JRA賞考」

2016年・一の予想 「第57回アメリカジョッキークラブC」(サトノラーゼンVSスズカデヴィアス)

無事是名馬 第57回アメリカジョッキークラブC回顧

2016年・二の予想 「第109回京都記念」(アドマイヤデウスVSトーセンレーヴ)

最強タッグ 第109回京都記念回顧

第153回天皇賞【春】の”三本柱”

2016年の芝2000m超重賞+大阪杯を簡易回顧

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テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

レース参考まとめ | 20:29:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
2016年の芝2000m超重賞+大阪杯を簡易回顧
昨日天皇賞【春】の枠順が発表され、いよいよ古馬中長距離の頂上決戦が本格化していきますが、今年の古馬中長距離戦線を形成している一流馬たちを見ていくと、天皇賞【春】に出たり、ドバイへ行ったり、香港へ行ったり、はたまたヨーロッパへ挑んだりと、例年以上にバラエティに富んでいます。今回のこの記事では、明後日行われる天皇賞【春】に関連する今年の重賞競走の回顧をメインに話を進めていきますが、ここで出てきた話が天皇賞【春】より後のG1戦線においても役立てるように記事を組み立てていければと考えています。

※日経新春杯

1着・レーヴミストラル(父キングカメハメハ)

2着・シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

3着・サトノノブレス(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.1 - 11.2 - 11.8 - 13.0 - 12.9 - 12.4 - 12.8 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.8 - 11.6

京都の古馬重賞では当たり前とも言える4ハロン以上のロングスパート戦となった今年の日経新春杯。2年前の優勝馬を4歳馬2頭が打ち負かしていったという構図の中で、道中最後方を進んでいたレーヴミストラルが先に抜け出しを図っていたルメール騎手騎乗のシュヴァルグランを交わして勝利を収めました。4歳馬のワンツーフィニッシュはルーラーシップが勝利し、ヒルノダムールが2着に入った5年前に達成されていますが、その時の上位2頭は後に芝G1をきっちり勝利しており、特に2着のヒルノダムールに関しては大阪杯のレコード勝ちから天皇賞【春】制覇に繋げているので、そういった意味では今回の上位2頭に対する出世の可能性は大きく感じられるように思われます。

※ダイヤモンドS

1着・トゥインクル(父ステイゴールド)

2着・フェイムゲーム(父ハーツクライ)

3着・ファタモルガーナ(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 13.1 - 13.3 - 13.8 - 13.3 - 12.5 - 13.1 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 11.7 - 12.6 - 12.8

土曜日の昼から日曜日の未明まで大雨にさらされる中で開催された東京競馬場最終週ですが、東京競馬場の最長距離戦であるダイヤモンドSはその最中に行われました。1頭1頭の着差で4馬身以上の差が発生したのが8つもある、とてつもない消耗戦になりましたが、フェイムゲームの三連覇を阻むことになったトゥインクルは3コーナー手前から位置を上げていき、4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切るスタミナ満点のレースを披露していきました。このレースに関しては上位3頭だけが上がり3ハロン37秒台で、出走馬の半分が上がり3ハロン40秒オーバーだったことから、前述の”1頭1頭の着差が大きい”という話も無理からぬことでもありますが、裏を返せばこの時の上位3頭は現役としては最高クラスのステイヤーということも言える内容であり、天皇賞【春】が2011年のような全体的な低速決着に収まりそうな時にはこういった馬を狙ってみるのも一興ではなかろうかと思われます。

※阪神大賞典

1着・シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

2着・タンタアレグリア(父ゼンノロブロイ)

3着・アドマイヤデウス(父アドマイヤドン)

ラップタイム・13.0 - 11.6 - 12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 13.7 - 13.3 - 12.6 - 12.3 - 11.9 - 11.6 - 11.6 - 12.4

重賞レースとしては珍しくディープインパクト産駒の参戦が一頭もなかった今年の阪神大賞典。4着以下の時点で1秒以上、7着以下の馬からは2秒以上、勝ち馬から離されたレースとなりましたが、勝ったシュヴァルグランは2周目3コーナーの時点で7番手に位置しながら、そこからのロングスパートでただ一頭上がり3ハロンで34秒台をマークし、2着のタンタアレグリアに2馬身半の差をつけていきました。重賞未勝利馬によるワンツーフィニッシュは、ダイタクバートラムが勝利し、コイントスが2着に入った2003年以来となりますが、この時勝利を収めたダイタクバートラムは天皇賞【春】において3着に敗れており、今回の優勝馬であるシュヴァルグランをすんなりと本命視するわけにはいかないところがあります。

※日経賞

1着・ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)

2着・サウンズオブアース(父ネオユニヴァース)

3着・マリアライト(父ディープインパクト)

ラップタイム・7.0 - 12.1 - 12.6 - 13.1 - 13.1 - 13.7 - 13.5 - 13.2 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 10.9 - 11.2

2001年の有馬記念優勝馬・マンハッタンカフェが参戦してきた2002年以来出走馬が一桁となった日経賞。今回のレースにはG1馬が2頭、G1未勝利ながらG1で3着以内に入った経験を持つ馬が2頭もいるハイレベルなメンバー構成となりましたが、結果自体は、前年の有馬記念と同じワンツーフィニッシュとなりました。その上で勝利を収めたゴールドアクターは、2010年のマイネルキッツ以来となるG1馬による日経賞制覇を果たすことになりましたが、G1馬による日経賞制覇は平成に入ってから5頭おり、そこからさらにG1を勝てたのが1993年のライスシャワー1頭だけにとどまっているのが、今後に向けての懸念材料となります。ただ、G1勝ちある日経賞優勝馬がその次走に天皇賞【春】を選んだ時は(1-1-1-0)としており、そういった意味ではゴールドアクターを今回の天皇賞【春】における主軸と捉えることもできそうです。

一方で、G1で連対経験のある馬同士のワンツーフィニッシュということで言えば、前年の菊花賞2着馬ステージチャンプが勝利し、前年の天皇賞【春】をレースレコードで勝利したライスシャワーが勝利した1994年以来の出来事になりましたが、この両者は翌年の天皇賞【春】において順位が逆転する形でワンツーフィニッシュを決めています。最近では、2009年の上位2頭が天皇賞【春】で順位を入れ替えてワンツーフィニッシュを決めていることからも、今回2着のサウンズオブアースを軽視するというのは危険な判断かもしれません。

※大阪杯

1着・アンビシャス(父ディープインパクト)

2着・キタサンブラック(父ブラックタイド)

3着・ショウナンパンドラ(父ディープインパクト)

ラップタイム・12.8 - 11.5 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 12.5 - 12.1 - 11.3 - 10.9 - 11.4

今回の回顧記事の中では唯一の2000m戦となる大阪杯ですが、今年はG1馬5頭が参戦したものの、レースの流れ自体は上がり3ハロンの瞬発力比べという、前哨戦らしい戦いになりました。そういった中で、この時の上位2頭は日経新春杯と同様に4歳馬同士ではありましたが、既にコーナー4つの芝1800m重賞を勝ち上がってきた馬たちでもあり、鮮度とマイラー寄りのスピード能力が問われた一戦であったとも考えられます。

その上で、上半期の古馬中長距離G1を展望していくと、天皇賞【春】に関しては”G1の芝2000m戦で連対、もしくはG2の芝2000m戦で勝利している馬”による連対がここ5年で続いていますが、その意味では昨年の皐月賞で3着になっている大阪杯の2着馬キタサンブラックの取捨が難しい一方で、昨年の天皇賞【春】で3着に入ったカレンミロティックの再好走に期待が高まります。また、宝塚記念に向けての話ということで言うならば、大阪杯の3着以内入線馬の中で”芝2200m重賞勝ち馬”の存在が今回も含めて5年続けて出てきており、7年前の大阪杯優勝馬であるドリームジャーニーがその年の宝塚記念を制していることからも、ここでの好走馬が宝塚記念における主力と見立てることができそうです。

テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(2021年以前の予想レース以外) | 07:25:30 | トラックバック(0) | コメント(0)