fc2ブログ
 
■プロフィール

まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

http://twitter.com/MATSURIshunraku

http://mixi.jp/show_profile.pl?id=10577262

http://novel.fc2.com/user/7234617/

http://shunraku-bokujou.ldblog.jp/

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

2016年・三十九の予想 「第61回有馬記念」(◎サトノダイヤモンド)
明日のクリスマスに行われる2016年最後の中央競馬G1・有馬記念。今年は三連休開催の最後に行われるということで、有馬記念史上初めてとなる9日目の開催になりますが、今回は2頭の菊花賞馬に対して敬意を表した予想の組み立てを行うことになりました。

(展望記事・第61回有馬記念の”三本柱”(一部修正有)

(参考まとめ記事・レース参考まとめ「第61回有馬記念」

【データルール1・展望記事で該当していたデータの項目番号を、印の横の「」内に記載】

【データルール2・[レ]のデータにおいて出走馬中3頭以下が該当するものであれば、そのデータに”下線”を、1頭のみのものは”【】”を加える】

1枠1番・キタサンブラック(○)「2・3」

+・【天皇賞【春】を制した年にジャパンCを制した馬は(3-1-0-0)[レ]】、7年連続3着以内入線馬輩出中の”3歳重賞を初挑戦で勝利を収めた馬”[レ]、5年連続3着以内入線馬輩出中の”芝1800mと芝2400m以上の重賞勝ちがある馬”[レ]、3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]、11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]、11年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年、または当年の中山芝重賞を勝ち上がっている馬”[レ]

-・【当年のジャパンCにおける優勝馬で”当年下半期のG1を未出走、あるいは当年下半期のG1初戦において4位以下に敗れた日本馬”による連対は1984年2着のカツラギエース以来なし[レ]】

13年前にジャパンCを逃げ切りながら、その年の有馬記念で年内唯一の着外を喫したタップダンスシチーに近い雰囲気があることから、本命には据えないことにしましたが、菊花賞勝利の翌年に天皇賞【春】を制した競走馬はそのほとんどがグランプリ適性が高く、過去2回のグランプリよりも良い結果を得る可能性は高いと見ています。

1枠2番・ゴールドアクター(キルトクール)「1・3」

+・4年連続連対馬輩出中の”前年の最終戦において重賞連対を果たした馬”[レ]、12年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の芝2200m重賞で連対実績を持つ馬”[レ]、3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]、11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]、11年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年、または当年の中山芝重賞を勝ち上がっている馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・有馬記念以外で中山芝2500m戦の勝利経験がある馬による3着以内入線馬は1996年優勝のサクラローレル以来なし[レ]、前走ジャパンC出走馬でその前のレースがG1以外の関東圏のレースだった馬による3着以内入線は2001年2着のアメリカンボス以来なし[レ]、年内のG1を2戦以上しながら、その中に芝2000m超のG1連対実績がない4歳以上のG1馬による連対は、2003年優勝のシンボリクリスエス以来なし[レ]、当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

多くのプラスデータとマイナスデータを抱えて連覇を目指すことになった昨年の有馬記念優勝馬。昨年の有馬記念3着馬キタサンブラックが隣にいるという枠順の妙も兼ね備え、今回の有馬記念における最大のキーマンになるのではないかと睨んでいますが、ジャパンC予想時に懸念していたマツリダゴッホを彷彿とさせる臨戦過程が気にかかり、2016年最後のキルトクールとして評価することにしました。

2枠3番・ムスカテール(…)「なし」

+・3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]

-・前走国内G1以外で4着以下に負けた馬による連対は2004年2着のタップダンスシチー以来なし[レ]、当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

3年前の天皇賞【春】以来となる中央競馬G1への参戦となりましたが、どちらかというとサウスポーであるこの馬の好走は難しいと見ています。

2枠4番・ヤマカツエース(△)「1」

+・4年連続連対馬輩出中の”前年の最終戦において重賞連対を果たした馬”[レ]、11年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年、または当年の中山芝重賞を勝ち上がっている馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

関西馬でありながら中山芝重賞で2戦2勝という実績を持っているのが好印象で、3着候補の1頭として評価をしておきます。

3枠5番・サムソンズプライド(…)「なし」

+・3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]、11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]

-・G2以上の重賞で連対実績がない古馬による3着以内入線は1987年3着のハシケンエルド以来なし[レ]、前走国内G1以外で4着以下に負けた馬による連対は2004年2着のタップダンスシチー以来なし[レ]、当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

重賞で一度も3着以内に入ったことがないことを考えると狙える馬ではないと見ています。

3枠6番・サウンズオブアース(…)「2」

+・4年連続連対馬輩出中の”前年の最終戦において重賞連対を果たした馬”[レ]

-・【当年のG1勝ちがない過去の有馬記念2着馬による連対はグレード制導入の1984年以来なし[レ]】

G1の2着歴が3回ある昨年の2着馬ですが、G1で連続して3着以内に入った実績がないことを考慮して無印評価です。

4枠7番・マルターズアポジー(…)「なし」

+・11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]

-・G2以上の重賞で連対実績がない古馬による3着以内入線は1987年3着のハシケンエルド以来なし[レ]

ムスカテールとは対照的に右回り巧者の4歳馬ですが、2000mを超える距離を走るのが今回が初めてというのがネックと見て評価を下げます。

4枠8番・ミッキークイーン(△)「2」

+・3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]

-・年内のG1を2戦以上しながら、その中に芝2000m超のG1連対実績がない4歳以上のG1馬による連対は、2003年優勝のシンボリクリスエス以来なし[レ]

有馬記念において重要なフレッシュさを持つ昨年のオークス馬。この馬のキャリアで唯一着外に敗れたのが今回と同じ牡馬混合のG1戦というのが懸念材料ですが、昨年の秋華賞の時のようなパフォーマンスが発揮できれば好走のチャンスは十分あると睨んでいます。

5枠9番・ヒットザターゲット(…)「なし」

+・5年連続3着以内入線馬輩出中の”芝1800mと芝2400m以上の重賞勝ちがある馬”[レ]

-・当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

直近の勝利が今回と同じ芝2500m戦ですが、基本的に平坦巧者で今回のレースにおいて出番はないと見ています。

5枠10番・アドマイヤデウス(…)「なし」

+・11年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年、または当年の中山芝重賞を勝ち上がっている馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・有馬記念以外で中山芝2500m戦の勝利経験がある馬による3着以内入線馬は1996年優勝のサクラローレル以来なし[レ]

G1で一度も掲示板に載れていないキャリアを考えると、今回も出番はないように考えています。

6枠11番・サトノダイヤモンド(◎)「1・2」

+・【2000年以降の菊花賞馬で菊花賞トライアルを勝ってきた3歳馬は(2-1-1-0)[レ]】、7年連続3着以内入線馬輩出中の”3歳重賞を初挑戦で勝利を収めた馬”[レ]、5年連続3着以内入線馬輩出中の”芝1800mと芝2400m以上の重賞勝ちがある馬”[レ]、11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]

-・【関東圏で勝利経験がない3歳馬による連対は2007年2着のダイワスカーレット以来なし[レ]】

有馬記念における菊花賞馬同士の対決は1984年以降では17回ありますが、菊花賞馬が3着以内に複数頭入ったケースは4回に留まっています。しかし、その4回の中で先着している菊花賞馬はいずれももう1頭の菊花賞馬より菊花賞において速い走破時計で勝利を収めており、サトノダイヤモンドはキタサンブラックよりも速い時計で菊花賞を制していることから、自身が持つプラスのデータをフルに生かして勝つのではないかと判断しました。

6枠12番・サトノノブレス(…)「2・3」

+・12年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の芝2200m重賞で連対実績を持つ馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

今年の出走した3回のG1でいずれも二桁着順という臨戦過程では、3着以内入線ということを考えるのは難しいように感じています。

7枠13番・デニムアンドルビー(△)「なし」

+・7年連続3着以内入線馬輩出中の”3歳重賞を初挑戦で勝利を収めた馬”[レ]

-・前走国内G1以外で4着以下に負けた馬による連対は2004年2着のタップダンスシチー以来なし[レ]

有馬記念の穴血統馬であるフェアリードール牝系の競走馬である点と3年前に2着に入ったウインバリアシオンを彷彿とさせるような臨戦過程を評価して、上位争いの可能性が高い1頭と見立てました。

7枠14番・シュヴァルグラン(△)「3」

+・11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・前走ジャパンC出走馬でその前のレースがG1以外の関東圏のレースだった馬による3着以内入線は2001年2着のアメリカンボス以来なし[レ]

3年前の3番人気馬アドマイヤラクティを彷彿とさせるところがあるため、優勝候補としては考えないようにしましたが、本命に推したサトノダイヤモンドと同じヘイロークロス持ちということを踏まえて、3着候補の1頭としての狙い目を残しておくことにしました。

8枠15番・アルバート(…)「なし」

+・3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]、11年連続連対馬輩出中の”3連勝以上の連勝実績がある馬”[レ]、11年連続3着以内入線馬を輩出中の”前年、または当年の中山芝重賞を勝ち上がっている馬”[レ]

-・【年内の国内G1への出走が1回のみの馬による3着以内入線は2008年1着のダイワスカーレット以来なし[レ]】

ステイヤーズS連覇自体、有馬記念に向けては褒められたキャリアではありませんが、牝系自体もG1で好走するのは難しいところがあるため、無印評価です。

8枠16番・マリアライト(△)「3」

+・12年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の芝2200m重賞で連対実績を持つ馬”[レ]、3年連続優勝馬輩出中の”東京芝2400m戦を勝ち上がっている馬”[レ]、9年連続3着以内入線馬を輩出中の”年内の下半期2戦目を下半期1戦目より着順を落とした馬”[レ]

-・有馬記念以外で中山芝2500m戦の勝利経験がある馬による3着以内入線馬は1996年優勝のサクラローレル以来なし[レ]、当年の7月から9月にかけて国内重賞に出走した古馬による連対は2007年優勝のマツリダゴッホ以来なし[レ]

過去に一度も3着以内に入ったことがない8枠16番に再び入ってしまった昨年の4着馬。鞍上の蛯名正義騎手にとっては3年連続であり、かなり厳しい立場に追い込まれてしまいましたが、マリアライト自身のグランプリ適性の高さは宝塚記念制覇を鑑みても現役屈指の存在であり、その点を評価して3着候補の1頭に据えることにしました。



単勝

サトノダイヤモンド

馬連(フォーメーション)

(1頭目)サトノダイヤモンド、キタサンブラック

(2頭目)ミッキークイーン、デニムアンドルビー

三連単(フォーメーション・1)

(1着)サトノダイヤモンド、キタサンブラック

(2着)サトノダイヤモンド、キタサンブラック

(3着)ミッキークイーン、デニムアンドルビー

三連単(フォーメーション・2)

(1着)サトノダイヤモンド、キタサンブラック

(2着)ミッキークイーン、デニムアンドルビー

(3着)キタサンブラック、ヤマカツエース、ミッキークイーン、デニムアンドルビー、シュヴァルグラン、マリアライト

☆勝負のワンツースリー

サトノダイヤモンド→デニムアンドルビー→キタサンブラック

テーマ:中央競馬(JRA)予想 - ジャンル:ギャンブル

2016年のレース予想 | 18:43:39 | トラックバック(0) | コメント(0)
レース参考まとめ「第61回有馬記念」
水曜日に枠順が決まり、木曜日の夜から発売が開始されている今年の有馬記念。金曜日発売終了時点で単勝の1番人気に支持されているのは、今年の天皇賞【春】とジャパンCを逃げ切ったキタサンブラックですが、実のところ、今年開催された中央競馬のG1を複数回に渡って勝利を収めているのがキタサンブラックだけとなっています。他の出走馬の中で今年の中央競馬のG1を勝ち上がっているのは、菊花賞馬のサトノダイヤモンドとキタサンブラックに先着する形で宝塚記念を制したマリアライトの2頭だけで、それ以外の13頭が勝った時のJRA賞選出が荒れ模様になりそうな雰囲気がありますが、2016年の総決算である有馬記念を勝つのはどの馬になるでしょうか。

今回のこの記事では、過去5年の有馬記念における予想&回顧記事と今年の出走馬が勝ち上がってきたG1の予想&回顧記事、さらに出走馬が今年の下半期に勝ち上がってきたレースの予想&回顧記事と、古馬が出走できる芝2000m以上のG1の予想&回顧記事等を参考記事のリンク集としてまとめました。

(第61回有馬記念の参考記事)

44th forecast 「第56回有馬記念」(12月25日一部加筆修正)

昨日の成功は今日の失敗、今日の失敗は明日の成功 第56回有馬記念回顧

81st forecast 「第57回有馬記念」(◎エイシンフラッシュ)

胸を張れる日本代表 第57回有馬記念回顧

123rd forecast 「第58回有馬記念」(◎オルフェーヴル)

ラストラン! 第58回有馬記念の回顧

2014年・三十九の予想 「第59回有馬記念」(◎ワンアンドオンリー)

後の祭り 第59回有馬記念回顧

2015年・四十一の予想 「第60回有馬記念」(◎ラブリーデイ)【レース後修正有】

荒野を越えて 第60回有馬記念回顧(12月28日追記)

2016年・十の予想 「第153回天皇賞【春】」(◎シュヴァルグラン)

師匠 第153回天皇賞【春】回顧

2016年・十七の予想 「第57回宝塚記念」(◎キタサンブラック)

示唆 第57回宝塚記念回顧

2016年・二十七の予想 「第64回神戸新聞杯」(サトノダイヤモンドVSカフジプリンス)

保留 第64回神戸新聞杯回顧

第67回毎日王冠&第51回京都大賞典回顧

2016年・三十一の予想 「第77回菊花賞」(◎ディーマジェスティ)【一部修正有】

圧巻 第77回菊花賞回顧

第52回小倉記念&第62回オールカマーの簡易回顧

2016年・三十二の予想 「第154回天皇賞【秋】」(◎モーリス)

学び 第154回天皇賞【秋】回顧

2016年の東京芝2500m重賞を簡易回顧

2016年・三十三の予想 「第41回エリザベス女王杯」(プロレタリアトVSパールコード)

異例 第41回エリザベス女王杯回顧

2016年・三十五の予想 「第36回ジャパンC」(◎リアルスティール)

百戦錬磨 第36回ジャパンC回顧(一部修正有)

追跡・キタサンブラック 「日本競馬の大将」

第61回有馬記念の”三本柱”

11月・12月の芝2000m重賞&12月の中山芝重賞を簡易回顧

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

レース参考まとめ | 02:53:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
11月・12月の芝2000m重賞&12月の中山芝重賞を簡易回顧(一部追記有)
障害競走の冬の祭典・中山大障害終了後にアップすることとなったこの記事ですが、ここでは明後日開催される有馬記念の前哨戦と捉えたレースの回顧を行っていこうということで、11月の福島記念と12月の金鯱賞といった芝2000m重賞、及び12月の中山競馬場で行われた2つの芝重賞について振り返っていきます。

※第52回福島記念

1着・マルターズアポジー(父ゴスホークケン)

2着・ゼーヴィント(父ディープインパクト)

3着・ダイワドレッサー(父ネオユニヴァース)

ラップタイム・12.3 - 11.3 - 12.0 - 12.8 - 12.6 - 12.1 - 11.8 - 11.6 - 11.5 - 12.8

昨年に続き、斤量54kgの馬が勝利を収めた、福島競馬場芝2000mのハンデG3・福島記念。3歳馬が2着、3着に入る中で、勝ったマルターズアポジーはキタサンブラック等と同期の4歳馬ですが、有馬記念が現行の斤量条件となった2001年以降において4歳以下の馬が勝利したケースは5回あり、そうなった年の有馬記念においては同期の出走馬が必ず3着以内に1頭は入ってきていることから、このレースを勝ったマルターズアポジーはもちろんのこと、同期のキタサンブラック、シュヴァルグラン、ミッキークイーン、ヤマカツエースに対する評価はある程度高めておく必要がありそうです。

※第52回金鯱賞

1着・ヤマカツエース(父キングカメハメハ)

2着・パドルウィール(父クロフネ)

3着同着・シュンドルボン(父ハーツクライ)

3着同着・サトノノブレス(父ディープインパクト)

ラップタイム・12.6 - 11.0 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.6 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.5

来年から中日新聞杯と入れ替わる形で開催されることとなる、中京芝2000mのG2・金鯱賞。最下位に沈んだマイネルラクリマ以外の出走馬が上がり3ハロンで34秒0を切っており、勝ち馬から最下位までのタイム差が1秒0を切ってくる接戦が演じられましたが、勝ったヤマカツエースは今年の中山金杯となる重賞4勝目をマークしてきました。後述する12月の中山芝重賞2戦においては、いずれも母父ブライアンズタイムの馬が3着以内に入ってきており、ブライアンズタイムと同じロベルト系種牡馬であるグラスワンダーを母父に持つヤマカツエースにとって有馬記念は絶好の舞台のようにも思えますが、現行の年末開催となった2012年以降の金鯱賞の出走馬の中で、その年の有馬記念で3着以内に入ってきた馬は、2012年優勝馬のオーシャンブルー(2着)と2013年3着馬のウインバリアシオン(2着)の2頭だけとなっており、簡単に上位争いができるわけではありません。また、オーシャンブルーもウインバリアシオンも、金鯱賞において2分を超える走破時計となっていますが、今回の有馬記念に出走してきた金鯱賞上位組のヤマカツエースとサトノノブレスはいずれも2分を切ってしまっているので、彼らを今回の有馬記念において狙うのは危険ではないかと睨んでいます。

※第50回ステイヤーズS

1着・アルバート(父アドマイヤドン)

2着・ファタモルガーナ(父ディープインパクト)

3着・モンドインテロ(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.0 - 11.6 - 13.7 - 13.1 - 12.6 - 13.2 - 13.5 - 13.5 - 12.8 - 12.8 - 13.4 - 12.9 - 12.0 - 11.7 - 11.9 - 12.2 - 11.4 - 12.1

ライアン・ムーア騎手騎乗のアルバートが人馬で連覇を達成した今年のステイヤーズS。今回は2着馬のファタモルガーナとの差がクビ差にとどまりましたが、2着のファタモルガーナは今回のレースで3回目のステイヤーズS・2着という結果を残しており、上位2頭のステイヤー適性の高さを満天下に示す格好となりました。ステイヤーズSの出走馬がその年の有馬記念において3着以内に入ってきたケースは、1999年の2着馬であるテイエムオペラオー(3着)まで遡らないと出てこないため、ステイヤーズSへの出走が有馬記念においてプラスに働くことはないと考えるのが妥当ではありますが、時計のかかる長距離戦においては、今後絶対的な存在として考えても良いかもしれません。

※第2回ターコイズS

1着・マジックタイム(父ハーツクライ)

2着・レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)

3着・カフェブリリアント(父ブライアンズタイム)

ラップタイム・12.4 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 11.9 - 11.7 - 11.9 - 11.7

朝日杯フューチュリティS開催週の土曜日に中山芝1600m戦として行われた牝馬限定のハンデ重賞・ターコイズS。11番人気、16番人気、15番人気という順番で入ってきた昨年とは対照的に、今年は1番人気、6番人気、3番人気という順番で入り、平穏な決着となりましたが、昨年にしても今年にしても勝った馬は年内のG1出走経験を複数回有しており、G1経験が存分に発揮されるレースであるとも言えます。

テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(2021年以前の予想レース以外) | 15:20:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
「特別登録・ファーストインプレッション」(2016年12月20日ver.)
有馬記念の開催まで残り5日となった中央競馬ですが、今年の有馬記念ウィークは23日から25日までの三連休をフル活用するスケジュールとなっています。これにより、今年の中央競馬の開催は残り3日ということになりますが、この記事では24日土曜日に行われる阪神Cと25日に有馬記念の前に行われるホープフルS、以上2レースの気になった登録馬について触れていこうと思います。

※阪神C

スノードラゴン

年内最後の関西重賞でありながら、第4回以降では関東馬が7連勝中となっているG2・阪神C。今年は昨年の優勝馬ロサギガンティアを筆頭に7頭の登録がある関東馬ですが、その中で最も気になったのが、2年前のスプリンターズS優勝馬であるスノードラゴンです。オープン入りを果たしてからというもの、3着以内に入ってきたのは1200m戦のみですが、アドマイヤコジーン産駒というとアストンマーチャンやマジンプロスパーが芝1400m戦で重賞勝ちを収めており、今回の出走馬の多くが先行馬であることを考えると、後方からの差し脚に定評があるスノードラゴンにとっては好機ではないかと考えております。

※ホープフルS

コスモス

一昨年からラジオNIKKEI杯2歳Sの回次を引き継いだ上でG2へと格上げされた、中山芝2000mの2歳重賞・ホープフルS。一昨年から連覇を果たしてきたディープインパクト産駒はサングレーザー1頭だけで、デイリー杯2歳Sからの臨戦過程がどうなるかは気になりますが、最も気になった登録馬は川崎競馬からの参戦を目論むコスモスです。オーナーである岡田繁幸氏のコスモスに対する評価は、札幌2歳S制覇を手土産に中央入りを果たし、先日の朝日杯フューチュリティSにおいて5着に入ってきたトラストよりも上と見立てていますが、父も母父もダートで活躍してきた競走馬で、芝で活躍できるかどうかは未知数なところがあります。とは言え、中山芝重賞においてブライアンズタイムの血を持つ馬が活躍が目立っていることを考えれば、父がブライアンズタイム産駒のフリオーソであることはむしろ好都合であり、いきなり勝利を収めてくる可能性があるようにも感じています。

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

「特別登録・ファーストインプレッション」 | 22:24:19 | トラックバック(0) | コメント(0)
いざクラシックへ!注目の一頭 2017クラシック世代第29週
朝日杯フューチュリティSが終わり、2016年の中央競馬は有馬記念の開催を含めた最終週を残すのみとなりましたが、来年のクラシックに向けての戦いということで言えば、まだまだ中盤戦に過ぎません。2つの2歳G1を終えてもなお、来年のクラシックにおける活躍を確信できる馬というのはまだまだ見定められていませんが、今回のこの記事では、朝日杯フューチュリティSの日に中山競馬場で行われた新馬戦を勝ち上がってきた馬から気になる一頭を取り上げていきます。

※12月18日中山芝1600m・メイクデビューより、コマノレジーナ

朝日杯フューチュリティSの日に中山競馬場で行われた芝の新馬戦は、前日のターコイズSと同じ中山芝1600mの牝馬限定戦でしたが、このレースを勝ったコマノレジーナは、中山芝1600m戦においては不利とされる大外16番枠から後方一気を決め、2着馬に3馬身差をつけて勝利しました。父がドリームジャーニー、母父がスペシャルウィークということで、サンデーサイレンスの同系配合馬ということになりますが、三代母のリンデンリリーは1991年のエリザベス女王杯優勝馬で、牝系を辿るとオグリキャップ・オグリローマン兄妹と同じ系統であることがわかります。また、有馬記念の日に行われるホープフルSに登録しているコマノインパルスとは二代母が同じというところで親戚関係にあり、コマノレジーナと共にコマノインパルスの動向にも注目してみたいところです。

テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

Road_to_Derby | 06:23:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
前のページ 次のページ