2018-10-15 Mon
先週は東西で牝馬重賞が行われた中央競馬。ウオッカの日本ダービー制覇をきっかけに、牝馬が日本競馬の中心を担うことが当たり前のことになりつつありますが、先週の重賞を勝ち上がってきた馬たちは、世界的な名牝へと羽ばたいていくのでしょうか。※第66回府中牝馬S
1着・ディアドラ(父ハービンジャー)
2着・リスグラシュー(父ハーツクライ)
3着・フロンテアクイーン(父メイショウサムソン)
ラップタイム・12.5 - 11.0 - 11.4 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 11.6 - 11.8
上位3頭が上がり3ハロン32秒台の脚を披露し、走破時計も1分44秒台となった府中牝馬S。その上で勝利を収めたディアドラはクイーンSからの重賞連勝を飾り、重賞4勝目をマークしました。近1年以内にG1を勝っていた馬による府中牝馬S制覇は現行のG2に昇格された2011年以降では初めてのことになりましたが、3歳牝馬G1馬による府中牝馬S制覇は2003年のレディパステル以来15年ぶりの出来事でした。2003年のレディパステルは既に5歳馬となっており、次走にエリザベス女王杯を選んで4着に敗れたところで現役を退きましたが、ディアドラはまだ4歳馬であり、重賞連勝の勢いも考慮すると、まだまだG1制覇のチャンスはあると見ています。
※第23回秋華賞
1着・アーモンドアイ(父ロードカナロア)
2着・ミッキーチャーム(父ディープインパクト)
3着・カンタービレ(父ディープインパクト)
ラップタイム・12.1 - 10.9 - 12.7 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 11.5 - 11.8 - 11.9
春の牝馬クラシック二冠馬アーモンドアイが3歳牝馬三冠制覇を果たした今年の秋華賞。2着から5着までにリーディングサイアーのディープインパクトの産駒が入り込んでおり、それがアーモンドアイの才能の豊かさやロードカナロアの種牡馬としての偉大さをより際立たせる結果となっていますが、アーモンドアイのように重賞連勝の形で秋華賞を制した馬は過去に9頭おり、現役のディアドラを除いた8頭が更なるG1連対を果たしていることから、アーモンドアイの快進撃はまだまだ続くのではないかと見ています。
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