2020-01-31 Fri
明日から2月が始まり、プロ野球に関してはキャンプの季節となりますが、競馬に関しても2月最後の日曜日に中央競馬最初のG1であるフェブラリーSの開催があります。そうした中で3歳戦に目を向けてみると、今年は昨年よりもぼんやりとしたイメージしか湧いてきていないのですが、1月の3歳戦の勝ち馬から面白い存在は現れるのでしょうか。※1月26日小倉芝2000m・未勝利戦より、スペースシップ
今年の1月の第三場は、11月から始まる京都競馬場の改修工事の影響で小倉競馬場で行うことになりましたが、その小倉競馬場の重馬場というコンディションの中で勝ち上がってきた関東馬が、今回ピックアップすることにしたスペースシップです。今年のクラシックに挑む産駒が初年度産駒となるゴールドシップを父に持つ中、スペースシップは勝ち上がるまでに4戦消化することになりましたが、母方の血統を辿ると、1994年の阪神牝馬特別(当時芝2000m戦、現・阪神牝馬S)の勝ち馬であるメモリジャスパーや昨年のコーフィールドCを制した日本調教馬メールドグラースと同じ牝系ということで、先々に楽しみがある馬だと言えそうです。
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2020-01-30 Thu
1月も残すところ今日と明日だけになりましたが。先週の中央競馬は日曜日に東西でG2が行われました。なにぶん、開催から数日が経過しているため、優勝馬のその後みたいな話も入ってきていますが、先々に向けてはどんなところがポイントになるのでしょうか。※第37回東海S
1着・エアアルマス(父Majestic Warrior)
2着・ヴェンジェンス(父カジノドライヴ)
3着・インティ(父ケイムホーム)
ラップタイム・12.3 - 11.7 - 12.9 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.3
レースとしては8年ぶりに、1月の関西ダート重賞としても8年ぶりに京都で開催されることになった東海S。上位人気3頭が1着から3着までを占める中で、2番人気に支持されていたエアアルマスが重賞初制覇を果たしました。エアアルマスは残念ながらレース後に骨折が判明し、現状では復帰時期についても定かではありませんが、東海Sが現行の1月開催に定着した2013年以降では東海S制覇が重賞初制覇の馬は過去に2頭おり、いずれも後に中央競馬のダート重賞を1回は勝っているので、エアアルマスにも同様の期待は持っておこうと思います。
※第61回アメリカジョッキークラブC
1着・ブラストワンピース(父ハービンジャー)
2着・ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)
3着・ラストドラフト(父ノヴェリスト)
ラップタイム・12.8 - 12.0 - 12.9 - 12.3 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.1 - 12.5
昨年と同様八大競走の優勝馬が出走馬に名を連ねたアメリカジョッキークラブC。最終コーナーで2番手についていた9歳馬マイネルフロストの故障発生があり、そこで進路取りに苦労した馬もいましたが、その喧噪を尻目に内から脚を伸ばしていたステイフーリッシュが粘り込みを図る中、マイネルフロストの故障発生の煽りを受けながらも直線で内に進路を取った一昨年の有馬記念の優勝馬ブラストワンピースが一完歩ずつ差を詰めていき、最後はブラストワンピースがステイフーリッシュに対して1馬身4分の1の差をつけて勝利しました。ブラストワンピースは今回の勝利で重賞5勝目をマークすることになりましたが、3歳限定重賞の毎日杯以外の4勝は「前走より斤量減、かつ距離短縮で、中2か月以上のローテーション」という条件に嵌っており、そこから脱却できるか否かでブラストワンピースの明暗がはっきりと出そうです。
2020-01-23 Thu
先週から小倉競馬場の開催が始まり、先週は3場それぞれで重賞が行われることになった中央競馬。結果は3つのレース全てにおいて日本ダービー馬の産駒が勝利を収めることになりましたが、今回の結果を踏まえて産駒の躍進、ひいては勝ち馬自身の出世はあるのでしょうか。※第57回愛知杯
1着・デンコウアンジュ(父メイショウサムソン)
2着・アルメリブルーム(父ドリームジャーニー)
3着・レイホーロマンス(父ハービンジャー)
ラップタイム・12.3 - 11.1 - 11.9 - 12.6 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.4
1月開催になってからは初めての小倉開催となった牝馬限定のハンデ重賞・愛知杯。上位5頭全てが上がり3ハロン36秒台のじわじわとした末脚勝負となる中、トップハンデ56kgを背負っていたデンコウアンジュが昨年の福島牝馬S以来となる重賞3勝目をマークすることになりました。7歳牝馬による愛知杯は、牝馬限定重賞となった2004年以降では初めてのことになりますが、2004年以降では2回だけある小倉開催の愛知杯においては6歳馬と5歳馬が勝利を収めており、ベテラン牝馬が活躍する余地のあるレースであるということが言えそうです。
※第67回日経新春杯
1着・モズベッロ(父ディープブリランテ)
2着・レッドレオン(父ディープインパクト)
3着・エーティーラッセン(父サマーバード)
ラップタイム・12.6 - 11.2 - 11.9 - 12.9 - 13.0 - 12.9 - 12.1 - 12.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.8
斤量54kg以下の馬で上位独占となったハンデG2・日経新春杯。このうち、1着馬と3着馬は3勝馬クラスからの格上挑戦で、2着のレッドレオンについても3勝馬クラスのレースを勝ったばかりという、実績上位馬泣かせのレースになりましたが、勝ったモズベッロは2017年のラジオNIKKEI賞と2018年の中山金杯を勝ったセダブリランテスに次いで2頭のディープブリランテ産駒の重賞勝ち馬となりました。モズベッロの血統構成を見ると、ディープインパクト産駒の成功例が多くみられる”母父Storm Cat系の血”と”ヘイローのクロス”を持っており、クラシックで無理をさせていないことから、これからの躍進に期待が持てそうです。
2020-01-22 Wed
昨年に続き1戦1勝の牡馬が勝利した京成杯。今年に関しては1戦1勝馬によるワンツーフィニッシュとなりましたが、勝利を収めたのは今年のクラシック参戦が初年度産駒となるキズナ産駒のクリスタルブラックでした。1着・クリスタルブラック(父キズナ)
2着・スカイグルーヴ(父エピファネイア)
3着・ディアスティマ(父ディープインパクト)
(予想記事・2020年のレース予想・1 「第60回京成杯」(◎ゼノヴァース))
ラップタイム・12.6 - 11.4 - 13.0 - 12.0 - 12.5 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 11.8 - 12.6
◎・ゼノヴァース(9着)
終始折り合いに不安を覗かせながらの走りとなったゼノヴァース。4コーナーの時点で一杯になり、見せ場なく失速していきました。今回のクリスタルブラックの勝利により、2013年から8年連続して”芝2000m戦の実績が未出走、または1勝以上かつ連対率100%の馬”が勝利することになった京成杯ですが、ゼノヴァースと同じディープインパクト産駒という括りで1月から3月までの3歳重賞勝ち馬を見ていくと、過去には延べ29頭いる中で25頭が”デビュー2戦目以内に勝利を収めた馬”となっており、残りの4頭についても”3戦目以降で1着になるまでに4着以下の実績がなかった馬”となっているため、デビューから2戦続けて4着以下に負けていたゼノヴァースを本命にしたのは誤りとしか言えない判断だったということになりそうです。
キルトクール・ビターエンダー(4着)
2着に入ったスカイグルーヴと同じ上がり3ハロンを計時しながら、先行したディアスティマを捕らえることができなかったビターエンダー。スカイグルーヴと同様に”秋の東京芝で優勝経験がある、3着以内率100%の馬”で、坂を上ってからの脚色はスカイグルーヴよりもこちらの方が上だったことを踏まえると、今回スカイグルーヴにつけられた着差は実力差と言っても過言ではありませんが、スカイグルーヴは4コーナーで5番手以内にいた馬の中でただ1頭上がり3ハロン36秒台前半をマークしており、馬場等を考えるとG1を勝ってもおかしくないほどの走りを見せていたので、ビターエンダーにも重賞制覇のチャンスは巡ってくるのではないかと考えています。
2020-01-18 Sat
昨年末に実験予想をなくすと表明した当ブログですが、今年からは”八大競走とジャパンC”は昨年と同様の形で予想を展開しつつ、それ以外のレースについては”近年の好走馬に見られる傾向”と”近5年の3着以内入線馬の中で最も出世を果たした馬”について触れながら予想を行っていこうと思います。そんな中で、2020年最初の本予想に選んだレースが、昨年の実験予想レースで最初に選んだ京成杯ですが、昨年はデビューして間もないラストドラフトが勝利し、いきなりデータの引き出しに苦労したレースになりました。※第60回京成杯の”二大要素”と”その後の出世馬”
1・3年連続優勝馬輩出中の”秋の東京芝で優勝経験がある、3着以内率100%の馬”
(3-2-0)
【該当馬】スカイグルーヴ、ビターエンダー
2・7年連続連対馬輩出中の”過去に芝2000m戦の勝利がある、前走芝2000m戦の馬”
(4-4-4)
【該当馬】キムケンドリーム、キングオブドラゴン、スカイグルーヴ、ゼノヴァース、ビターエンダー、ヒュッゲ、リメンバーメモリー、ロールオブサンダー
◇・近5年の3着以内入線馬で、その後の活躍が顕著だった馬
クルーガー(2015年3着馬)…2016年マイラーズC・1着
さて、今年の予想記事においては前述の通り”八大競走とジャパンC”は昨年までと同じ形で予想を行いますが、それ以外のレースの予想については、「”二大要素”と”その後の出世馬”」と称しまして、近3年以上連続して優勝馬を輩出しているデータと近5年以上連続して連対馬、あるいは3着以内入線馬を輩出しているデータを”レースの二大要素”と捉え、その上で、”近5年の3着以内入線馬で、その後の活躍が顕著だった馬”について触れていくことにしました。その上で、今回のレースでは2番目の連対馬のデータが昨年の実験予想でも使用したデータで、優勝馬を輩出している1のデータは今回のために引き出したものですが、1のデータに該当しているスカイグルーヴとビターエンダーは芝2000m戦以外の経験がなく、そこに疑問を感じていたりします。
そして、”近5年の3着以内入線馬で、その後の活躍が顕著だった馬”として指名したクルーガーは前述の通り古馬になってからマイル重賞勝ちを果たしており、2着、3着に負けても違う路線で活躍する見込みのあるレースであるということが言えるのではないかと考えています。
◎・ゼノヴァース「※2」
キルトクール・ビターエンダー「※1、※2」
そういった中で、今回本命に推すことにしたゼノヴァースは、前走初めて芝2000m戦を使って勝利を収めてきた馬ですが、実は”芝2000m戦の実績が未出走、または1勝以上かつ連対率100%の馬”がここ7年連続して優勝馬となっており、2のデータに該当している馬の中で当てはまったのがキングオブドラゴン、スカイグルーヴ、ゼノヴァースの3頭となっていました。この中からゼノヴァースを本命とした決め手となったのが、前述の”前走初めて芝2000m戦を使って勝利を収めてきた”という点で、データの起点となったフェイムゲームと同じような実績を持っていることから、勝利も意識する形での本命とします。
そして、キルトクールに指名したビターエンダーですが、芝2000m戦以外の経験しかない上に、デビュー戦で3着に負けたというのが大きなマイナスポイントで、デビューして間もないスカイグルーヴよりも掴みどころがある馬と判断しての予想を行うことにしました。
単勝・複勝
ゼノヴァース
テーマ:中央競馬(JRA)予想 - ジャンル:ギャンブル