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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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3月20日・3月22日の重賞回顧
春の中山・阪神開催の前半は全て無観客競馬となった中央競馬。そういった中で、先週は中山と阪神で3日間の開催が行われましたが、金曜日に行われたフラワーCと日曜日に行われた阪神大賞典、スプリングSはどういったレースになり、先々へのメッセージを残していったのでしょうか。

※第34回フラワーC

1着・アブレイズ(父キズナ)

2着・レッドルレーヴ(父キングカメハメハ)

3着・シーズンズギフト(父エピファネイア)

ラップタイム・12.6 - 11.5 - 11.7 - 11.8 - 11.6 - 12.1 - 12.5 - 11.8 - 12.6

3日間開催の初日に行われた3歳牝馬限定重賞・フラワーC。昨年まで3年連続でディープインパクト産駒が勝利していた中で今年はディープインパクトを父に持つ2013年の日本ダービー馬であるキズナの産駒が勝利を収めましたが、勝ったアブレイズは2014年のバウンスシャッセ以来となる芝2000m戦の勝ち鞍があるフラワーC優勝馬となりました。その上で、今年は後述するスプリングSよりも速い決着を見たフラワーCとなりましたが、これは昨年同様であり、昨年のフラワーC優勝馬であるコントラチェックは昨年12月にターコイズSで重賞2勝目をマークしていることから、アブレイズの将来性はまずまず期待が持てるものとなっていると言えます。

※第68回阪神大賞典

1着・ユーキャンスマイル(父キングカメハメハ)

2着・トーセンカンビーナ(父ディープインパクト)

3着・メイショウテンゲン(父ディープインパクト)

ラップタイム・13.2 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 12.4 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.0 - 12.5

レース史上3番目に速い3分3秒0で決着した阪神大賞典。勝ったユーキャンスマイルは昨年の新潟記念以来となる重賞3勝目をマークしましたが、阪神大賞典において関東の芝3000m超の重賞勝ち馬が勝利を収めたのは、2010年のトウカイトリック(2007年ダイヤモンドS優勝馬)以来で、阪神大賞典が現行の3月開催となった1987年以降で見ても、1998年のメジロブライト(1997年ステイヤーズS優勝馬)と2005年のアイポッパー(2004年ステイヤーズS優勝馬)が加わるだけです。この3頭の中で天皇賞【春】制覇に繋げたのはメジロブライト1頭だけですが、今回のユーキャンスマイルはメジロブライトと同様に”関東の芝3000m超の重賞勝ちを収めた時と同じ騎手を起用した馬”となっており、鞍上の岩田康誠騎手に関しても過去4回の阪神大賞典制覇の中で3回はその年の天皇賞【春】制覇に繋げられていることから、今年の天皇賞【春】はユーキャンスマイルが優勝候補筆頭格となりそうです。

※第69回スプリングS

1着・ガロアクリーク(父キンシャサノキセキ)

2着・ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)

3着・サクセッション(父キングカメハメハ)

ラップタイム・12.8 - 12.1 - 12.6 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.1 - 11.4

皐月賞トライアル最終戦であるスプリングS。今年はグレード制導入後としては最少頭数タイであり、ナリタブライアンが制した1994年以来の10頭立てのレースになりましたが、今回勝利を収めたガロアクリークは前走1勝馬クラスの特別戦で敗れていた馬で、1勝馬クラス(昨年5月までは500万下条件)以上のレースで勝ち鞍がない馬によるスプリングS制覇は、阪神開催となった2011年のオルフェーヴル以来となります。重賞における連対実績がなくて1勝馬クラス以上の勝ち鞍がない馬によるスプリングS制覇となると、1997年のビッグサンデー以来の記録となりますが、ビッグサンデーはクラシックにおける活躍こそなかったものの、翌1998年には芝1600m重賞を連勝し、マイルCSで2着に入った実績もあることから、仮にガロアクリークがクラシックで活躍できなかったとしても、その後の走りには注意を向けておきたいところです。

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レース回顧(予想レース以外) | 08:10:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
【4着VS9着】 若葉S回顧
レース史上初めて1分58秒台の決着を見た若葉S。1着馬と2着馬に皐月賞への優先出走権が与えられるレースで勝利を収めたのは、1戦1勝のディープインパクト産駒であるアドマイヤビルゴでした。

1着・アドマイヤビルゴ(父ディープインパクト)

2着・キメラヴェリテ(父キズナ)

3着・アメリカンシード(父Tapit)

(予想記事・2020年のレース予想・4 「若葉S」(◎アルサトワ)

ラップタイム・12.3 - 10.6 - 12.2 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 11.7

※武豊騎手をスーパースターたらしめるもの

今回勝利を収めたアドマイヤビルゴは3年前の当歳セレクトセールにおいて5億8000万円(税抜き)の高値をつけたディープインパクト産駒で、今年の1月に行われた京都芝1800mの新馬戦で勝利を収めた馬です。その時は上がり3ハロンで最速をマークしたわけではなく、2着馬との差も1馬身未満となっていましたが、今回は上がり3ハロンで33秒6をマークし、逃げ粘った2着馬との差も2馬身と、大きな飛躍を見せました。

そういった中で、アドマイヤビルゴとコンビを組んでいた武豊騎手は若葉S・5勝目をマークすることとなりましたが、アドマイヤビルゴと同様に無敗の若葉S制覇を果たしたのは、2003年のアドマイヤグルーヴ、2006年のフサイチジャンクとなっています。また、武豊騎手とのコンビで皐月賞トライアルを無敗で制したのは、前述の2頭の他に、2005年の弥生賞におけるディープインパクトが加わりますが、武豊騎手とのコンビが継続となったアドマイヤグルーヴとディープインパクトは後にG1制覇を果たし、若葉S後のクラシックではコンビ解消となったフサイチジャンクも皐月賞では3着に入っていることから、2020年のクラシックの中心にアドマイヤビルゴが加わるような形になったと言えます。

◎・アルサトワ(4着)

大逃げを打ったキメラヴェリテから離れた2番手追走となったアルサトワ。直線では上がり3ハロンで33秒台の脚を駆使したアドマイヤビルゴとアメリカンシードに抜かされ、逃げたキメラヴェリテを捕らえることさえできませんでした。結果論としてはキメラヴェリテの逃げを許さなかった方が好成績を残せたようにも思うのですが、いずれにしてもアドマイヤビルゴの想像以上の走りには屈していた可能性は高く、勝利を意識するには厳しかったと言えます。

キルトクール・ムーンショット(9着)

アドマイヤビルゴと同じディープインパクト産駒のムーンショットはこれといった見せ場もなく、後方のまま終戦。予想記事において”優勝馬輩出中のデータ”に該当していた3頭はいずれも着外に終わってしまいましたが、弥生賞でも見せた”武豊騎手とディープインパクト産駒とのタッグ”の凄さに屈した印象もありつつ、来年以降の若葉Sにおける優勝馬探しは難航しそうな気がしています。

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レース回顧(予想レース) | 10:00:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
2020年のレース予想・4 「若葉S」(◎アルサトワ)
関西で行われるただ1つの皐月賞トライアル競走・若葉S。昨年は若駒Sを勝ってきたヴェロックスが勝利し、クラシックは皆勤かつ全て3着以内入線と活躍を見せましたが、2着に入ったワールドプレミアは春のクラシックをお休みしながらも、秋になって菊花賞制覇、有馬記念3着とさらに大きな活躍を見せ、5着に入ったモズベッロも今年の日経新春杯を制したことから、若葉Sとしては大豊作のレースになりました。

※2020年若葉Sの”二大要素”と”その後の出世馬”

1・7年連続優勝馬輩出中の”3歳時に芝2000m以上のレースを勝ち上がっている馬”

(7-1-5)

【該当馬】アルサトワ、オールザワールド、ムーンショット

2・8年連続連対馬輩出中の”初勝利の次のレースで3着以内に入った馬”

(5-7-3)

【該当馬】アメリカンシード、イロゴトシ、キメラヴェリテ

◇・近5年の3着以内入線馬で、その後の活躍が顕著だった馬

ワールドプレミア(2019年2着)…2019年菊花賞優勝、同年有馬記念3着



さて、今年は芝で2勝以上した馬が誰もいないレースになった若葉S。この時点で、昨年のような豊作を望むのは酷なような気がしていますが、裏を返せば荒れる若葉Sになる可能性が高いということで、馬券的な視点から見れば面白い一戦となりそうです。



◎・アルサトワ「※1」

キルトクール・ムーンショット「※1」



そういった中で、今回本命に推すことにしたアルサトワは昨年優勝のヴェロックスと同様に”母父トニービンの種牡馬の産駒”で、1月の京都芝2000mの未勝利戦で初勝利を収めてきた馬です。その時の走破時計である2分3秒1は1のデータに該当している馬の中では最も速い時計をマークしているのが強みですし、今年の共同通信杯においてはアルサトワと同じオーナーが所有しているダーリントンホールが勝利していることからも、優勝候補筆頭として考えています。

相手にはここまで3戦して(1-2-0-0)という成績を残しているアメリカンシードを指名。負けた2戦はいずれもデビュー戦で1番人気に支持された上で上がり3ハロン最速をマークして勝利を収めたディープインパクト産駒に先着を許しており、今回そういったメンバー構成になっていないことから、勝利も十分に意識できる馬だと睨んでいます。

そして、キルトクールに指名したムーンショットについてですが、1のデータに該当して勝利を収めた7頭のうち4頭が小倉芝の2ターンのコースで勝ち鞍を上げており、そのうちの2頭がムーンショットと同じ3歳時に結果を残しています。また、昆貢厩舎の重賞勝利数は17となっていますが、そのうちの15回は3人の騎手が5回ずつマークしており、今回コンビを組む横山典弘騎手はその3人の騎手のうちの一人となっています。決して油断のできない存在ですが、若葉Sが現行の阪神開催となった2000年以降において美浦所属の騎手による若葉S制覇がないことから、キルトクールに推すのが妥当と判断しました。



単勝・複勝

アルサトワ

馬連・ワイド

アルサトワ-アメリカンシード

馬単

アルサトワ→アメリカンシード

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2020年のレース予想 | 17:26:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
第56回金鯱賞・第54回フィリーズレビュー回顧
先週は土曜日・日曜日共に阪神競馬場と中京競馬場で重賞が組まれているという珍しいスケジュールとなっていた中央競馬。日曜日に行われた重賞は、阪神、中京共に今後のG1を占う意味で重要なG2でしたが、今年行われるG1に向けての関連性はどのようなものになっていくでしょうか。

※第56回金鯱賞

1着・サートゥルナーリア(父ロードカナロア)

2着・サトノソルタス(父ディープインパクト)

3着・ダイワキャグニー(父キングカメハメハ)

ラップタイム・12.9 - 11.8 - 13.2 - 13.0 - 12.7 - 12.4 - 11.8 - 11.2 - 11.1 - 11.5

昨年の皐月賞馬サートゥルナーリア以外はG1はおろか、G2も勝ったことがないメンバーとなった今年の金鯱賞。レースはサートゥルナーリアが2着のサトノソルタスに対して2馬身差をつけて勝利と、格の違いを見せつける形になりましたが、中京競馬場がリニューアルされた2012年以降では初めて1年以内にG1勝ちのある馬による金鯱賞制覇が果たされました。そういった中で、外国人騎手を起用して金鯱賞を制したケースは今回が3回目になりますが、過去の2頭の優勝馬は次のG1で連対しており、中央競馬の通年免許を持っている外国人騎手を起用したレースでは負けなしのサートゥルナーリアの今後が楽しみになったと言えます。

※第54回フィリーズレビュー

1着・エーポス(父ジャスタウェイ)

2着・ヤマカツマーメイド(父ロードカナロア)

3着・ナイントゥファイブ(父スクリーンヒーロー)

ラップタイム・12.0 - 10.4 - 11.0 - 11.6 - 11.5 - 12.0 - 12.5

桜花賞の優先出走権を得られる3着までに1勝馬が2頭入ってきた、桜花賞トライアル・フィリーズレビュー。走破時計は3年前に計時したレースレコードである1分21秒0となりましたが、勝ったエーポスは父のジャスタウェイと同様に1勝馬の身で3歳重賞制覇を成し遂げることになりました。1勝馬によるフィリーズレビュー制覇は今年で3年連続となりましたが、エーポスに関して触れると、2015年のフィリーズレビュー優勝馬で、2016年のエリザベス女王杯を制したクイーンズリングと同様に関西馬でありながら中山競馬場でデビュー勝ちを収めた馬であり、クラシック後の走りにこそ要注目といった趣を感じます。

テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(予想レース以外) | 10:01:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
第34回ファルコンS・第38回中山牝馬S回顧(一部修正有)
先々週、3週前に続き、無観客競馬で開催された先週の中央競馬。現状では終息の気配が感じられませんが、無観客競馬となった開催においても重賞競走は熱戦に次ぐ熱戦といったところで、今後が楽しみな馬が続々と現れているように感じられます。

※第34回ファルコンS

1着・シャインガーネット(父オルフェーヴル)

2着・ラウダシオン(父リアルインパクト)

3着・ヴェスターヴァルト(父ノヴェリスト)

ラップタイム・12.1 - 10.7 - 11.0 - 11.7 - 12.1 - 11.5 - 12.2

重馬場発表ながら、上位4頭までが1分21秒台で走破した中京芝1400m重賞・ファルコンS。今回勝利を収めたシャインガーネットはオルフェーヴル産駒の牝馬としては3頭目の重賞勝ち馬となりました。その上で、現行条件となった2012年以降では初めての牝馬によるファルコンS制覇が果たされましたが、現行条件となった2012年以降のファルコンSにおいて2着馬に1馬身以上の差をつけて勝利した馬は2016年のトウショウドラフタと2018年のミスターメロディに次いで3頭目で、古馬が出走できるG1に参加していったミスターメロディが昨年の高松宮記念を制覇していることから、今回の優勝馬であるシャインガーネットも今後の活躍に期待が持てそうです。

※第38回中山牝馬S

1着・フェアリーポルカ(父ルーラーシップ)

2着・リュヌルージュ(父モンテロッソ)

3着・エスポワール(父オルフェーヴル)

ラップタイム・12.7 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.6 - 12.2 - 12.3 - 13.3

中山競馬場の芝の重賞においては8年ぶりに不良馬場で開催された中山牝馬S。レースは雪の中で行われることになりましたが、上位3頭が全て関西馬となる中で、ルーラーシップ産駒の4歳馬・フェアリーポルカが重賞初制覇を果たしました。昨年は重賞10勝をマークしたルーラーシップ産駒による今年最初の重賞制覇となりましたが、日本国内で重賞3連勝をマークし、昨年10月に行われたオーストラリアのG1・コーフィールドCを制したメールドグラースと同じ”Nureyevクロス持ちのルーラーシップ産駒”であるフェアリーポルカの快進撃はこれからといった趣もあります。

テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(予想レース以外) | 10:01:19 | トラックバック(0) | コメント(0)
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