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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

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追跡・ヴィクトワールピサ 「もう一つの皐月賞展望」
先週、今週と春クラシックの戦いが繰り広げられる中央競馬ですが、先週の桜花賞を勝利したジュエラーに関しては、ネオユニヴァース、ヴィクトワールピサに続く父子三代クラシック制覇達成など、様々な話題性を持ち合わせていました。その上で、ヴィクトワールピサのクラシック制覇に関してはミルコ・デムーロ騎手が手綱を取っていたわけではないという点を留意しておきたいところですが、今回の追跡では、そんなヴィクトワールピサの皐月賞制覇から見えてくるものに語っていきます。

※芝2000mの強者であれ

ヴィクトワールピサは2010年の皐月賞馬で、その勝利をステップに同年の有馬記念と翌2011年のドバイワールドCを勝っていきましたが、今回の皐月賞の展望記事の中で、「ヴィクトワールピサを最後に”重賞初挑戦初勝利の馬”による皐月賞制覇がない」ということを触れていきました(参考記事・第76回皐月賞の”三本柱”【一部修正有】)。今年の皐月賞の出走馬を見渡す限り、今回はその呪縛が解かれる可能性が高いように思われますが、クラシックの日程が今の形に固定された2000年以降で”重賞初挑戦初勝利を果たした馬”の中で最上位人気馬と最上位入線馬のキャリアがどのようなものになっているかを下記にまとめていきました。



◇”重賞初挑戦初勝利を果たした馬”に該当していた最上位人気馬と最上位入線馬【左から馬名(皐月賞の着順)・皐月賞前の全成績・中央競馬の重賞で初挑戦初勝利のレース】

・2000年(1頭)

最上位人気馬…ダイタクリーヴァ(2着)・(4-1-0-0)・シンザン記念

最上位入線馬…同上

・2001年(4頭)

最上位人気馬…アグネスタキオン(1着)・(3-0-0-0)・ラジオたんぱ杯3歳S(当時)

最上位入線馬…同上

・2002年(8頭)

最上位人気馬…タニノギムレット(3着)・(4-1-0-0)・シンザン記念

最上位入線馬…同上

・2003年(4頭)

最上位人気馬…ネオユニヴァース(1着)・(4-0-1-0)・きさらぎ賞

最上位入線馬…同上

・2004年(2頭)

最上位人気馬…コスモバルク(2着)・(5-2-0-0)・ラジオたんぱ杯2歳S(当時)

最上位入線馬…同上

・2005年(7頭)

最上位人気馬…ディープインパクト(1着)・(3-0-0-0)・弥生賞

最上位入線馬…同上

・2006年(6頭)

最上位人気馬…アドマイヤムーン(4着)・(5-1-0-0)・札幌2歳S

最上位入線馬…ドリームパスポート(2着)・(2-3-2-0)・きさらぎ賞

・2007年(5頭)

最上位人気馬…アドマイヤオーラ(4着)・(3-1-0-0)・シンザン記念

最上位入線馬…サンツェッペリン(2着)・(2-2-0-4)・京成杯

・2008年(5頭)

最上位人気馬…マイネルチャールズ(3着)・(4-1-0-1)・京成杯

最上位入線馬…キャプテントゥーレ(1着)・(2-0-2-2)・デイリー杯2歳S

・2009年(8頭)

最上位人気馬…ロジユニヴァース(14着)・(4-0-0-0)・札幌2歳S

最上位入線馬…アンライバルド(1着)・(3-0-1-0)・スプリングS

・2010年(6頭)

最上位人気馬…ヴィクトワールピサ(1着)・(4-1-0-0)・ラジオNIKKEI杯2歳S(当時)

最上位入線馬…同上

・2011年(6頭・東京開催)

最上位人気馬…サダムパテック(2着)・(3-1-0-1)・東京スポーツ杯2歳S

最上位入線馬…同上

・2012年(5頭)

最上位人気馬…グランデッツァ(5着)・(3-1-1-0)・札幌2歳S

最上位入線馬…ワールドエース(2着)・(3-1-0-0)・きさらぎ賞

・2013年(6頭)

最上位人気馬…エピファネイア(2着)・(3-0-0-1)・ラジオNIKKEI杯2歳S(当時)

最上位入線馬…同上

・2014年(4頭)

最上位人気馬…トゥザワールド(2着)・(4-1-0-0)・弥生賞

最上位入線馬…同上

・2015年(9頭)

最上位人気馬…サトノクラウン(6着)・(3-0-0-0)・東京スポーツ杯2歳S

最上位入線馬…リアルスティール(2着)・(2-1-0-0)・共同通信杯



今回のまとめは、現行の日程に固定されるようになった2000年以降のデータということで16年間の記録となりましたが、”重賞初挑戦初勝利を果たした馬”による皐月賞制覇は6回と、ここ5年の連敗によって勝率が5割を切っています。逆に、昨年のドゥラメンテのような重賞未勝利馬による皐月賞制覇は5回ありますが、ヴィクトワールピサが勝利した2010年より後に行われたここ5年に限った話をすれば、”2歳重賞出走歴のある、前走芝1800mの3歳重賞勝ち馬”による勝利が4回あり、この”3つの勢力”がほとんど拮抗しているような状態となっております。

その上で、ヴィクトワールピサのキャリアについて改めて振り返ってみると、ヴィクトワールピサは芝1800mのデビュー戦でローズキングダムに敗れた後に芝2000m戦において重賞2勝を含む4連勝を飾っていました。当然、”重賞初挑戦初勝利”のレースも芝2000m戦となりましたが、”重賞初挑戦初勝利のレースが芝2000m戦”だった馬が皐月賞における最上位人気馬になった場合は(3-2-1-0)で、勝率5割、3着以内率10割と馬券圏内には確実に食い込んできていました。今年の登録馬で見ていけば、2005年の優勝馬である父ディープインパクトと同様に無敗の弥生賞制覇を果たしたマカヒキが最上位人気馬として支持を集めれば好走の可能性が極めて高くなります。

一方で、マカヒキのように弥生賞勝利も含めて芝2000mのオープンクラスで連勝中だった馬が皐月賞で1番人気に推された例は、2000年以降では7回ありますが、2001年と2014年以外の5回は重賞未勝利馬による連対が果たされており、2004年にはスプリングS3着から参戦してきた1勝馬ダイワメジャーに勝利を許しております。2004年に関しては、2頭の”重賞初挑戦初勝利の馬”で2着、3着を分け合うような結果になっていますが、その2頭は弥生賞でワンツーフィニッシュを決めた馬たちでもあり、この流れが今回そのまま継承されるようであれば、”1着・重賞未勝利馬、2着・マカヒキ、3着・リオンディーズ”という考え方もできなくはありません。また、マカヒキに関しては、2010年の勝ち馬ヴィクトワールピサと同様に弥生賞から乗り替わりを経ることになりましたが、この時の2着馬であるヒルノダムールは重賞未勝利馬でありながら芝2000mの3歳オープンクラスの勝利経験を持っており、そういった観点から浮上する重賞未勝利の出走馬は若葉Sを勝利したアドマイヤダイオウではなかろうかと睨んでいます。

※2016年の皐月賞は荒れる要素が満載

なお、今年の皐月賞は無敗で弥生賞を勝利したマカヒキだけではなく、キャリア2戦目で朝日杯フューチュリティSを勝利し、2000年代の皐月賞最多優勝騎手を迎えたリオンディーズ、マカヒキと同様に無敗のディープインパクト産駒であるサトノダイヤモンドと合わせて”三強”という構図となっているようですが、”重賞初挑戦初勝利”が芝2000m以外の2歳戦だった場合は2000年以降では勝った馬がおらず、マイル戦だった場合に至っては全て重賞未勝利馬を勝利を掻っ攫われています。仮に、リオンディーズが”重賞初挑戦初勝利の馬”の中で最上位人気に推された場合はそうなる可能性も十分に考えておきたいところですが、朝日杯フューチュリティSで重賞初挑戦初勝利を果たした馬による皐月賞参戦は、2000年代に入ってからでは2002年、2014年、2015年と3回あり、そのいずれもが着外という結果に終わっていることから、リオンディーズ自身の惨敗も視野に入れる必要が出てきそうです。その上で勝ち馬を見ていくと、いずれも同じ競馬場で連勝実績を持っていながら、直近の勝利が2月となっていた馬であり、その観点からでは共同通信杯勝ちのあるディーマジェスティの浮上が考えられます。

一方、サトノダイヤモンドが”重賞初挑戦初勝利の馬”の中で最上位人気に推された場合に関してですが、重賞勝ちの中に距離短縮からの実績がある馬に関しては2000年以降4頭おり、2000年の2着馬であるダイタクリーヴァを除いて全て着外に終わっています。唯一連対を果たしたダイタクリーヴァのみがサトノダイヤモンドと同様に12月の優勝実績があった馬で、そういった部分ではサトノダイヤモンドの好走のチャンスはあると言えますが、サトノダイヤモンドと同様に”重賞初挑戦初勝利が3歳になってからで、かつ距離短縮戦だった馬が最上位人気”となった2000年と2007年の優勝馬はいずれも”芝2000mのオープン勝ちがあり、対象馬にとっては初顔合わせの重賞未勝利馬”になっており、その意味ではマカヒキが最上位人気馬になった時と同様にアドマイヤダイオウの浮上が大いに考えられるところです。
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テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

馬雑談 | 08:48:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
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