■プロフィール

まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社し、twitterやmixiを密かに更新中。fc2小説ページにて執筆活動も展開しています。

http://twitter.com/MATSURIshunraku

http://mixi.jp/show_profile.pl?id=10577262

http://novel.fc2.com/user/7234617/

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

追跡・タニノギムレット 「異能のダービー馬」
10日以上前となる先週月曜日に本放送があり、今週の月曜にも再放送があったNHKのオグリキャップの番組。私の競馬の原点はオグリキャップにあり、今でも競走馬の中で最も好きなのがオグリキャップだったりしますが、NHKのオグリキャップの番組については再放送分を録画したものの、未だに見られておらず、折を見つけてその録画分を視聴して感想をここに載せようかなと考えています。

さて、オグリキャップと言えば1988年に笠松競馬から中央入りを果たしましたが、その初陣を飾ったのが、今週行われるアーリントンCの前身とも言えるペガサスSです。当時、1コーナーのポケットからのスタートだった阪神芝1600mの4歳馬(注・現表記で3歳馬)限定重賞で、オグリキャップが走った年が2回目の開催でしたが、その舞台でオグリキャップは2番人気の支持に甘んじながらも、レースでは1番人気に支持されたラガーブラックに対して3馬身差をつけて勝利し、そこから平成の競馬ブームの立役者となっていきました。ペガサスSの開催はわずか5回に終わり、その役割が今のアーリントンCに引き継がれていきましたが、そのアーリントンCの優勝馬にして唯一クラシックレースを勝ち上がっているタニノギムレットを今回の”追跡”に取り上げていこうと思います。

※マイルを極めてダービー制覇

今回取り上げるタニノギムレットは2002年の日本ダービー馬で、その5年後に娘のウオッカがダービー制覇を果たしたことにより、21世紀の日本競馬で最初の「ダービー馬はダービー馬から」を実現させました。残念なことに、日本ダービー後は怪我の影響で一戦も走ることができませんでしたが、皐月賞、NHKマイルC、日本ダービーの3歳G1三連戦を完走し、全て3着以内に入った上でダービー馬に上り詰めていったその道程は、まさに執念の結実とも言えるようなものでした。



◇2000年以降の日本ダービー馬で芝1600m重賞勝ちがある馬

タニノギムレット(2002年)…シンザン記念、アーリントンC

キングカメハメハ(2004年)…NHKマイルC

ウオッカ(2007年)…阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞

ディープスカイ(2008年)…NHKマイルC



さて、2000年以降の日本ダービーにおいて芝1600m重賞勝ちがあった馬による勝利は、上記の4頭に留まっています。タニノギムレット以外は全てG1のマイル戦を勝ち上がっており、ダービーを勝つためのマイル戦勝利はG1以外は無益といった趣すらありますが、タニノギムレットを含めた上記の4頭に共通しているのが”重賞2勝目がマイル戦だった”ことで、結果的にはタニノギムレットのアーリントンC制覇はダービー制覇の一助になったという見方もできます。

もっとも、上記4頭の中で古馬のG1を勝てたのはウオッカだけで、タニノギムレットとキングカメハメハが3歳秋のG1に一度も出ることなく現役を引退しているように、マイル戦に重きを置いて日本ダービーを目指すローテーションはリスクの高いものであるということが窺えます。

※真の実力が試される”スプリングS制覇からの皐月賞好走”

さて、シンザン記念、アーリントンCとマイルの重賞を連勝していったタニノギムレットはその次走に皐月賞トライアルであるスプリングSに出走し、後のNHKマイルC優勝馬であるテレグノシスらを相手に勝利を収めました。その後、皐月賞、NHKマイルCと続けて3着に入った上でダービー制覇へと漕ぎ着けましたが、スプリングSを勝った上で皐月賞も3着以内に入ってきた馬は将来有望であることが多くなっています。



◇皐月賞で3着以内に入ったスプリングS優勝馬によるその後のG1勝ち【2000年以降・馬名横の()内は出走年・皐月賞の着順】

ダイタクリーヴァ(2000年・2着)…なし

タニノギムレット(2002年・3着)…日本ダービー(2002年)

ネオユニヴァース(2003年・1着)…日本ダービー(2003年)

メイショウサムソン(2006年・1着)…日本ダービー(2006年)、天皇賞【春】(2007年)、天皇賞【秋】(2007年)

アンライバルド(2009年・1着)…なし

オルフェーヴル(2011年・1着)…日本ダービー(2011年)、菊花賞(2011年)、有馬記念(2011年・2013年)、宝塚記念(2012年)

ロゴタイプ(2013年・1着)…安田記念(2016年) 【現役】

キタサンブラック(2015年・3着)…菊花賞(2015年)、天皇賞【春】(2016年)、ジャパンC(2016年) 【現役】



前段の”重賞2勝目がマイル戦だった”ことよりも有意義なデータではないかと思わせる”スプリングS制覇からの皐月賞好走馬”による出世具合ですが、日本ダービーの成績に限った話をすれば(4-0-0-4)と、勝つか大敗かという趣があります。その上で日本ダービーを勝った4頭について触れると、スプリングSにおいて上がり3ハロン最速の馬が自身を含めて3着以内に入っており、自身の末脚の威力もさることながら相手の末脚の威力も認めた上でスプリングS制覇を果たすことが、スプリングSから日本ダービー制覇を目指す王道と言えます。

一方で、日本ダービーを勝てずとも、後にG1制覇を果たしたロゴタイプとキタサンブラックの2頭は、スプリングS制覇時に3歳重賞勝ち馬を2着に従えていました。このことから、スプリングS優勝馬による出世の可否については直近に発揮した自身、あるいは相手の実力を見定めた上で判断できるのではないかと考えています。
スポンサーサイト


テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

馬雑談 | 13:30:08 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad