2017-04-07 Fri
昨日の午後2時に出走馬と枠順が発表された桜花賞。7枠に入った3頭がいずれもマイル重賞勝ち馬で、個人的には7枠の上位入線は堅いと考えていますが、この記事では桜花賞で優位に立てるデータについて触れていきます。(昨年の展望記事・第76回桜花賞の”三本柱”)
1・芝1600m重賞で一発解答
阪神競馬場が今の形になってからの開催としては10回行われている桜花賞ですが、その過去10回全てにおいて連対馬を輩出していたのが、”芝1600m重賞初挑戦初連対を果たしていた馬(※)”で、ここ5年の優勝馬は全てこれに該当しています。
(※…8頭)
2・芝1600m戦で真価発揮
昨年は8年ぶりに日本ダービー馬を父に持つ馬以外が勝利したものの、過去10年では2008年以外は全て日本のクラシック優勝馬を父に持つ馬が勝利している桜花賞ですが、優勝できた日本のクラシック優勝馬の産駒を見ていくと”阪神ジュベナイルフィリーズ以外の芝1600mのオープンクラスで優勝実績がある馬(※)”、もしくは”芝1600m戦で上がり3ハロン34秒0以内の脚を使って3着以内入線の実績を持つ馬(◇)”のどちらかを満たした上で、”阪神芝1600m以外の3着以内率が100%、かつ阪神以外の芝1600m戦で連対実績がある馬(☆)”が結果を残しています。
(※☆…4頭)
(◇☆…7頭)
3・連勝経験で才気煥発
桜花賞で上位争いをするのに最も重要な資質として挙げられるのが勢いで、2007年以降の3着以内入線馬を見ていくと2頭以上は連勝経験を持っています。その上でさらにデータを深めていくと、”オープンクラスの勝利を連勝する形でものにした馬(※)”が必ず1頭は連対してきています。
(※…5頭)
☆昨年の上位3頭
1着・ジュエラー(1・2に該当)
2着・シンハライト(1・2・3に該当)
3着・アットシーサイド(3に該当)
昨年のレースにおいて13番、12番、10番の順で入線したように、連対馬の馬番が隣同士、あるいは上位3頭の中で隣同士の枠番か同一枠番の組み合わせが発生しやすい桜花賞。好走する枠番に偏りが見られるとも言いかえられますが、中でも7枠・8枠のいずれかの枠に入った馬が3着以内に1頭もいなかった年は、リニューアル後の開催10年の中では2010年と2015年の2回だけで、その枠順に入った有力馬の評価はより高めておくと、軸を決めやすくなるということは言えます。
☆今年の出走馬とデータマッチ
※1に該当
・芝1600m重賞初挑戦初連対を果たしていた馬
アエロリット、アドマイヤミヤビ、ヴゼットジョリー、ジューヌエコール、ソウルスターリング、ミスパンテール、リスグラシュー
※2に該当【日本のクラシック優勝馬を父に持つ馬は馬名に下線】
・阪神ジュベナイルフィリーズ以外の芝1600mのオープンクラスで優勝実績がある馬
アドマイヤミヤビ、ヴゼットジョリー、サロニカ、ジューヌエコール、ソウルスターリング、リスグラシュー
・芝1600m戦で上がり3ハロン34秒0以内の脚を使って3着以内入線の実績を持つ馬
アエロリット、アドマイヤミヤビ、ヴゼットジョリー、サロニカ、ジューヌエコール、ソウルスターリング、ミスエルテ、ミスパンテール、リスグラシュー
・”阪神芝1600m以外の3着以内率が100%、かつ阪神以外の芝1600m戦で連対実績がある馬
アエロリット、アドマイヤミヤビ、ヴゼットジョリー、サロニカ、ソウルスターリング、リスグラシュー
※3に該当
・オープンクラスの勝利を連勝する形でものにした馬
アドマイヤミヤビ、ヴゼットジョリー、カラクレナイ、ジューヌエコール、ソウルスターリング、ミスエルテ、ライジングリーズン、リスグラシュー、レーヌミノル
※該当なし
アロンザモナ、カワキタエンカ、ゴールドケープ、ショーウェイ、ディアドラ、ベルカプリ
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