2018-07-29 Sun
今週から舞台が札幌、新潟、小倉へと移っていった中央競馬。来週には8月に入り、夏競馬も中盤から終盤に向かっていくところですが、今週行われた札幌、新潟の重賞レースについてここでは触れていこうと思います。※第66回クイーンS
1着・ディアドラ(父ハービンジャー)
2着・フロンテアクイーン(父メイショウサムソン)
3着・ソウルスターリング(父Frankel)
ラップタイム・12.1 - 10.8 - 11.5 - 12.1 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 11.3 - 11.5
2002年以来となる同期の牝馬G1馬同士の対決が見られることとなったクイーンS。上位人気2頭はその対決を担っていた昨年の秋華賞馬ディアドラと昨年のオークス馬ソウルスターリングとなっていましたが、道中後ろから2頭目に位置していたディアドラがメンバー中唯一の上がり3ハロン33秒台をマークし、2着に入ったフロンテアクイーンに対して3馬身差をつけて勝利を収めました。G1勝ちのある古馬牝馬がクイーンSを制したのは2001年のヤマカツスズラン以来17年ぶりの出来事で、今回のレースは”久々”がキーワードになっていた印象もありますが、勝ったディアドラはエピファネイアに次ぐ”母父スペシャルウィークのG1馬”で、母父スペシャルウィークの中では重賞勝利数単独2位に躍り出たことから、今後の活躍に大きな期待が持てそうです。
※第18回アイビスサマーダッシュ
1着・ダイメイプリンセス(父キングヘイロー)
2着・ラブカンプー(父ショウナンカンプ)
3着・ナインテイルズ(父ローエングリン)
ラップタイム・11.8 - 10.0 - 10.3 - 10.1 - 11.6
今年は7年ぶりに53秒台の決着を見たサマースプリントシリーズ第3戦。牝馬同士のワンツーフィニッシュに関しては12年ぶりで、こちらも”久々”の結果が出ることになりましたが、勝ったダイメイプリンセスは今年に入ってアイビスサマーダッシュのコースである新潟芝直線1000m戦で2連勝をマークし、その適性の高さと勢いをまざまざと見せつける格好となりました。キングヘイロー産駒による重賞勝ちは今回で12回目となりましたが、その多くが先行逃げ切りであったのに対して、今回のダイメイプリンセスは馬群を捌くような形で結果を残しており、芝1200m戦においても同様の走りができるかどうかが、出世の成否を分けてきそうです。
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