2018-08-05 Sun
8月に入ってもなお7月と同様の酷暑に見舞われている日本列島ですが、8月最初の中央競馬の重賞は小倉と新潟で組まれていました。かたや伝統の中距離ハンデ重賞、かたや3歳のダート重賞と、レースの性格はまるで異なりますが、夏の上がり馬として名乗りを上げた馬は果たして現れたのでしょうか。※第54回小倉記念
1着・トリオンフ(父タートルボウル)
2着・サトノクロニクル(父ハーツクライ)
3着・マウントゴールド(父ステイゴールド)
ラップタイム・12.5 - 11.2 - 11.9 - 12.5 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.1 - 10.9 - 11.5
1番人気馬が12連敗中と言われていた中で行われたサマー2000シリーズ第3戦の小倉記念。今年は5ハロン目から12秒0以内のラップを刻み続ける高速スパート戦となる中で、1番人気に支持されていたトリオンフが2番手からの力強い抜け出しで勝利を収めました。トリオンフは今年2月に小倉大賞典で初重賞制覇を果たしていましたが、小倉大賞典と小倉記念を同じ年で制した馬は2005年のメイショウカイドウ以来2頭目となりました。メイショウカイドウは2005年の小倉記念を制覇するまではオープンクラスにおいて小倉競馬場以外の競馬場で3着以内に入ったことがなかった特殊な馬でしたが、トリオンフは既に阪神競馬場の鳴尾記念で2着の実績があり、今後の成長次第では中距離戦線の中核を担ってくる可能性がありそうです。
※第10回レパードS
1着・グリム(父ゼンノロブロイ)
2着・ヒラボクラターシュ(父キンシャサノキセキ)
3着・ビッグスモーキー(父キングカメハメハ)
ラップタイム・12.6 - 11.6 - 12.4 - 13.0 - 12.3 - 12.3 - 12.8 - 12.5 - 12.5
今年で10回目を迎えた真夏の新潟ダート1800mの3歳重賞・レパードS。こちらはレース創設当初から1番人気馬が3着以内を確保し続けてきたレースでしたが、今年は1番人気に支持されたグレートタイムが終始外を回らされて着外に終わりました。
こうした中で勝利を収めたグリムはスタートから積極的にハナに立って押し切ってみせましたが、レパードSにおいて逃げ切り勝ちが決まったのは今回が初めてでした。過去には4コーナー2番手からの押し切り勝ちというのが4回あり、そのうちの2回は後にダートG1を勝つ馬に成長していきましたが、グリムがそういった存在になれるかどうか、今後も注目していきたくなりました。
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