2011-08-28 Sun
来週は新潟、小倉の2歳ステークスが開催され、夏競馬がフィナーレを迎えます。2歳戦の熱が徐々に高まりつつある中で、クラシックに結びつきそうな馬たちを検証していきます。・オメガホームラン(8月13日札幌芝1500m新馬)
今年の3歳世代のG1馬であるグランプリボス、レーヴディソール、エリンコートは昨年、札幌芝1500mを初勝利としていましたが、札幌新馬の幕開けとなった芝1500m戦を制したのがダイワメジャー産駒のオメガホームラン。今日のクローバー賞では窮屈な競馬で3着になりましたが、兄にきさらぎ賞3着のステージプレゼンス、東京芝2000mの500万下において上がり3ハロン33秒3の脚を使って勝ったルルーシュがいる血統馬で、広いコースで本領発揮という可能性も大いにあります。
・ベストディール(8月14日札幌芝1800m新馬)
札幌開幕週に行われたもう一つの新馬戦を制したのはディープインパクト産駒のベストディール。2番手からの先行抜け出しはセンスの良さを感じさせるもので、札幌2歳Sの有力候補です。一方で、今日行われた札幌新馬でもディープインパクト産駒が勝利を収めているように、芝1800mではディープインパクト産駒が特に強さを発揮している趣があります。
・クッカーニャ(8月20日札幌芝1500m未勝利)
2着馬に2馬身差、上がり3ハロン34秒3となかなか見どころあるレースを見せて勝ったのが、エリンコート同様に函館芝1200mでデビューし、3戦目で勝利となったフジキセキ産駒のクッカーニャ。母の兄が南部杯連覇のユートピアで、将来的にダートで強い競馬を見せても不思議ではありません。
・サウンドオブハート(8月20日新潟芝1400m新馬)
牝馬限定の新馬戦で2着馬に4馬身差の圧勝劇を演じたサウンドオブハート。父は今年の2歳馬が最後の産駒となるアグネスタキオン、近親には今年のマイラーズC勝ち馬のシルポートということで、桜花賞を展望するという意味では次走のレースぶりに注目です。
・エネアド(8月27日新潟芝1600m新馬)
1着から3着まで上がり3ハロン32秒台という、新潟外回りの長い直線をフルに生かしたレースを制したのがディープインパクト産駒のエネアド。共同通信杯を制した兄のブレイクランアウトも同じコースでデビューし、2着馬に4馬身の差をつけて勝っていることから、資質としてはそっくりと言えそうです。
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