2012-08-26 Sun
今年の新潟2歳Sは上位3頭が2歳のコースレコードを上回りましたが、今回と同じコースの未勝利戦で上がり3ハロン33秒7を計時して勝利を収めたザラストロがこのレースの優勝馬となりました。1着・ザラストロ(父ホワイトマズル)
2着・ノウレッジ(父Street Sense)
3着・サウンドリアーナ(父ケイムホーム)
(予想記事・69th forecast 「第32回新潟2歳S」(◎・エフティチャーミー))
今回の上位3頭はいずれも前走で上がり3ハロン最速をマークして勝利というキャリア持ち。2着のノウレッジは新潟ダート1200mからのステップということで少々特殊なタイプと言えますが、1着馬と3着馬は共にダンシングブレーヴの血を2代内に有していました。ダンシングブレーヴというと1997年桜花賞馬キョウエイマーチや2000年高松宮記念優勝馬キングヘイロー、あるいは2001年桜花賞馬テイエムオーシャンなどを父として輩出していますが、やや気まぐれなところを見せながらも早い時期から高いポテンシャルを感じさせるのが産駒の特徴で、直線の長い新潟外回りコースでそれがフルに活かされたといった趣があります。
◎・エフティチャーミー(13着)
道中は2番手グループの追走となりましたが、この馬の前半1000mが59秒2とキャリアやコース形態を考えるとかなりタフな流れを作った恰好で、直線では全く見せ場なく終わってしまいました。前走ダリア賞が中団より後ろからの競馬だったことを考えると、今回の走りは失敗だったと言えそうです。
キルトクール・シゲルイルカザ(6着)
道中は勝ったザラストロよりも少し前の競馬でしたが、直線での決め手勝負には加わることができませんでした。勝ち馬から0秒8離されての敗戦ですが、牝系を辿ると菊花賞3着のメガスターダムや2年前の新潟2歳S優勝馬マイネイサベルと同じ流れを汲んでおり、今後重賞戦線でしぶとい活躍を見せてくるかもしれません。
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