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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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銀を金に変えた馬 第148回天皇賞【秋】回顧
レース前日の雨・不良馬場から一変して晴・良馬場となった今年の天皇賞【秋】でしたが、ここ3戦続けて重賞で2着だったジャスタウェイが、昨年2月のアーリントンC以来となる重賞制覇を果たしました。

1着・ジャスタウェイ(父ハーツクライ)

2着・ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)

3着・エイシンフラッシュ(父King's Best)

(予想記事・114th forecast 「第148回天皇賞【秋】」(◎トウケイヘイロー)

※マイラーに幸あれ

今年の上位2頭はいずれも父に有馬記念優勝馬を持つ、阪神芝1600m重賞勝ち馬でした。東京の芝G1において、阪神芝外回り重賞勝ち馬はなくてはならない存在と言えますが、マイル重賞勝ち馬が天皇賞【秋】を制したのは2010年のブエナビスタ以来のことになります。ここ2年はシルポートが単騎逃げの形を打ったこともあってか、上位馬に来る馬たちの重賞優勝実績のほとんどが2000mを超える距離で残されていましたが、トウケイヘイローの良くも悪くも抑制の利いた逃げでは、長い距離で求められる資質とは違うものが問われたと言え、今後も単騎の逃げ馬が出てこないと、マイラータイプの馬が優位に立てるのではないかと思われます。

その一つの証左とも言えるのが、東京芝1800mで行われる毎日王冠出走馬による連対が8年も続いていること。今回は2009年以来となる、毎日王冠の連対馬2頭が共に3着以内に入ってくる結果となりましたが、今回勝利を収めたジャスタウェイは前走の毎日王冠において2年連続2着という記録をマークしています。これは、2008年優勝、2009年3着のウオッカと同じ形ですが、グレード制導入後の毎日王冠で2回連続3着以内に来て、なおかつその着順が同じだった馬は、この他にオグリキャップ(1着・1988年、1989年)、ナイスネイチャ(3着・1992年、1993年)の2頭で、いずれも2年目に結果を残した後にその年の秋のG1で一度は3着以内に来ており、その流れを考慮すれば、ジャスタウェイの上位進出は読み切れるポイントでした。

※秘密兵器・ジャスタウェイ

ラップタイム・12.6 - 11.3 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 11.5 - 12.2

さて、レース全体の総括を行っていきますが、コーナーのポケットからのスタートとなる天皇賞【秋】は、ここ2戦函館芝2000m重賞を連勝してきたトウケイヘイローがいつも通りの好スタートを決めましたが、直後につけてきたのが、昨年のG1・4勝馬ジェンティルドンナでした。ハナに立ったトウケイヘイローは過去の連勝時と変わらずに平均的に速いラップを刻み続けてきましたが、直線に入って早い段階で失速していき、そこからジェンティルドンナが盤石の形で抜け出しにかかるところを、中団よりやや後ろで追走してきたジャスタウェイが外から並ぶ間もなく抜き去っていきました。

勝ったジャスタウェイは、2着のジェンティルドンナに対して4馬身差をつけ、この着差は東京競馬場が改修された2003年以降では最も大きな差となります。こうした中で、ジャスタウェイ自身は天皇賞【秋】までに勝利したレースは新馬戦とアーリントンCのわずか2勝でしたが、ジャスタウェイの父・ハーツクライも有馬記念制覇までにわずか3勝しかおらず、その勝利も3歳春の京都新聞杯が最後のもの。一方で、G1の2着がジャパンC終了の段階で3回もあり、脚質について触れると、有馬記念前のレースではほとんど後方一気の作戦をとっていました。

しかし、ハーツクライの有馬記念制覇時には過去のレースとは一変した先行策でディープインパクト以下を負かすことに成功。かたや息子のジャスタウェイも基本的には後方一気の馬でしたが、前走毎日王冠で勝ったエイシンフラッシュをマークする形で中団に位置して上がり3ハロン最速をマークして2着入線を果たしており、今回もさほど前に馬を置かずに勝利を収めた形は、まさに父を彷彿とさせるような覚醒を見せたと言えます。一方で、2着に入ったジェンティルドンナと3着馬エイシンフラッシュとの差は2馬身の差があり、この2頭も存分に力を発揮しているようにも思われます。

なお、これは全くの余談ですが、今回勝利収めたジャスタウェイは、オーナーの大和屋暁氏がアニメでシリーズ構成を担当した週刊少年ジャンプ連載の「銀魂」に出てくるキャラクターが由来となっております。ジャスタウェイの父ハーツクライは大和屋氏が一口馬主となっていた馬で、大和屋氏の所有馬は全てハーツクライ産駒、なおかつその馬名は銀魂に関係するものが続いていますが、今回の勝利も含めて、大和屋氏が勝利したレースは全て福永祐一騎手によってもたらされたものであります。福永騎手は菊花賞に続いて2週連続のG1制覇となり、騎手として一皮むけてきつつあることが窺えますが、今後二人が日本の競馬界でどういったポジションを担ってくるのか、この辺りも追っていきたいところです。

◎・トウケイヘイロー(10着)

ペースの作り方を見て失敗と言えそうなのが、3ハロン目にマークした11.1のラップタイム。直後につけてきたのがジェンティルドンナだったこともあって、過去の重賞連勝時とは全く異なるプレッシャーを受けることになったというものが数字としてはっきり出てしまっており、これでは早々に失速するのも無理もないところです。逆に、ジェンティルドンナの懐の深さというものをはっきりと見せつけられた格好にもなりましたが、コーナー4つ以上のレースでは現状無敗であるため、今後どういったローテーションを組んで立て直しを図るか注目したいところです。

キルトクール・ダノンバラード(16着)

外枠16番枠から5番手追走の形をとりましたが、直線では全く見せ場なく失速。中途半端な先行馬にとって今回の結果は当然としか言えないところもありますが、雰囲気としてマツリダゴッホに近いものがあるので、有馬記念でどうなるか、改めてチェックを入れたい馬です。
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テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(予想レース) | 18:22:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
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