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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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短距離界は新時代へ 第30回マイルCS回顧
今年の6月に行われた安田記念ではマイル重賞未経験馬がワンツーフィニッシュを決めましたが、秋の芝1600m・G1であるマイルCSもまた、マイル重賞未勝利馬によるワンツーフィニッシュが成立。今年の春の天皇賞で2着になったトーセンラーがディープインパクトの初年度産駒としては初めて古馬になってからのG1制覇を果たし、昨年に続いてマイルCS連覇となった武豊騎手は、地方・海外合わせて”G1級”のレースを100勝としました。

1着・トーセンラー(父ディープインパクト)

2着・ダイワマッジョーレ(父ダイワメジャー)

3着・ダノンシャーク(父ディープインパクト)

(予想記事・117th forecast 「第30回マイルCS」(◎ダノンシャーク)

※淀が似合う男たち

今回の回顧は、まず武豊騎手について触れていきますが、1987年3月にデビューした武豊騎手が最初に勝利したG1は、翌1988年、昭和最後の菊花賞で、その時コンビを組んだのはスーパークリークでした。今年の菊花賞のCMでも取り扱われた馬で、1989年の天皇賞【秋】、さらにその翌年の天皇賞【春】を制していますが、スーパークリークが現役競走馬だった1990年までに武豊騎手が収めた中央競馬のG1勝利数は8つで、そのうちの3勝が京都競馬場でのものでした。京都競馬場のG1として最高峰に位置する天皇賞【春】では、1989年のイナリワンで勝利したのを皮切りに4連覇を果たして”平成の盾男”と呼ばれ、また、スーパークリーク、イナリワン、そしてオグリキャップという”平成三強”と呼ばれていた馬たちに全て騎乗し、そのコンビを組んだ全ての馬でG1を2勝以上したことで、まさに時代の寵児となっていった騎手でした。

一方で、メジロマックイーンの春秋連覇がかかっていた1991年の天皇賞【秋】ではその年から導入された降着制度によって当時G1では初めてとなる1位入線からの降着処分を受けたり、翌1992年はメジロマックイーンの天皇賞【春】連覇に貢献したものの、中央競馬の重賞勝ち鞍は1987年、2008年、そして昨年の2012年と並んでワーストとなる3勝に終わり、今年で5勝目を挙げた日本ダービーについては騎手生活12年目となる1998年のスペシャルウィークが最初であったりと、エリートなりの挫折も経験。重賞勝ち鞍ワーストタイとなった2012年の前年にあたる2011年には23年続いていた中央競馬のG1勝利記録も途絶え、落ち目に入ったかと思われましたが、昨年、初めてマイルCSを勝利したのがきっかけとなったのか、今年はマイルCSを含めて中央競馬の重賞を11勝と、2007年以来となる重賞二桁勝利数をマーク。その2013年に武豊騎手が最初に重賞制覇を収めたのが京都記念で、パートナーとなっていたのは今回のマイルCSでコンビを組んでいたトーセンラーでした。

そのトーセンラーは、クラシック三冠を武豊騎手とのコンビで無敗で制したディープインパクトの初年度産駒で、2011年のきさらぎ賞ではその年のクラシック三冠馬となったオルフェーヴルなどを相手に勝利を収めていましたが、今回の勝利も含めてここまでの4勝全てが京都競馬場の芝外回りコースです。父が最も多くG1を勝利してきた京都競馬場でその産駒がG1を制したのは、昨年の秋華賞におけるジェンティルドンナに次いで2頭目となりましたが、古馬混合の京都G1を制したのはトーセンラーが初めてであり、トーセンラーがいかに京都競馬場を知り尽くしているかという一つの証とも言えます。

※ダービー馬の血が短距離界も席巻する時代へ

今年の中央競馬における古馬が出走できる芝1600m以下のG1は、キングカメハメハ産駒のロードカナロアが高松宮記念、安田記念、スプリンターズSの3つを制し、残り一つとなったマイルCSをディープインパクト産駒であるトーセンラーが制していきました。マイル重賞未経験馬による春秋マイルG1制覇も大変な事ですが、それを21世紀の日本ダービー馬の子供が果たしたということは、日本競馬の歴史的に見ても大きな転換期ということにもなります。

今回勝利を収めたトーセンラーは、京都芝2400mの京都大賞典から800mの距離短縮で勝利を収めましたが、ディープインパクトの父であるサンデーサイレンスも、晩年の産駒にあたるオレハマッテルゼやペールギュントが高松宮記念で初めての芝1200m戦というキャリアながら激走しており、そういった距離短縮で化ける才能をディープインパクト産駒にも秘めている可能性があります。オレハマッテルゼ、ペールギュントは高松宮記念激走後の成績が芳しくなくなっていったため、トーセンラーにも同様の懸念がありますが、”京都競馬場”という軸を持っているトーセンラーが今後どういったキャリアを踏んでいくのかは、注意深く見ておきたいところです。

◎・ダノンシャーク(3着)

前半600mの通過が35秒1と、昨年と同じように入りがゆったりとしていた中で中団より少し前の競馬を展開。直線ではいつものように図太く伸びてきていましたが、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒3をマークしてきた京都巧者トーセンラーの外からの一閃に全く及ばず、ダノンシャークより少し前で同じような走りをしていたダイワマッジョーレの粘りにも屈する形となりました。春秋マイルG1で3着という結果を残し、年内のマイル重賞2勝馬としての意地は最低限見せられたといったところですが、今年6戦して一度も4着以下に沈んだことがなかった一方で、連対できたのがG3戦だけだったことを踏まえると、今後G1で大仕事を望むのは酷であると言えます。(複勝140)

キルトクール・クラレント(11着)

グランプリボスと並んでメンバー最多のマイル重賞3勝を誇っていたクラレントでしたが、道中は2、3番手にいながら、直線に入ると全く見せ場なく失速してしまいました。今回の上位5頭は、トーセンラー以外の4頭が今年の東京芝1600m・G1を経験してきた馬たちで、昨年の日本ダービー以来となるG1参戦となったクラレントには荷が重かったといった部分もありますが、5頭出走していたディープインパクト産駒に誰も先着できなかったばかりか、今回唯一サンデーサイレンスの血を持っていなかったサンレイレーザーにも遅れを取っているようでは、この先のG1で好成績を期待するのは難しくなりそうです。
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テーマ:レース回顧 - ジャンル:ギャンブル

レース回顧(予想レース) | 18:46:30 | トラックバック(0) | コメント(0)
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