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まつり駿楽

Author:まつり駿楽
血統、ベストパフォーマンス、実績の関係性を重視した競馬予想とクラシックの展望などをしています。2012年2月3日よりキルトクール株式会社の神官として入社。fc2小説ページの他、2019年11月2日より「駿楽牧場」にて執筆活動も展開しています。

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追跡・ステラウインド 「日本の競馬を変える一陣の風」
2014年が始まって早3日が経ちますが、改めて昨年の日本の競馬界全体を振り返った時、最も大きな盛り上がりを見せたのがオルフェーヴルとキズナ、2頭の日本ダービー馬が凱旋門賞に出走したことではなかろうかと思われます。結果は残念ながら地元の3歳牝馬Treveに勝利を譲る形になりましたが、2頭ともフランスでの前哨戦は見事に勝利を収め、特にキズナがニエル賞で競馬の本場である英国のダービー馬を相手に勝利したことは、今後の日本競馬において大きなターニングポイントであったように思われます。

そうした中で、今回の「追跡」で取り上げるのは、キズナの帯同馬としてフランスへ遠征したステラウインドです。ステラウインドは、昨年6月に1000万下特別を勝ち上がったばかりでありながら、オルフェーヴルが凱旋門賞の前哨戦に選んだフォワ賞に出走して5着に入り、次走のドラール賞ではフランス最強の中距離馬の1頭で、過去にジャパンCへの出走歴があるシリュスデゼーグルと対戦して7着という結果に終わりました。オルフェーヴルが引退レースの有馬記念を勝利した翌日の中山競馬場で行われた1600万下特別・クリスマスCに出走して2着に入り、今後どのように遠征の経験が生きてくるのかに注目していきながら、今回の話を進めていきます。

※単なる物見遊山にあらず

エルコンドルパサーが日本調教馬として初めて凱旋門賞連対を果たしたのが、今より15年前の1999年の出来事。その後、凱旋門賞に出走してきた日本調教馬は昨年のオルフェーヴル、キズナを合わせて延べ12頭(参考記事・追跡・オルフェーヴル&キズナ 「2013年凱旋門賞から始まる話」)となっていますが、彼らに同行していった、いわゆる帯同馬と呼ばれる馬たちがその後の日本の重賞で活躍した例というものを、下記にまとめました。



◇凱旋門賞以外の凱旋門賞ウィークエンドレースに出走した日本馬で、その後の重賞勝ち鞍がある馬【2000年以降】

イーグルカフェ…ジャパンCダート(当時は中山ダート1800m)

ピカレスクコート…ダービー卿チャレンジトロフィー

ナカヤマナイト…オールカマー、中山記念



上記のまとめに出てきているイーグルカフェはマンハッタンカフェの、ピカレスクコートはディープインパクトの、そしてナカヤマナイトはナカヤマフェスタの、それぞれの帯同馬としてフランス遠征を敢行し、実際にフランスのレースにも出走してきましたが、彼らに共通して言えるのが3歳時に重賞への出走歴がある馬ということでした。特に、ステラウインドと同じくドラール賞へ出走して3着となったイーグルカフェは、過去にNHKマイルC優勝を果たしたれっきとしたG1ホースで、帰国初戦となったジャパンCダートをランフランコ・デットーリ騎手とのコンビで制す形となりました。今回のステラウインドに関して言えば重賞こそ未勝利ではあるものの、ダービートライアルである青葉賞で3着という実績があり、3歳時には重賞で3着以内に入ったことがなかったピカレスクコートよりは一枚上手の馬である可能性は高いと思われます。

ただし、上記のまとめで名前が出てきた3頭は全て同厩舎の帯同馬であり、キズナとは異なる厩舎からの帯同馬としてフランス遠征を敢行したステラウインドが今後どれほどの成長を見せるかは未知数と言えます。

※秋の古馬王道G1を3連勝した父を持ち…

昨年のステラウインドは、国内戦に限れば3戦2勝、2着1回というほぼ完璧な実績を残してきました。いずれも条件クラスの特別戦でしたが、ゼンノロブロイ産駒が芝の特別戦を勝った時の2着馬がどんな種牡馬の馬だったのかを検証してみました。



◇ゼンノロブロイ産駒が芝の特別戦を勝利した時の2着馬の父【2回以上ある馬限定・重賞以外】

マーベラスサンデー(6頭)

ステイゴールド(5頭)

ハーツクライ(5頭)

ジャングルポケット(4頭)

マンハッタンカフェ(3頭)

キングヘイロー(2頭)

シックスセンス(2頭)

ネオユニヴァース(2頭)



ゼンノロブロイ産駒が重賞以外の芝の特別戦を勝利しているのは50戦ありますが、その中で2着馬の父として複数回名前を連ねているのが、上記のようなまとめとなりました。

このまとめにおいてトップスリーを担うことになったマーベラスサンデー、ハーツクライ、ステイゴールドの3頭は、いずれも自身の現役時代、あるいは産駒が宝塚記念、もしくは有馬記念を勝利していました。ゼンノロブロイ自身が有馬記念のレコードホルダーということもあるのか、産駒にも中山競馬場に対するコース適性の高さが伝わっているかと思いきや、ゼンノロブロイ産駒が勝利している重賞9勝のうち5勝が東京競馬場でのもので、現役時代に東京芝2400m・G1を2勝しているジャングルポケットがトップスリーの後では最上位にいるのはそういった部分もあるのではないかと見ていますが、どちらにせよ、サンデーサイレンス系の種牡馬としては長距離寄りに適性がシフトしているところはあります。

また、ハーツクライ、シックスセンス、ネオユニヴァースの3頭はいずれも現役時代は社台レースホース所有馬として活躍した馬ということもポイントの一つ。ディープインパクトやキングカメハメハといった一瞬のスピードに長けているタイプよりも総合力で勝負するタイプと相性が良いと言えそうですが、その中ではやや異質と言えるのがキングヘイロー。キングヘイロー産駒が勝利した中央競馬の重賞7勝のうち5勝が1600m以下のレースということで短距離傾向が強い種牡馬ですが、ゼンノロブロイ産駒が芝の特別戦を勝った時の2着の回数が多いマーベラスサンデー産駒は、6回中3回が母父がキングヘイローの父であるダンシングブレーヴのホッコーブレーヴが記録したものです。ダンシングブレーヴは現役時代に凱旋門賞を勝利していますが、そういったことを鑑みるに、今後ゼンノロブロイ産駒で優秀な馬が出てきた場合は、海外のビッグレースでも大きく飛躍する可能性があり、その意味では一度海外競馬を経験したステラウインドの今後の成長ぶりが非常に楽しみです。
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テーマ:中央競馬 - ジャンル:ギャンブル

馬雑談【追跡】 | 22:32:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
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